小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
コメント、TB大歓迎です!

セレブの種

2007-01-31 | サ行の映画
She hate me(2004/アメリカ)
【DVD】

監督・製作・脚本: スパイク・リー
出演:アンソニー・マッキー/ケリー・ワシントン/エレン・バーキン/モニカ・ベルッチ/バイ・リン /ジム・ブラウン

女が求めるのは超一流の遺伝子。
性と欲、お金にまつわるお話・・・


●ストーリー●
ハーバード大学のMBAを取得し、大企業に勤める超エリートのジャック(アンソニー・マッキー)は、内部告発をして解雇されてしまう。一夜にして文無しになった彼は、生活費を稼ぐためレズビアンの元彼女から“種付け”の依頼を引き受ける。そんな彼のうわさは瞬く間に子どもが欲しいレズビアンたちの間で広まり、商売繁盛となるが・・・。


種付け報酬=1回1万ドル。
といっても、これ人間の男性のお話・・・
センセーショナルな内容ですねえ。
社会に対する風刺と皮肉でいっぱいです。
ハーバード大卒のエリート黒人が、企業の陰謀で全てを失い、
生活費を稼ぐために、子供を授かりたいレズビアンたちの父親になるのだ・・・


都会に生きる経済力のある女性たち、レズビアンのライフスタイル、企業の不正など、アメリカ社会(NY)の現実を描いてますが、エピソードが多すぎて消化しきれていない気も。
言いたいことは伝わってきますが、まとまりがないような。

自立した女性が、男性を積極的に求めるのは昔では考えられないお話。
生殖ビジネスはお金儲けでもあるけど、需要があるから供給もあるってこと。
モラル的にはどうかなあと。
同性愛のカップルは、子どもは授からないわけで、たとえば養子縁組がありますが、彼女たちは身近にいる健康で優秀な男性をみつけ、自分の夢を叶えようとするのだ。
この話に乗ったビジネスマンも、軽すぎ・・・・汗

男女、女同士が絡むシーンが多いのに(チャプター的にいうと集中している)不思議にいやらしくない・・・。
R-18指定のわりには女性向けかな。
まあ露骨なところもあるけど、アニメーション化されたシーンは笑える^^;


主人公は何十人もの子供の父親となる。
平等に愛をそそげるのだろうか・・・そんなにうまくいかないよなあ。


人間の欲深さ、家族の形、正義と悪、企業の体質などいろいろ詰め込まれた興味深い作品でした。

主演のアンソニー・マッキーは「ミリオンダラー・ベイビー」に出てた人ですね。
モニカ・ベルッチがマフィアの娘として登場(もちろんレズビアン役)、あいかわらずキレイなお方。
ジャズの音楽がおしゃれ!

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トランスアメリカ

2007-01-29 | タ行の映画
Transamerica(2005/アメリカ)【DVD】

監督:ダンカン・タッカー
出演:フェリシティ・ハフマン/ケヴィン・ゼガーズ/フィオヌラ・フラナガン/エリザベス・ペーニャ/グレアム・グリーン/バート・ヤング

スカートの下に何があるかより、もっと大事なこと。
それはなんでしょう??


●ストーリー●
男性であることに違和感を持つブリー(フェリシティ・ハフマン)は、肉体的にも女性になるため最後の手術を控えていた。
そんな“彼女”の前に、突然トピー(ケヴィン・ゼガーズ)という少年が出現。彼はブリーが男だったころに出来た息子であることが判明するが、女性になりたい“彼女”は彼を養父の元へ送り返そうとする・・・。



(左:主人公ブリー、右:化ける前)

驚いたのは、女優さんが女装する“男性”を演じてること。
「デスパレートな妻たち」のフェリシティ・ハフマンは見事です!
しぐさやたたずまいが男性そのもの。
上品にふるまうほど、男っぽくなるのが不思議だ~^^;
際どいシーンもありで、かなりの難役。プロ魂を感じます。
改めて俳優という仕事の幅の広さを感じました。

ロードムービーはハートフル。
旅をしながら、人間は成長していくんだなと思う。


性同一性障害を持つブリー(本名スタン)と、荒んだ生活をしている愛を知らない17歳の男の子トビー。
実は親子という間柄。ブリーが男性だった頃にできた子供がトビー・・!!!
複雑なお話です。
ブリーは本当のことをトビーに言えずに、二人はNYからLAへ旅をすることになる。


アメリカ大陸横断でトビーに社会的マナーを教えるブリー。
歴史を学んでみたり、少数民族や泥棒にも出会ったり・・・
はじめはよそよそしい二人でしたが、うちとけあう。

そしてブリーの実家に帰り、ひさしぶりの家族とのぎごちないふれあい。。
久しぶりに会った息子が女になっていて、孫までいたとは!
普通なら寝込みますけど、ライトな家族です。笑

ブリーが男性だと知らないトビーは、女性としてのブリーに寝てくれないかと迫るところは、笑ってしまいそうでした・・・^^)ゞ
自分のために愛を注いでくれるブリーに、こたえようとするトビーだったんだよね。
まだ子供・・
トビー演じるケヴィン・ゼガーズはワイルドな雰囲気と初々しさをもっていてキュート♪


トビーの夢は父親と暮らすこと。
ブリーの夢は完璧な女性になること!・・・

ブリーが自分の最大の夢である性転換手術を受けたあと、大泣きする。
父ではなくなってしまった自分・・・トビーのことを思うと複雑な心境ですよね。フェリシティ・ハフマンの演技に泣けた!

最後、自分の居場所を見つけた二人は、心地いい顔をしてました。
自分らしく生きていくことの大切さ。
個性を持つことって、実は難しいことでもある。

夢をひとつひとつ乗り越えていくところに清々しさを感じましたねー。
音楽がゆったりしてて、癒されました!

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ディパーテッド

2007-01-28 | タ行の映画
The Departed(2006/アメリカ)
【劇場公開】

監督 :マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン/マーク・ウォールバーグ/マーティン・シーン

本年度アカデミー賞作品賞にノミネート。
正体を明かすことができない男たちのスリリングな物語。


●ストーリー●
犯罪者の一族に生まれたビリー(レオナルド・ディカプリオ)は、自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、優秀な成績で警察学校を卒業。
しかし、警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。
一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)にかわいがられて育ったコリン(マット・デイモン)は、内通者となるためコステロの指示で警察官になる。


ここのところ、仕事が忙しく記事を書く気にもなれなくて、さぼってました。
なんとか今週は今までの分を取り戻したいです。(^^)ゞ

香港映画の傑作『インファナル・アフェア』をリメイク。
2時間40分と長い映画のわりには、あっというまに感じました。
テンポはいいです。
オリジナルを知らなかったら、また違った感じを受けたと思います。
比較にならないというか、意味をなさないかも^^;
全体にドライな感覚。

オリジナルは男の生きざまというか、ロマンを感じたけれど
ハリウッド版は暴力に満ちたギャング対警察の闘いでしょうか。
主役である男二人の存在が薄まってました。


マフィアに潜入した捜査官ビリーと警察に潜入したマフィアのコリン。
立場は違うが、出身は同じ南ボストンなんだよね。

自分の生まれから逃げ出したいために警察官になったビリー。
ボスに目をかけられ、抜け目なくエリートの道を進むコリン。
敵が相手側に送り込んだネズミを、二人は探すことになる。
二人がお互いの運命をきめてしまう切り札になるとは・・・

尾行の場面はスリリングで、顔が間一髪見えないところもハラハラしますね。


なんといっても俳優たちの演技が見どころ。
ジャック・ニコルソンは強烈!
アドリブじゃないかと思わせるシーンもあったような・・・余裕ですね^^

久しぶりに観たレオナルド・ディカプリオは熱演してました。
やっぱりうまいです、レオさま!
悪からおさらばしたいのに、抜け出せないもがき苦しむ姿がよかったです。
あと先輩警察官マーク・ウォルバーグが迫力がありました。

?だったのは、女性精神科医の存在。
コリンとビリーの二人と恋愛関係になるのは、ちょっと無理すぎる。。。。
それとコリンは頭脳明晰でクールな中にも苦しみがあるはずなのに、深く描き出せてなかった。
オリジナルのエレベーターの印象的な場面も、もうひとつ。
ラストも納得いかないけれど、スコッセージ監督だとこうなるのかな。

金色のドームの議事堂とネズミ。
銃がある限り、正義と悪は紙一重ってことかな。



オリジナルを知らなかったら、☆ひとつ加えたかったですね。
恋愛の部分は余分でしたねー。そこが残念・・・。
銃の音に何回もビクッとしたな。

辛めで・・・
★★★☆(5段階☆は0.5)

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デート・ウィズ・ドリュー

2007-01-21 | タ行の映画
My Date With Drew(2005/アメリカ)
【劇場公開】

監督:ブライアン・ハーズリンガー/ジョン・ガン/ブレット・ウィン
出演:ブライアン・ハーズリンガー/ドリュー・バリモア/エリック・ロバーツ/コリー・フェルドマン

一般人がハリウッドスターにデートを申し込む!!
人生最大のチャレンジに挑む男の物語。(^∇^)


●ストーリー●
お金も仕事も恋人もないブライアン(ブライアン・ハーズリンガー)は、ゲーム番組で賞金1100ドルを獲得。
最後のゲームの答えがメドリュー・バリモアモだったことから勝手に運命を感じた彼は、憧れのドリュー・バリモア(本人)とデートし、その様子をドキュメントフィルムに納めようと決意する。
資金1100ドル、期間30日の中で、彼は夢を実現できるのだろうか・・・。



アメリカ版電波少年ってところでしょうか。
主人公ブライアンは、お金もなく失業中、恋人にも去られた男。
異常にテンションが高くて映画オタクでちとキモイ。笑
ドリュー・バリモアのことを幼いときから好きで、クイズ番組で得た賞金で彼女とデートすることを思いつき、ドキュメントを友人の力を借りて製作するのです。


資金がないので頭と行動だけが頼り。野望を持ったストーカーですね。
30日レンタルできるビデオカメラを使い、ありとあらゆるコネ探しからはじまりますが、友人たちが映画関係者みたいで、「チャリエン」の脚本家にコンタクトをとったり、ジュリア・ロバーツの兄エリック(暴走機関車に出演)やコリー・フェルドマン(スタンド・バイ・ミーに出演)と会うことができちゃう。
エリック・ロバーツからシェイプアップが大事といわれ、特訓!
ロッキー風。バカバカしくもある(^^)ゞ

デートが成功するように、ドリューに似た女性と予行練習を行いますが、ネットで応募したら、どうみてもドリューに似てない人もいて、笑える。
ブライアンは多毛。「40歳の童貞男」でも主人公が脱毛エステに行ってましたが、濃すぎる男性の悩みですねえ・・・私も濃い人は苦手ですが(>_<")

ありとあらゆるルートを使ってはみたが、30日はあっというまに過ぎていく。
さてブライアンは憧れのスター、ドリュー・バリモアとデートできるのか!!!
それは観てのお楽しみですが、今の時代、自分をアピールするためには、ネットをフルに使いこなすことが一番手っ取り早いってことかな。

とにかく、ブライアンの行動力に圧倒される!
人生の中で何かに一生懸命になることって大事なこと。
友人たちにも何度か励まされたブライアン。友達っていいな。
エリック・カルメンの「オール・バイ・マイセルフ」が流れた時は、ウルッとしてしまった。

ブライアンはデートのために身なりを整えますが、ヘアスタイルの見本がコリン・ファレル。
顔の濃さとか、なんとなく似てる気も・・(もちろんコリンのほうが断然いい男ですけどね^▽^)
素直な目で観ることをおすすめしますね。笑

すぐ駄目だと諦めてしまう方(自分も)、この映画で勇気をもらえますよ!

※ドリュー・バリモアはコメディ映画のヒロインと同じく、気取ってなくてナチュラルな女性。
一番好きな花はデイジーだそうです。
←はゴールデングローブ賞のレッドカーペットでヒュー・グラントがエスコート。


★★★★(5段階☆は0.5)

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ビューティー・ショップ

2007-01-18 | ハ行の映画
Beauty Shop(2005/アメリカ)
【WOWOW】

監督:ビリー・ウッドラフ
出演:クイーン・ラティファ/ケヴィン・ベーコン/アリシア・シルヴァーストーン/アンディ・マクダウェル

●ストーリー●
ジーナ(クイーン・ラティファ)は優秀な美容師だが、勤務先の店長ホルヘ(ケヴィン・ベーコン)とのいざこざから店を辞めることに。一時は途方にくれたジーナだったが、持ち前の明るさで何とか自分の店をオープンさせることに成功する。ところが、ホルヘの執拗な嫌がらせでせっかくの店がメチャメチャに・・・。果たして彼女はこの逆境を乗り越えられるのか??



今月からWOWOWに加入しました♪にゃは
さっそく映画の感想デスー。

アイス・キューブ主演の人気コメディ「バーバーショップ」から生まれた姉妹編。
シリーズ第2作「バーバーショップ2グッド!」に登場した女性美容師ジーナを主人公にしたドラマ。
持ち前のガッツと明るさで自分の美容室を切り盛りするジーナ。
娘と義母、その娘まで養う肝っ玉かあさん。
ジーナ役クイーン・ラティファは、さっぱりしてて豪快な人ですねえ(体も)
好きになっちゃうね!


前のオーナーが、おネエ言葉を話すケビン・ベーコン。ごう慢で嫌みな奴。
これは必見かも!!!^▽^
いつも対等で接する腕のいいジーナを妬み、とうとうクビにしてしまう。
そんなことでめげないジーナは、夢だったお店を開きますが、黒人社会のサロンなので白人とのいざこざがあったり、まわりからの嫌がらせがあったり大変!
白人のアリシア・シルバーストーンが雇われると、黒人女性からブーイング、仲間はずれにしたり・・・
根にもつ人たちではないですけどね。
黒人社会のネタが満載なので、おいてきぼりくらう。


登場する女性たちは、みな陽気でノリがいい。
かっこいい男性美容師目当てにお客が殺到するなど、笑えます。
キャストでは、アリシアのほかにアンディ・マクダウェル、ミーナ・スバーリなど豪華です。
女優さんたちのヘアスタイル、ファッションも楽しめますね。
クイーン・ラティファの衣装が個性的。

次から次へといろんな困難に立ち向かっていくジーナ。
なんでもうまくいってしまうところが映画ですね~笑
ジーナは自分で開発したコンディショナーで、世の女性たちを美しくしたいと思っているのです。

女性はヘアスタイルが決まらないと、1日暗くなってしまうんだよね。。
こんなサロンがあったら、行ってみたくなるジーナの美容室でした!


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ラッキーナンバー7

2007-01-14 | ラ行の映画
Lucky Number Slevin(2006/アメリカ)
【劇場公開】

監督:ポール・マクギガン
出演:ジョシュ・ハートネット/ブルース・ウィリス/ルーシー・リュー/モーガン・フリーマン/ベン・キングズレー/スタンリー・トゥッチ

不運続きの間違えられた男。
その仕掛けられた罠とは???


●ストーリー●
ニューヨークにやって来た青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は友人に間違えられ、大物ギャングのボス(モーガン・フリーマン)に拉致されてしまう。ボスは借金返済の代わりに敵対するギャング、ラビ(ベン・キングズレー)の息子殺害を命令。しぶしぶ了解したスレヴンは、その後まもなく今度はラビに誘拐される。



とても楽しみにしてた作品!少しネタバレあり・・・・
原題は幸運な番号スレブン。
その名前をもつスレブン(ジョシュ・ハートネット)は失業、恋人に去られ、NYの友人の家にやってくるが、その友人に間違われ、誘拐されマフィア間の抗争にまきこまれてしまう。
どこまでも不運・・・


と思ったら、ひょんなことから友人の隣に住むリンジーと出会う。
そのリンジーを演じるのが、ルーシー・リュー。
アクティブな印象が強かったけど、今回はとってもチャーミング!
ミニスカも似合うし、ジョシュとのふれあいもいい感じ。
小柄な彼女なので、ジョシュが年下にみえない!笑
話の流れから、ルーシー・リューは殺し屋かと思った・・・^^;

途中で誰が何者なのかが読めてしまいますね。
後半、一気に話が動いていく。
前半、頼りなくてとぼけた感じのジョシュ・ハートネットが、突然ガラッと変身してかっこいい!!!

つい最近観た「ホワイト・ライズ」(同じ監督さん)と映像の使い方がよく似ていて、バラバラのピースが最後にうまくはまっていく展開も同じ。
同じく主演だったジョシュ・ハートネットがより魅力がUP。
監督さん、ジョシュが好きなのかな?^^

ウィットに富んでいて、過程が重要な物語で情もある。
マフィア間の抗争で銃をぶっ放したり、殺人もありにしては、モダンなインテリア、ガラスでできたチェスのシーンは知的な雰囲気。
映画ネタがでてきたりして、嬉しかったなあ。


殺し屋ブルース・ウィリスの台詞がいい!!(でも、いえない・・・)。
かっこいいな~、ウィリス!

シン・シティコンビ(ハートネット&ウィリス)とオスカー俳優二人(モーガン・フリーマン&ベン・キングズレー)が絶妙の対比で味わいがありました。
気楽に楽しめて面白かったです~♪

ジョシュのがんばりで☆追加!
★★★★☆(5段階☆は0.5)

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LIMIT OF LOVE 海猿

2007-01-13 | ラ行の映画
(2006/日本)【DVD】

監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明/加藤あい/佐藤隆太/大塚寧々/吹越満

全員、生きて還るんです!!
ぜったい手を離さない!


●ストーリー●
潜水士として成長した仙崎(伊藤英明)は、鹿児島・第十管区で吉岡(佐藤隆太)たちと任務に就いていたが、ある日、鹿児島沖3キロで乗員・乗客620名を乗せた大型フェリー船座礁の一報を受ける。
船内に積まれた車に引火すれば未曾有の大惨事は免れないが、その船には、仙崎の恋人である環菜(加藤あい)も偶然乗り合わせていた。



手と手を握りしめるシーンがいっぱいでてきますね。
人を助ける勇敢な男たちのお話・・・
主人公は過去に救いの手を離してしまったことが、ずうーと今日までひきずっている。
「可能性がある限り、あきらめてはいけない!
先輩の言葉を胸に秘め、立ち向かっていくプロフェッショナルな男たち。


自分が思い描いたものと違ってました。
スペクタクルものを期待したら、場違いな恋愛シーンが多い。なんかな~
生きるか死ぬかの時に、ケータイで彼女にプロポーズしてるもんね^^;

船内に閉じ込められてしまった救助隊員2人と乗客2人。
状況的に助からなくてもおかしくないのに、生還したのは映画ならでは?・・・苦笑
でも救助隊員の命をかけて守ってくれる姿はジーンとくるものがあったなあ。
船の中って水が入ってこない秘密の部屋があるんですねえ。
密閉されてるから、時間がきたら窒息すると思うけどね。
あと大型フェリーは人間が脱出するのに時間がかかることも初めて知ったし、
車を積載してるから、火が出たら危険!!

正直、突っ込みどころ満載ですが、ひきこまれてしまったのは素直なつくりと、主人公を演じた伊藤英明のまっすぐな演技に好感が持てたことかな。
「ポセイドン」と「タイタニック」を足して2で割った感じ。
二人の救助隊員が楽天的なので、ハラハラして観てしまいますねえ(笑)
(まあ一般乗客をパニックにさせないためというのもあるけど)
主人公は潜水士でもあるので水中シーンがもう少し観たかった。
炎の中からシルエットで浮かび上がる伊藤英明の姿は「バックドラフト」に似てました。

重厚な人間ドラマよりもエンターテイメントに徹してますね。
随所にクサイ台詞がちりばめられて、クスッと笑えるんだけど、
伊藤英明だから許してあげたくなる^^;
いい男にチェックイン(加藤あい風)

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CSI : ニューヨーク 1話~4話

2007-01-10 | 海外TVドラマ

CSI:NY(2004/アメリカ)【DVD】


製作者:ジェリー・ブラッカイマー
出演:ゲーリー・シニーズ/メリーナ・カナカレデス/カーマイン・ジョヴィナッツォ/ エディ・ケイヒル/ ヒル・ハーパー

製作総指揮はジェリー・ブラッカイマー。「CSI:科学捜査班」「CSI:マイアミ」に続く「CSI」シリーズ第3弾。犯罪者を追いつめていく最先端の科学捜査がスリリング。
CSI:NYの舞台はもちろん大都会NY。
凶悪事件が多いこの街の犯罪を、6人のプロフェッショナルな捜査官が究明していきます。
チームのリーダー役ゲーリー・シニーズはTVシリーズ初主演。

第1話 まばたき(Blink)

ブルックリン・ハイツの草むらで女性の死体が発見され、時を同じくして、もう一体の女性の死体が・・・連続猟奇殺人。
タイトルのまばたきというのは、被害女性は脳卒中になり目以外は全身麻痺になる。
リーダーのマック・テイラー(ゲーリー・シニーズ)は犯人が誰なのか、彼女の瞬きの反応で聞き出そうとするのです。
実はマックは妻を9.11で亡くしていて、被害女性の指の結婚指輪をみて、彼の心は揺れ動く。それにしても全身麻痺にしてしまうという犯罪は、はじめて知った。
生きながら殺すようなもの・・・恐ろしいです。。

第2話 夜の獣たち(Creatures of the Night)


夜のセントラルパークで若い女性が暴漢に遭ったうえにレイプされる。
意外なところに犯人がいたのですが、卑劣。
捜査官ステラ・ボナセーラ(メリーナ・カナカレデス )は犯人を徹底的においつめていく。
女性として引き下がれないですね。ステラの吹き替えは「ER」の婦長さん!
別の事件では麻薬の売人が銃弾を受け殺されますが、銃弾が見つからない。
実は意外なヤツが食べちゃった?

第3話 アメリカン・ドリーマーズ(American Dreamers)


4つの中で、このお話が一番よかったです。
まさか大都会の真ん中で、観光ツアーのバスで人骨がみつかる。
悪戯と思ったら、本物の人骨・・・それもだいぶ前に死亡した男の骨。
科学捜査の腕の見せ所ですね。
被害者は夢をもちNYにきてみたが、現実は厳しい・・・意外なところに人生の落とし穴が待っていたのです。

第4話 グランド・マスター(Grand Master)
ナイトクラブで惨殺死体が発見されますが、被害者はDJマスターのチャンピオン。
一方、ペントハウスで有名ファッションデザイナーの溺死が発見される。
2つの捜査をする話ですが、びっくりしたのは“ヌード寿司レストラン”が出てきます。
そのレストランでフグの毒を盛られるのです。
女性が水着姿になって横になり、体の上に寿司が乗っかってる・・女体盛り!!
悪趣味だよ~~

あまりの衝撃に、苦笑い^^;

全体に大都会ならではの陰惨な事件が多い。
唯一、捜査班の中で和ませてくれるのがダニー(カーマイン・ジョヴィナッツォ ) 。
冗談を言ったりしてユニークな人。声は平田広明さんで、はまり役!
本家ラスベガス版に比べると、暗い感じがしますねえ。
土地柄のせいかクールなチームカラー。

4話見ただけでは、人物キャラが不鮮明。これからかな。

「CSI:ニューヨーク」公式サイト

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リトル・ミス・サンシャイン

2007-01-08 | ラ行の映画
Little Miss Sunshine (2006/アメリカ)【劇場公開】

監督:ジョナサン・デイトン/ヴァレリー・ファリス
出演:グレッグ・キニア/トニ・コレット/スティーヴ・カレル/アラン・アーキン/ポール・ダノ/アビゲイル・ブレスリン

滑稽な家族の再生物語。
笑えて、ジーンとくるロードムービー!



●ストーリー●
小太りの眼鏡っ子、オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)の夢は美少女コンテストで優勝すること。地方予選で繰り上げ優勝した彼女は、独自の成功論に取りつかれる父リチャード(グレッグ・キニア)や母のシェリル(トニ・コレット)、○○を図ったゲイの伯父フランク(スティーヴ・カレル)らと車で決勝大会の会場を目指す。



眼鏡の小太りなオリーヴの家族は負け犬家族。
成功論という本の出版を目論むお父さん。
家族をまとめるお母さん。
ヘロイン常用者のおじいちゃん。家族が嫌いで無言を通す息子。
そこへ、恋人に振られ○○未遂したゲイのおじさん。
なんともバラバラな家族なのです。


オリーヴの美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」出場が決まり、みなでカリフォルニアへ向かうのですが、ワゴン車がこれまたオンボロ・・・
人間が押さないと走らないというこれも欠陥車。
旅の途中、いろいろな悲惨な出来事に遭遇しますが、なんとかオリーヴを出場させるために、家族全員が一致団結するのです。
そのエピソードひとつひとつが、おもしろおかしく描かれていて
時には考えさせられる。

いよいよミスコンがはじまり、少女が大人顔負けのメイクをして(健全さ感じず)歌い踊る。
どこが「リトル・ミス・サンシャイン」??笑
ミスコンを皮肉ってもいます。

着飾るほかの少女たちを見て、父親と息子はどうみても容姿に劣るオリーヴの出場をやめさせようとする。
しかし、おかあさんはオリーヴの意志を尊重する。
よくできたおかあさんですね。
オリーヴは自分を愛してくれたおじいちゃんに捧げるために踊るのです。

「真の負けは、負けることを怖がって挑戦しないことだ!」

おじいちゃんの言葉を信じ、舞台にあがるオリーヴ。
場内騒然!!
さてさて、家族がとった行動とは???
盛り上がるこのシーンは笑った笑った!
私の隣に座ってた外国人の女性は、ずぅーと笑いっぱなしでした^▽^

とってもハートフルで、よくできてます。
この世に完璧な人間なんていない。
その個人の集合体が家族。家族は時には喧嘩もするけど、癒してもくれる。
みんなで車を押して、その車に乗り遅れまいとする家族たちの姿が滑稽だけど、車と同じように前進あるのみ!

キャスティングはこの役はこの人しかいないと思うほど、よくはまっている。
前半、無言の息子役のポール・ダノの、メモで自分の心を訴えるタイミングが笑えた。
オリーヴ役のアビゲイル・ブレスリンちゃんは利発で自然な演技がいい。センスがありますね。

最後に大きい心で、家族ひとりひとりを温かく見守ることができる、
トニ・コレット演じるこのおかあさんこそ「ミセス・サンシャイン」かな!

人生の教訓が詰め込まれた映画でした。

★★★★★(5段階☆は0.5)

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いい男バトン

2007-01-08 | バトン
いつもお世話になっております「ミチの雑記帳」のミチさんからいい男バトンをもぎ取ってまいりました~~(# ^▽^ #)
と言ってもお恥ずかしいことに年を越してしまいました・・・。
では、チャレンジ!

【1】いい男に絶対必要だと思われる条件は?

包み込んでくれる優しさかな。
誠実で男の色気を感じる人。
俳優は目ヂカラですね!
爽やかなストライプのシャツが似合う人がいいなあ。

【2】いい男に似合うしぐさ、持たせたい小道具はありますか?

いい男はそのたたずまいで満足。
小道具はいらないです。

【3】男性の体の部分で好きなところはどこですか?

顎から太い首のライン。厚い胸板と広い肩幅。

【4】ごく普通の人がいい男に見える瞬間はありますか?
   それはどんなときですか?


情熱をもって仕事してる人はいい男にみえる。
高所恐怖症なので、 高いところで働く人は尊敬しちゃう。
いい男とはまた別問題か^^;)

【5】いい男だと思う人を好きなだけ挙げてください。


[松井秀喜/野球選手] [内野聖陽/俳優]



[ヒース・レジャー/俳優] [ジョナサン・リース・マイヤーズ/俳優]

[ポール・ウォーカー/俳優] [ウェントワース・ミラー/俳優]


【6】上に挙げたいい男にハマッて‘こんなことをした’
   ‘自分はこんな風に変わった’というエピソードがあれば教えてください。


松井のファンになったことで、ヤフー掲示板でファンの方々と語らうことができたことですね。
シーズンに入ってからのたまに参加するゲームの実況応援は楽しいです。
英語の野球用語や松井の成績を調べたり、MLBの選手を知るなど勉強になってます。
こんなにはまるとは思いませんでした!
アメリカ在住の日本人の方々とも知り会えて、貴重な経験ですね。

【7】もっと知名度が高くてもいいはず!といういい男がいたら教えてください。

ポール・ウォーカー。
作品的に恵まれていない気がします。
共演者にいい場面を持っていかれてるような・・・
「タイムライン」はジェラルド・バトラー、「南極物語」はワンちゃんたちとかね。とほほ
話題作の「父親たちの星条旗」も出ていますが、主役ではないし・・・イケメン顔も泥で確認できず残念。

【8】フィクションの人物に恋をしたことはありますか?
   その経験がある方は、誰に恋をしましたか?


去年映画になった「ブロークバック・マウンテン」のイニスとジャック。
男二人の不器用な恋に心が揺れました。
原作を読んで、切ない痛い気持ちになったのは久しぶり。
純愛に泣けた・・・人間は悲しい生き物だとも思いましたねえ。

【9】いい男とふたりきりになれます。
   誰と、どんなシチュエイションがよいですか?


松井とフロリダのディズニーワールドへいく。
NYで観光めぐり(ショッピング、ミュージカル鑑賞、セントラルパーク散策)
ポール・ウォーカーとは、カリブ海にいってポールから泳ぎを習う。
(実は泳げるけど、泳げないフリをする。にゃは^▽^)

【10】自分のまわりの人を全部いい男でかためられます。
    誰をどんな立場の人に選びますか?


恋人or夫:上にあげたいい男たち
兄:ジョージ・クルーニー
弟:イライジャー・ウッド
父親:ハリソン・フォード
祖父:クリント・イーストウッド

手当たりしだいという感じになってしまった^^;

【11】次に廻す方は?

興味のある人は、どうか受け取ってくださいませ~!!
丸なげですいません m(__)mペコッ