小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
コメント、TB大歓迎です!

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グウィネス・パルトロウ主演作2本

2006-08-30 | 俳優・女優別
今日は女優さんをピックアップした映画の記事を書いてみました。

グウィネス・パルトロウは、なんとなく好きな女優さん。出演作は私の好きな作品ばかり。
「Emmaエマ」「恋におちたシェイクスピア」
「スライディング・ドア」「抱擁」
「愛しのローズマリー」・・・
自然体な演技、着こなしがうまいのでファッションも楽しませてくれますね。
彼女主演の最近観た映画の感想です!

プルーフ・オブ・マイ・ライフ Proof(2005/アメリカ)
公式サイト

舞台劇「Proof」の映画化。
投げやりな人生を送っている方におすすめ!
数学の話がでてくるのかと思ったら違ってたな~。
ほとんどが家の中で繰り広げられる心理劇ですね。
著名な数学者の父親を亡くしたキャサリン(グウィネス・パルトロウ)の人生再生の物語。

病気の父の面倒を一人でみていたキャサリン。
肉親の死は家族にとってストレスになる。喪失感もあり立ち直れない人もいるんです。
自分ではどうすることもできない人生。
かといって人にすがるのも嫌。やけをおこしてみたものの自分の人生は自分で切り開かなければ!
ひとつひとつ、ゆっくりと・・・・
物語を読んでいくドラマではなくて、会話を読んでいくドラマだと思いました。
ジェイク・ギレンホールがキャサリンを励ます数学オタクの青年(理数系にはみえない?)役。
チャーミングで優しくて素顔に近いのかな~

グウィネス評
当時、グィネス自身の父親を亡くしたばかりで、その悲しみが投影されているのかもしれない。
役柄上、ハツラツさが感じられなくていつも怒ってるか、ふさぎこんでます・・・スポーティなファッションも似合うグィネスだね



シルヴィア Sylvia(2003/イギリス)
公式サイト


実在の人物、ピューリッツァー賞を受賞した作家シルヴィア・プラス(グウィネス・パルトロウ)の半生。
詩人になりたいと夢見た女性が、結婚し家族にも恵まれるが、いつのまにか人生の歯車が狂ってくる。詩人として活動していきたい。でも愛する夫もいてほしい。
今から50年ほど前のお話。その時代では進んだ女性ですね。

イギリス人の詩人テッド・ヒューズと結婚するのですが、同業者同士が結婚すると、ライバル意識も生まれるんでしょうね。
家事や子育てに追われ、詩が書けない苛立ち。そして夫が浮気をしているのではないかと疑い出す。
皮肉なことに、その時期にすばらしい詩を生み出すのです。
でも夫婦の間に決定的なことが起き、悲劇を迎える・・・
寒いイギリスの貧しい生活、子供をかかえながらシルヴィアは未来をどう望んでいたのかな。

グウィネス評
ヘアスタイルをくるくる変えてますね。
精神的に追いつめられていく役柄で、友人夫婦の妻に嫉妬するのですが、みていて辛くなるほど演技にのめりこんでいました。シルビアの母親役に実母であるブライス・ダナーが出演してます。

注目は夫テッド・ヒューズを演じた次期ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグ!
「ジャケット」を見たときは、ええ!!!この人が~??と思ったけど、今回見直しました。
男っぽくてセクシーな方デス!
「007/カジノ・ロワイヤル」公式サイトが楽しみ。

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スーパーマン リターンズ

2006-08-27 | サ行の映画

Superman Returns(2006/アメリカ)【劇場公開】

ぜひ劇場で観ることをおすすめします。
同じ2時間半の「パイレーツ・・・」の時は中だるみしたけど、今回はあっというまでした。
地球を救う超人的ヒーローの帰還物語。
人間を愛してしまったスーパーマンの苦悩も描かれていて、恋愛ものとして泣いてしまった~
主演のブランドン・ラウスの清潔感あふれる端正なスーパーマン姿は完璧!!
CGがスーパーマンキャラをうまく体現しています。

●ストーリー●
地球から突然消えたスーパーマン/クラーク・ケント(ブランドン・ラウス)は自分の居場所を探していたが、自分の生まれた星クリプトン星は消滅。
故郷は地球しかないと悟った彼は5年ぶりに戻ってきた。
だが彼を待っていたのは激しい現実。永遠の恋人ロイス(ケイト・ボスワース)は子供もおり婚約者リチャード(ジェームズ・マーズデン)もいた。宿敵レックス・ルーサー(ケビン・スペーシー)は刑務所からまんまと抜けだし、人類を標的にした破壊計画を企んでいた。
その試みのせいでロイスの乗った飛行機が地上に落下、スーパーマンは助けにいく・・・


この前、TVで1作目を観たので、背景がよくわかりました。
自分が生まれた星は消え、父に教えられたとおり、地球を救うため、人間を正すために5年ぶりにかえってきたスーパーマン。しかし自分の居場所はないのです。
5年経てばそりゃ変わる。
最初の見どころのロイスが乗った飛行機が火を噴きながら落ちていくのを、スーパーマンが間一髪でくい止めるシーンは、大迫力。
そこが野球場で観客から大歓声と拍手は、アメリカンヒーローならでは。


スピード感がある飛行は美しく、マントをひるがえしながら、大気圏の外で地球を見下ろすスーパーマンはどこか神々しいです。
変わりつつある地球・・・でもスーパーマンの志は全く変わってないのよね。


人間関係ではロイスの描き方は複雑。
今もスーパーマンを愛しているけど、自分には子供もいるし、フィアンセもいる。
一途なスーパーマンの愛を受け入れることはできない。
といっても変身したクラーク・ケントの時はロイスをつけまわすストーカーですけど^^;


ロマンチックと思ったシーンは、ロイスが背伸びしてスーパーマンの足の甲に裸足でのり、抱き寄せられ垂直にのぼっていき、そして二人で飛行するところ。
久しぶりにスーパーマンの筋肉質な体にふれ、ぬくもりを感じる・・・とロイス。
みつめあう二人・・・
サヨナラを言わずに去ったのは辛いから言えなかった・・・とスーパーマン。
スーパーマンが積極的になれないのは、自分が異星人というのもあるよね。
大人の恋愛というか、苦しい恋ですね。

スーパーマンは女性の理想の男性かも。
余計なことは言わない。いつも見守ってくれる。苦しい時にはすぐに助けにきてくれる頼もしい人。でも生活感はないし、年中タイツ姿だけれど(笑)

全体の感想はつっこみどころもあるけど、それを感じさせないほど面白かった。
多少の余分な部分はあったけどね。
スーパーマン、ロイス、フィアンセのリチャード、この3人の苦しい胸のうちがうまく描かれていて、悪党との対決以外に話に膨らみを持たせたのがよかったかな。

それにしても、スーパーマンの並外れたパワーに驚いてしまう。
弱点はあるけれど、ここまで凄いとは・・・!!
まあ宇宙人だもんね。
飛んでいるところよりも浮遊してるスーパーマンが印象的でした。


キャストではスーパーマン役に大抜てきされたブランドン・ラウスは先代のクリストファー・リーヴに風貌、体つきがそっくり。それで選ばれたんでしょうね。
肌もなめらかそうだにゃ
はじめての映画出演とは思えないほど、堂々と演じてましたねえ。
最近婚約したとか・・・残念!
しっかり者ロイス役チャーミングなケイト・ボスワース、フィアンセ役の『X-MEN』シリーズのサイクロップスことジェームズ・マーズデンも好演。
ケイトは黒髪だとまったく印象が変わります。
ルーサー役ケビン・スペーシーは余裕があった。コミカルだけど凄みを感じさせる。
スキンヘッドは「セブン」以来?

「おやすみ、ロイス!」と優しく声をかけて飛んでいくスーパーマン。
鋼鉄の男ですが、ブランドン・ラウスの風貌と同じくスイートでもあるヒーローでした。
次回は(ネタばれ)父と息子の話かな?


(甘めで)★★★★★(5段階☆は0.5)

「スーパーマン リターンズ」公式サイト

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南極物語

2006-08-23 | ナ行の映画
Eight Below
(2006/アメリカ)
【DVD】

犬好き(猫も好き)、ポール・ウォーカーファンなのでDVD購入いたしました~

1983年製作、高倉健主演の実話映画をディズニーがリメイク。
犬達の健気な演技にジワ~とくる。
犬好きにはたまらない作品。
オリジナルに比べて、重みのある感動は感じられないけど、犬と人間が一体になったハッピーな物語に仕上がっています。
安心して観られますね。

●ストーリー●
米国科学財団・南極基地。ジェリー・シェパード(ポール・ウォーカー)は、南極ガイドとして働いていた。
しかし悪天候と思いがけないアクシデントで、急遽基地から撤退せざるをえなくなり、犬達を置き去りにすることになる・・・。
いつまでたっても主人は戻ってこない。
「必ず戻る!!」主人の言葉を信じて、犬たちは南極の大地へ走り出す。
そこには過酷な大自然との闘いが待っていた。




動物映画はウルウルしてしまうので、家でこっそり観る事にしています。
冒頭、犬達が雪の中からムクッと顔を出すところがかわいい
犬ゾリのリーダーは女の子のマヤ。
期待の若手のマックスは「動物のお医者さん」のチョビ似~(笑)

オリジナルの15匹の樺太犬は8匹のシベリアン・ハスキーに変更。
別物とみてもいいでしょう。
私から見ると、ちょっと物足らない気もしますけどね。
でもオリジナル見たときは、いくら映画とはいえ、犬がかわいそうだったので
今回はお子さまも見やすい映画になってます!
オリジナルでも犬達とオーロラのシーンがありましたが、今回は犬達が地面の雪に反射するオーロラと戯れています。



とにかく犬の繊細な動き(首をかしげたり、後ずさりしたり)に感心しきり。
脚本にあわせて人間が動きを支持するのだけど、まるで犬がストーリーを考えながら自然に動いているよう。

劇中、南極にやってきた科学者が、誤って足をすべらせ海に落ちてしまいますが、マヤが伏せをしながら綱をかけにいくシーン、犬同士で助け合うシーンは思わずほろっ。
メーキングでトレーナーや俳優らに頭をなでられている犬達はほんとに嬉しそうです。
主演のポール・ウォーカーとの相性もバッチリ!
わかってはいるけれど、再会シーンは良かった!良かった!って心から思います。

犬の逞しさ、愛らしさにあふれるディズニーらしい映画でした。
「皇帝ペンギン」でもペンギンの肉体的強さに驚きましたが、動物の強い生命力は人間の予想をはるかに越えていますね。



オリジナルの話を少し。南極で撮影した映像、高倉健の渋い演技が印象的でした。
「ブレードランナー」「炎のランナー」のヴァンゲリスの音楽が、神秘的で奇跡の物語にぴったり合っていました。

「Eight Below」公式サイト

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管理人バトン

2006-08-20 | バトン

↑私の大好きな映画の1シーンです♪


久しぶりにバトンがまわってきました。
映画でココロの筋トレアンマリーさんから受け取りました。

アンマリーさんは私のしらないジャンルの映画を多く見ていらっしゃって、
笑いもちりばめ、色文字や絵文字をうまく使って、とても読みやすいです。
がんばってる女の子が登場する映画が大好きというのが、ブログから伝わってきますね♪
みなさんもぜひお邪魔してみてくださいねー

ではいってみましょうー!!

※バトンを受け取った方は下記にHNの記載をお願い致します。
新空ちはら→佐和コウイチ→吹雪→こめパン→ユウ→お粥→めるし→卯川アキコ→天音→神崎→憂→gee→広谷→青江→スロウ→和神→みう→だいやん→みっちー→瀬川未久→なべしまかおる→J美→なぎさ →AnneMarie →アイマック。

●貴方のHNを教えて下さい
アイマックと申します。
単純にiMacを使っているからですね(;´▽`
このHNは、2004年から利用している松井秀喜の掲示板で使っているHNなのです。
今思うと、洒落たHNにすればよかったとちよっと後悔・・


●貴方のサイト名を教えて下さい
「小部屋日記」といいます。
由来はこれも松井秀喜掲示板ですが、女性ファンの方と松井の恋愛話、MLB選手のルックス(イケメン探し)などを話すうちに、「淑女の小部屋」などとタイトルをつけ、それを勝手に拝借しちゃいました。

●いつからこのサイトを始めましたか?
このブログは2006年5月7日からですが、その前に2005年11月19日に同じタイトル名ではじめたんですが(旧はこちら)今年になって不具合が多くなり、今のブログに引っ越しました。
旧はそのままで、TBは受け付けていますので(コメント欄はスパムが入ってくるようになったので止めました)こちらもよろしくお願いします!!
エキスポートしようと思ったのですが、おしゃれなデザインなので名残惜しく残しておくことにしました。

●管理人歴はどれくらいですか?
9か月ですかね。

●サイトのジャンルや属性について割と詳しく説明して下さい
主に映画です。たまに本や音楽も書くつもりではいますけど。
ブログをはじめた当初は、松井秀喜のファンなので野球のことも記事にするつもりでしたが、情報にうとい私は無理と判断・・・映画主体になりました。
洋画を多く観ますが、ブログをはじめてそれぞれ違う感想を聞けて、また仲間ができることはいいですね。
皆様、いつもTB、コメントありがとうございます!
これからもよろしくお願いします。

●訪問者様に是非行くべきだ!!と貴女がオススメできるサイト様を
私がいつもお世話になっている方を含め、オススメできるサイトは星のようにあります。
いつも勉強になりますね。
古くからおつきあいしている方をご紹介。

ボネットさんのサイト(ブルーボネットの大地に魅せられて
同じ松井秀喜ファンでテキサス在住のボネットさん。健康的なスポーツウーマンでもあります。松井秀喜、MLBの情報、テキサスでの暮らしを綴っています。ゲームの実況もこなしてますよ。ハリウッドのお話もありです。

ろびんさんのサイト(おじいさん.OR DIE TRYING.
シカゴ在住のホワイトソックスファンのろびんさん。MLBの詳しい情報はもちろん、新作映画のレビューは要チェックです。シカゴの街も紹介されています。

伽羅さんのサイト(映画とはずがたり
映画レビューを精力的に書いていらっしゃる伽羅さん。いつもうならされています。
新作から旧作、ジャンルも広くて参考にさせていただいています。
丁寧で、自分が理解できなかったことも説明してあります。頼もしい方ですよ~

テクテクさんのサイト(水曜日のシネマ日記
いつもバトンをいただきながら忘れた頃の更新で、申し訳ないです。
テクテクさんの批評は鋭くて、違った視点でとらえてて、なるほどな~と感心するばかり。
ちがった見方の映画評はためになりますね。

nonさんのサイト(王様の耳はロバの耳
日々の出来事を楽しく綴っているnonさん。グルメの記事はおいしそうです!
映画レビュー、ショッピング、お土産、いろいろなイベントの記事も豊富ですよ。

●貴方のお知り合いの管理人様に繋げるだけ繋いで下さい。ジャンルは問いません
松井秀喜の掲示板のお仲間の星さん(ひとりぼっちの星ちゃん)にお願いします!

お笑いネタが好きな面白い方です。お笑い系番組のお話、画廊、読書、趣味が多彩ですね。
星さん、どうか繋げていってください!

よろしくお願いしまーす!
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綴り字のシーズン

2006-08-18 | タ行の映画
Bee Season
(2005/アメリカ)
【DVD】

宗教的要素が強い作品なので、日本人にはなじみにくいかな。
仏教徒リチャード・ギア、はまりすぎ(映画ではユダヤ教徒)
タイトルから素朴でアットホームな内容と思いきや、ミステリータッチでしたねえ。
難解な部分あり。

●ストーリー●
大学教授の父ソール(リチャード・ギア)、科学者の母ミリアム(ジュリエット・ビノシュ)そして優秀な兄アーロンに囲まれた11歳のイライザ(フローラ・クロス)は、スペリングコンテストで驚異的な能力を発揮する。
才能を伸ばそうと父はイライザに夢中になる。だがそれ以来、家族の関係が壊れていく。
いつも黙ってどこかへ出かける母。嘘をいって彼女と会っている兄、そんな家族を心配するイライザ。
そしていよいよ全国大会に出場することになったイライザは最後まで勝ち残るのだが・・・・




スペリング・コンテストという大会がアメリカではあるのですね。
はじめて知りました。

家庭崩壊を11歳の娘が救うお話。
自己中心的、自信家の父に、家族が反発できず、しまいに暴走してしまう。
母親が万引きする。兄はユダヤ教神秘主義に傾倒する父親に反発し、他の宗教に走るのも、まあわからなくもないが。
兄のガールフレンドに新ロイス・レインことケイト・ボスワースが演じてます(ヒンズー教徒で登場)

一見、争いのない普通の家族。ですが笑顔も外見だけ。
この作品の重要な部分で、ユダヤ教の教え=言葉は神であるというのが、日本人からすると理解不能。この教えを父親が娘に信じ込ませるのですが、まるでマインドコントールしてるようで・・・

見どころはコンテストでイライザが目をとじ、スペリングを一字、一字唱えるシーンでしょうね。
クライマックス、ワシントンでの全国大会でイライザは難なく勝ち進む。
期待する父!
そして最後の問題が・・・なんと日本語なのです!!
この場面は私もイライザと一緒に口に出してしまいました。
さて、彼女は優勝したのか!!
家族の行方がかかっている重要なシーンで、ネタばれになるので、ここでは言えませーん^^

何気ない言葉で人間は傷つくこともある。
父親が放つ言葉で家族が苦しんでいるとは、父親本人はわかっていないのです。
その家族を救ったのは、娘が家族を思う、心が込められた、たった一字のスペル。
不思議な感覚の作品でもありました。

イライザ役のフローラ・クロスちゃんは、利発な佇まいでこの物語にぴったりですね!

「綴り字のシーズン」公式サイト

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ユナイテッド93

2006-08-13 | ヤ行の映画
United 93
(2006/フランス=イギリス=アメリカ)
【劇場公開】

2001年9月11日の同時多発テロで4機がハイジャックされ、3機はターゲットに到達。
これは4機目の再現ドラマです。
結末をわかっていても、見応えがありました。
「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラス監督が遺族、管制官の証言をもとに描いています。
どうしてこんなことが起きてしまったのか。
世界中の誰もが考えなくてはいけません!

●ストーリー●
2001年9月11日、ニューアーク空港発サンフランシスコ行きのユナイテッド93便は、予定時刻より30分ほど遅れて離陸しようとしていた。
乗員乗客44名。その中にテロリストが含まれているとは誰もしらなかった。
最初の異変はボストン管制センターが気づいた、アメリカン11便の交信不能とハイジャックされたということ。
その後、世界貿易センターへ飛行機が激突したニュースが。それがアメリカン11便だった。
そして今度はユナイテッド175便が南棟へ激突。誰もが言葉を失う。
その頃、ユナイテッド93便の機内では朝食が出されていた。突然テロリスト達が行動開始。操縦室を制圧。
機内は混乱する・・・


そのときの記憶が蘇ってきました。ちょうど夜の10時からのニュースを見ようかとTVをつけたら、世界貿易センターから煙が出ているライブ映像。
火事なのか?その時、横から飛行機が突っ込んできました。一体何が起きたのか・・。
その頃、このユナイテッド93便は快適な飛行をしていたのです。

冒頭からテロリストたちの祈りがはじまる。命をかけて仕事を遂行しなければいけない。
この作品は両方の立場になって映像化してますね。
テロリストたちの異様な目の輝き、必死さが伝わってきて緊張感がただよっている。
快晴、さわやかな朝、快適な旅であったつもりが、こんな悲劇が待っているとは誰もしらない。

出演者のほとんどは無名の俳優を起用。もしくは実際の管制官が出演しています。
はじめに標的にされた1機目が応答しなくなり、緊急体制がとられる。
ボストンなどの管制センターはパニック状態だったんですねえ。
これは内輪の話なので、とてもリアルでした。

もし自分が乗っていたら・・・と考えてしまう。
みんなケータイで自分の家族や知人に連絡。
やがて他の旅客機も乗っ取られ、ビルに突っ込んだことも知る。
もう着陸することはないだろうと悟る乗員乗客たちは、決死の覚悟を決めるのです。
家族に最後の言葉を伝える乗客たち「愛している、ありがとう」



カメラの振れはその場にいるような感覚を覚えます。
やがて乗員、乗客たちは知恵とそして勇気をもって、被害を最小限に食い止めようと、犯人たちに最後まで抵抗したのです。墜落するまで・・・
暗転そして静寂。
この最後の部分はボイスレコーダーから推測したんでしょうかね。
再現といっても、当事者はみな亡くなっているわけで、想像の世界でもありますが心が痛みます。



世界中ではテロの恐怖にさらされている。3日前もロンドンで未遂に終わったテロがありました。
私たちが住む日本も同じです。
映画のパンフのキャストの部分は、乗員乗客、テロリストたちの本人の名前、その横に演じた俳優の名前が記されていました。日本人の方も一人含まれています。

テロリストたちの祈り、乗員乗客たちの祈り、同じ祈りでも隔たりがあることが印象的でしたね。

★★★★★(5段階☆は0.5)

「ユナイテッド93」公式サイト

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愛についてのキンゼイ・レポート

2006-08-12 | ア行の映画
KINSEY
(2004/アメリカ)
【DVD】

人には聞けない言えない、性行動を全米18,000人から統計をとり、研究したキンゼイ博士の半生。
これ良かった~
興味本位に見てしまいがちな題材ですけど(私もそう。。)人間の性を科学の目で研究した博士の徹底ぶりは恐れ入る。
博士の妻との愛の物語でもありますね。


●ストーリー●
幼いときから好奇心旺盛で、徹底的に調べたがり屋のアルフレッド・キンゼイ(リーアム・ニーソン)。
ハチ研究家でもあり生物学の助教授であったキンゼイは、新婚当初、夫婦生活がうまくいかなくて、医者に行ったのが全てのはじまり。
学生から性の相談も受けたこともあり「結婚講座」を開く。
この分野に関して未知な部分が多いと知ったキンゼイは、助手を雇い、聞き取り調査をはじめる。
だが、行き過ぎた行為にとられ、非難と中傷。
資金援助も中止され、キンゼイは窮地に追い込まれる・・・・
しかし、どんな時でも傍らには妻クララ(ローラ・リニー)の姿があった。




「私は普通でしょうか」・・・誰にも聞けない性の話。
私もこの映画見て、そうなんだー!!って感心しきり(笑)
みな個人差があるということですね。
性を科学の目で見ているので、まったくエロくはないです。

時代は今から50年前のアメリカ。
性行動について偏見がはびこり、まちがった認識を植え付けられていることを知ったキンゼイは、このままではいけない!と思い、統計をとろうとインタビュー形式の調査をおこなう。
下ネタを真面目に答えている人々のインタビューは、正直クスッと笑ってしまう。

博士は同性愛についても興味を持ち、男性の助手とも関係を持ってしまうのは驚き(研究熱心デス・・・)
成り行きを妻に正直に話し、それを受け止めた妻もすごい!!
この二人には隠し事がなかったみたい。

その後、行為の場面をフィルムにおさめるなど、その研究は徐々にエスカレートしていく。
キンゼイの長男は父親のことを変人だとののしり、性に関してオープンな家族に嫌気がさし、家を出てしまう。

助手達を研究実験の対象に使い、助手同士の夫婦関係を壊してしまう。
助手曰く「博士は冷酷だ!」
冷静な科学者の目が、まわりを混乱させてしまうのです。
性行為という快楽の先には愛もあるわけで、心も存在しているのです。

博士の本はセンセーションを生むのですが、その後バッシングをうけ、キンゼイは失意のどん底に。
そして最後となる一人の中年女性へのインタビューで思いがけない言葉が・・・
「あなたの本のおかげ。命の恩人」(うるうる)
博士の研究は無駄ではなかったのです。

二人で森を散歩中、妻の姿が見えなくなり、キンゼイは妻の名を呼ぶ。
「ここよー!」
自分を見失いそうになる時、妻はいつでも包み込んでくれた。
いい話だあああ。(´▽`)
子供たちとのその後を知りたかったですね。

キンゼイ役リーアム・ニーソンも良かったですが、妻役のローラ・リニーがとてもいいです。
助手たちにクリス・オドネル、ピーター・サースガード、ティモシー・ハットン。
よくできたドラマでした!
性についての博士の信念と探究心は現代に応用していってほしいですね。

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歓びを歌にのせて

2006-08-09 | ヤ行の映画

SA SOM I HIMMELEN
(2004/スウェーデン)
【DVD】

人間くさいドラマ。人と人とが歌によって共鳴しあう。
人は生きていく中で居場所が必要なのです。
希望にあふれた物語。
歌は素晴らしい!

●ストーリー●
著名な指揮者ダニエル(ミカエル・ビュークヴィスト)は演奏後、倒れてしまう。
あらゆるプレッシャ-、疲労から心臓はボロボロになっていた。
疲れ果てたダニエルは生まれ育った村に戻る事にした。
古い学校を借り、自然と隣り合わせの静かな暮らし。
ひょんなことから村の聖歌隊を引き受けることになる。
その聖歌隊にはいろいろな悩みをかかえている人たちがいた。
外界から現われたダニエルの常識をやぶったふるまいで村の人たちも変化をみせる。
だが、不快感をしめす者もいて、ダニエルの邪魔をしようとするのだが・・・




小さな村にやってきた有名な音楽家。
この村の人たちは歌が大好き。
若者から年寄りまで世代もバラバラ。それぞれ人生の苦しみ、哀しみも味わっている。
歌う事でみんなと分かち合う事ができる。
でもほんとの気持ちは胸にしまったまま。
夫からの暴力におびえる妻、容姿のことがトラウマになっている男性、妻子ある男性に騙され傷ついている女性などさまざま。

音楽家の幼い頃からの夢は、人の心を開くような音楽をつくること。
素朴な人たちの心に触れ、ダニエルの中で芸術家としての意欲が高まってくる。
今まで内にしまっていたものが、歌によって吐き出される。

でも変化を拒む者もいる。
教会の神父は今までみんなから、尊敬されていると思っていたのに、ダニエルのおかげで自分の居場所がなくなってしまう。
新しいものを排除しようとする傲慢さと嫉妬に、妻も飽きれてしまう。
人間は複雑です。

心臓病を煩っているダニエルは、いつも怯えと闘っていたが、
村の女性によって、はじめて心を開くのです。
今生きてる歓びを感じるダニエル。
自分を必要としてくれる人たちがいる。
人間は一人では生きていけないもの。

そして練習の成果がコンクールで試される時がくる・・・

ラストはジワジワと感動させます♪これも歌の力。
ハリウッド映画とは違うエンディングではありますね。

暴力におびえる妻役のヘレン・ヒョホルムはスウェーデンの国民的歌手。
その歌声に聞き惚れましたね~
北欧の歌手は一時期ブレイクした時があって、メイヤが好きでした。

長くて寒い冬、緑がまぶしい夏。
北欧らしいぬくもりを随所に感じました。

「歓びを歌にのせて」公式サイト

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ゲド戦記

2006-08-07 | カ行の映画

(2006/日本)
【劇場公開作品】

世界三大ファンタジーのひとつと言われるアーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」がアニメとなって登場。
生と死がテーマかな。
原作を読んでいないので、なんともいえないのですが説明不足でした。
宮崎駿監督の息子さんが監督ということで、どうしてもお父さんと比較されてしまいますね。

●ストーリー●
アースシーという世界の均衡が崩れつつあった。
偉大な魔法使いハイタカ(真の名:ゲド)は、災いの源を探すため旅をしているが、途中、エンラッドの王子アレンに出会う。
アレンは父王を殺してしまい、自分の影に脅えているのだ。アレンはハイタカについていくことになった。
街では、生きる目的を失った人々であふれていた。
ハイタカとアレンはハイタカの昔の知人テナーの家に身をよせる。
その家には顔に痣のある少女テルーがいた。自暴自棄になるアレンを嫌うテルーだったが、自然の中で黙々と汗を流して働くアレンに、いつしかテルーも心を開くようになる。
その頃、クモという魔法使いがハイタカ達を追っていた・・・



↑左からハイタカ、アレン、テルー


ストーリーがつかみきれなかったです。
王子アレンは父王を殺すのですが、その理由がイマイチはっきりしない。
“真の名”とはどういう意味があるのかな?
親に捨てられたテルーの詳しい生い立ちも知りたかった。

全体に陰鬱さを感じました。絵が昔のアニメみたいです(それはそれでいいと思う)
強烈な個性のキャラがいないのが、メリハリに欠けるせいかも。
ハイタカはいいとして、アレンについては中途半端な描き方でした。
アレンは、突然、人格が変わりキレるのは今の若者みたい。
この作品は現代に置き換えられるかも・・・

言いたいことは伝わってきたと思う。
人間は生きることに価値がある。
クモという魔法使いは永遠の命を手に入れるために、悪いことをしようとしている。
死があって、生きる意味がある。
クモが、死ぬのは恐い・・・死ぬのは恐い・・・というシーンは哀れだった。
世界の均衡が崩れるという壮大なストーリーにしては、狭い世界の物語になってしまったよう。

よかった点として、ゆったり風が流れているような優しさは感じられましたね。
一番は手嶌葵(テルーの声も担当)の歌でしょう!!
心が癒される歌・・・
やっぱり涙が出ちゃいました。。
「いのちを大切にしない奴なんて、大嫌いだ!!」
ベタだけど、この台詞はグッときます。
ハイタカ→菅原文太の声は、はまってました。

★★★☆(5段階☆は0.5)

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ディセント

2006-08-06 | タ行の映画

The Descent
(2005/イギリス)
【劇場公開作品】

原題は「下降」。冒険好きな女性6人が挑戦した洞窟探検。
地下3,000メートルの異世界、それは恐怖のはじまりだった・・・
アメリカが舞台ですが、イギリス映画。

●ストーリー●
1年前に夫と娘を交通事故で亡くしたサラ(シャウナ・マクドナルド)は、辛い過去を忘れるため友人たちとの冒険旅行に参加することになった。
場所は、リーダーのジュノ(ナタリー・メンドーサ)が企画したアパラチア山脈にある洞窟。
ロープをたどって地下に降り、狭い穴をすすんでいく途中、岩が崩落、6人は行き場を失う。
実はジュノはスリルを味わいたくて、ガイドブックに載っていない未知の洞窟を案内したのだ。
そして仲間の一人が落下し骨折。と、そこに人影を発見、彼女らは無事出口をみつけることができるのか・・・?




個人的には鍾乳洞に2度ほど行ったことがあります。
この映画の洞窟は誰も知らない深い地下洞窟で、観光向けではない。
なんて無謀な冒険をするのかなあと思ってみてました。。
狭い、暗い、水が滴り落ちている、味わいたくない要素がすべて揃ってます。
驚かせる音響で心臓がドキドキして恐かったあ。
前半は良かったのですが、後半がグロテスクな描写(奴ら・・・)になってしまい残念・・・・

はじまってまもなくショッキングな交通事故シーン。
洞窟に到着し、女性ひとりがやっと入るぐらいの狭い穴を、一人ずつ進んでいくシーンは力がはいったなー。
手に汗握る・・・息ができなくなりそう・・・閉所恐怖症はたまらない!(llllll_ _)

極限状態での人間心理がよく描かれています。
辛い事故を経験したサラを慰めるための旅行でもあって、リーダーで仕切り屋のジュノは勝手に事をすすめてしまい、他のメンバーは大迷惑。
友情にもヒビが・・・そりゃ当然だろうな。
時折、娘の幻影を見るサラは、この冒険旅行が立ち直りのきっかけにするつもりだったのです。
母と娘の題材は「サイレント・ヒル」に似ていますね。

スリラーホラーといっても終盤のスプラッターシーンはめげた。。
最初はか弱そうだったサラが、徐々に戦う女性戦士のごとく変貌していく姿にびっくり!

ふっきれた女性は強いです!
なにかが乗り移ったのかと思ってしまった・・・

女性6人だけの密室劇でもあって、緊張感は楽しめました。
未知の洞窟はご用心~~。。

★★★☆(5段階☆は0.5)

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