Naissance Des pieuvres(2007/フランス)【DVD】
監督・脚本: セリーヌ・シアマ
出演:ポーリーヌ・アキュアール/アデル・ヘネル/ルイーズ・ブラシェール/ワレン・ジャッカン
少女に恋した 少女の夏
はじめての 痛み
きれいな邦題ですが、原題は「蛸(タコ)の誕生」!
高尚すぎて意味不明、、
フランスの大女優ジャンヌ・モローが大絶賛したという作品。
弱冠27歳の女性監督が実体験に基づいてつくったデビュー作。
キャッチコピーどおりな内容。タイプが違う3人の女の子が登場。
15歳のマリーはシンクロナイズド・スイミングの大会で、上級生のフロリアーヌに恋をする。
美人で男関係が盛んだと噂され、同性から嫌われているフロリアーヌ。
でもマリーにとっては、フロリアーヌの美しく大人びた肉体にあこがれるんです。
自分も10代前半は痩せぎすだったんで、マリーの気持ちがわからなくもない。早熟な子がうらやましいんだよな。
マリーはフロリアーヌとつきあうようになり、彼女が捨てたゴミの匂いを嗅いだり、リンゴの食べカスまで食べちゃう・・。
彼女と一体化したいという思いでしょう。
男性たちを挑発するフロリアーヌの姿をうつろな目でみつめるマリー。
魔性の同性に恋をしてしまった複雑な乙女心・・・
もうひとり、マリーにはアンヌという友達がいるんだけど、太り気味でイケてない女の子。
この子が滑稽というか、みてて痛すぎ。。
何しでかすかわからない危うさがあるんだよね。
実はフロリアーヌにも悩みがあり、マリーに秘密のお願いをする。
これをひきうけるマリー・・・。 びっくりしたんだけど、指ってのは・・・!?
この時期って大人へのあこがれ、性への好奇心など妄想はふくらむばかり。他と違うことにコンプレックスをもったり、一番傷つきやすいこの頃。女の子といってもいやらしさは“オンナ”。
欲望まっしぐらな3人に言いたいのは“自分を大切に”ってことかな。
人を選ぶ作品かも。
変な期待をしながら観たせいかひきこまれました。笑
★★★☆(5段階☆は0.5)
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