小部屋日記

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スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

2007-09-16 | サ行の映画

SUKIYAKI WESTERN DJANGO(2007/日本)【劇場公開】

監督:三池崇史
出演:伊藤英明/佐藤浩市/伊勢谷友介/桃井かおり/香川照之/石橋貴明/クエンティン・タランティーノ

生き残るのは、一人だけ。

日本映画、初の試みである全編英語。
友情出演のタランティーノ以外すべて日本人、日本が舞台のマカロニ・ウエスタン!
ヤフーのレビューがあまり芳しくなかったので、期待せずに観に行きました!
乗れるか乗れないかで決まる映画。
三池監督の作品が海外にうけるのは、突き抜けていて日本映画を超えたところにあるのかな?

とある山奥の寒村、源義経率いる源氏ギャング(白組)と平清盛率いる平家ギャング(赤組)が、村のお宝をめぐって抗争を繰り広げていた。
そこへ、心に傷を負った流れ者のスゴ腕ガンマン(伊藤英明)が現れる。
彼はどちらの用心棒につくのか・・互いの思惑がぶつかりあい、戦いは激化していく・・・


冒頭、タランティーノがガンマン姿で、スキヤキを食べてるところがすでに怪しげな雰囲気(笑)


埋蔵金を狙う極道同士の闘いですね。
前半は登場人物たちがただ遊んでる感じでダラダラしてる。。
赤が平家、白が源氏というのもイメージ的に逆のような気がして、頭の中で整理がつかなかった。
木村桂乃のダンスシーンは、彼女なりにがんばっているだろうけど、痛々しくて奇妙。
誰が生き残れるか!にしては、なかなか死なないんだよな、これが(爆)
いらないシーンも多くて、中盤まではこりゃ駄目だと思った。


しかーし、桃井かおりの正体がわかった頃から、おもしろくなった。
彼女が突如変身するところは、惚れ惚れするほどカッコイイ。
英語もうまいし、さすがデス!

撮影場所は山形県の月山とか。
西部劇なのに雪が降るという設定が、日本らしい情緒を感じました。
ただ、笑えるところは笑えなかった・・・やりすぎなんだよな。。
石橋貴明にはトホホですた・・


キャストでは源義経役の伊勢谷友介がいい!
切れ味するどいカミソリみたいな雰囲気もってて、クールな美形。
主演であるガンマン役の伊藤英明は、キレまくりの連中の中では、目立たないのも当然でお気の毒・・・
まあ全体に男衆は女性にうけるタイプが多かったかしら?^^;

両親を亡くし、ひとりぼっちになってしまった子供が、最後、ガンマンに「ラブ」という台詞がジーンときた。
中盤までは愚痴ばかりになってしまったけど、キャストたちの熱演に支えられ、それなりに楽しく観られました。
ラストの北島三郎の歌もよかったよ~☆
軽い気持ちで観た方がいいですね。

甘めで
★★★★(5段階☆は0.5)

「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」公式サイト

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