小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
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秋におすすめのDVD【Part 2】

2010-09-26 | 映画全般
3年前に秋におすすめのDVDを紹介しましたが、今日はその第2弾。(第1弾はコチラ)
90年代の作品でスリラー、ロマンス、ヒューマンものを独断と偏見で選んでみました~。


ルームメイト
Single White Female(1992/アメリカ)
出演:ブリジット・フォンダ/ジェニファー・ジェイソン・リー/スティーブン・ウェバー

彼女が「私」になっていく。
そして、すべてを奪っていく…。

恋人と別れた寂しさからルームメイトを募集。やってきた女性はとんでもないサイコ女だったというサスペンスもの。
あこがれから相手を真似し乗っ取ろうとし、ブチ切れ! こわっ!
ブリジット・フォンダ、ジェニファー・ジェイソン・リーの終盤のバトルも見どころ。



スライディング・ドア
Sliding Doors(1997/アメリカ、イギリス)
出演: グウィネス・パルトロー/ジョン・ハナー/ジョン・リンチ

彼女の恋の運命は、一枚のドアから始まった。
二つのドラマを同時進行でみせる変わったラブストーリー。
電車に乗ったために恋人の浮気現場を目撃。では電車に乗らなかったらどうなるのか? 電車に乗ったパターンと乗らなかったパターンの2本の物語。おもしろいです。



ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
Hilary and Jackie(1998/イギリス)
出演: エミリー・ワトソン/レイチェル・グリフィス/ジェームズ・フレイン

妹はチェロの天才だった。でも人生の天才ではなかったのです。
20世紀最高のチェリストといわれたジャクリーヌ・デュ・プレ。28歳で不治の病に倒れた伝説のチェリストとその姉ヒラリーの物語。
彼女のことはまったく知りませんでしたが、壮絶な人生、天才の苦悩が伝わってきて苦しくなる。凡人な姉と天才の妹、心の葛藤が描かれている。映画の中でジャクリーヌ本人の演奏も流れます。
ジャクリーヌを演じたエミリー・ワトソンは熱演。

みなさんの秋におすすめの映画も教えて下さいねー

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NINE

2010-09-17 | ナ行の映画

NINE(2009/アメリカ・イタリア)【Blu-ray】
監督:ロブ・マーシャル
出演;ダニエル・デイ=ルイス/マリオン・コティヤール/ペネロペ・クルス/ジュディ・デンチ/ニコール・キッドマン/ケイト・ハドソン/ソフィア・ローレン/ステイシー・ファーガソン

世界は、男と女と愛でできている。

フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」のミュージカル版「NINE」を『シカゴ』のロブ・マーシャル監督がオールスター・キャストで映画化。


もとはフェデリコ・フェリーニ監督の映画ということで、背景にとまどったし、ドラマとミュージカルのつなぎが悪いのかイマイチ入り込めなかった。
豪華キャストの歌とダンスは見応えあって楽しかったんだけど。
スランプに陥った映画監督のお話で、女性に幻想を抱いてるというか、自分が窮地に追い込まれると女性を頼っちゃう男なのね。でも女を泣かしちゃダメだよね・・・話に共感できなかったな。


レンタルのブルーレイでみたんですが、特典映像は見応えあります!
主人公を演じたダニエル・デイ=ルイスを女優さんらが大絶賛。あのソフィア・ローレンが彼は役になりきっていて恐いといってたほど。ダニエルは運動神経もよくて、懸垂、危ない場面もみな自分でこなしたそう。
ダニエル・デイ=ルイスってソフトな声してますね。


ケイト・ハドソンがここまで歌とダンスをこなせるとはびっくり。猛特訓したそうで歌詞が速いので大変だったとか、ダンスの楽しさをはじめて知ったとか、裏話はおもしろいです。ファーギーはパワフルな歌いっぷりはサスガでした。タンバリンを使った群舞もお見事!
ロブ・マーシャル監督って元ダンサーなのね(知らなかったなー)

Kate Hudson - Cinema Italiano



★★★☆(5段階☆は0.5)

公式サイト

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メロウ・マイケル

2010-09-12 | 音楽


MELLOW MICHAEL JACKSON COMPILED BY SOUL SOURCE PRODUCTION


最もピュアだった頃のマイケルがココに!

日本独自企画。マイケル・ジャクソンのモータウン時代から選曲されたバラード集。全23曲。
残暑が厳しくて参りがちな毎日ですが、少年MJのメロウな歌声聞くと、爽やかな気分になります。
「Ben」「I'll Be There」「Got To Be There」「Never Can Say Goodbye」などの有名な曲、お蔵入りしていて95年にリリースされたJ5の「Coming Home」という曲も入ってます。

マイケルはほんとに歌が上手い!10代ですでにパーフェクト。
甘くて伸びやか、大人顔負けの表現力。ひたむきで透明感があってキラキラしてる。数年後に”アォ~!ダッ!“など個性的な歌い方をするシンガーになるとは思えないほど素直。(笑
曲によって声の高さがちがっていて10代前半はキッズ声、変声期を迎えた頃の声はハスキー。驚かされるのは「Ain't No Sunshine」など、大人の曲も楽々と歌い込んでる。「Darling Dear」は兄弟たちのハーモニーが美しいしソウルフル。

すばらしいボーカリストでもあったMJの出発点はここなんだと再認識させてくれます。キング・オブ・ポップになる前のちがう魅力がいっぱいなアルバムですね。

「One Day In Your Life」(想い出の一日)はキッズ声から卒業したマイケル(当時17歳)のとろけそうな歌声が美しい。この曲はヨーロッパでのマイケル人気を決定づけたとか。
晩夏にぴったりな曲。
Michael Jackson - One Day In Your Life



ブルーノ 完全ノーカット版

2010-09-06 | ハ行の映画

BRUNO(2010/アメリカ)【DVD】
監督:ラリー・チャールズ
出演:サシャ・バロン・コーエン/グスタフ・ハマーステン

突撃実践ドキュメンタリー
「ハリウッドでセレブになるには!?」


『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のサシャ・バロン・コーエンによるシニカルコメディ。
ボラットよりも不謹慎、笑っちゃいけないんだろうけど、大笑い。。
サシャ演じるオーストリア人でゲイのファッションレポーター“ブルーノ”が各地で騒動を巻き起こすお話。


人によっては不愉快、誰にでもオススメはできないんだけど、前作のボラットより笑えた。
ブルーノの夢はセレブになること。ハリウッドに行き、あらゆる手段を試みるが、みな失敗。
ここまでやるか!というゲイネタは、凄いな。^^;
ハリウッドのセレブを真似て養子をとってみたり、有名になるにはストレート(異性愛者)にならなければということでゲイを毛嫌いする人たちに突撃取材。モラルを無視した行動にみなさん、マジで怒ってる、、
元大統領選候補やイスラム過激派まで取材していてハラハラしちゃうね。
あいかわらず身体はってます。

ミラノコレクションや空手シーンは爆笑!
ボラットで顔が知れたから、どこまでほんとかわからないけれど、こういう表現の仕方もあるんだということかな。
タブーを笑うというのは日本じゃなかなかできないよね。

ちとやりすぎな感じもあるけど、ラストの豪華アーティスト達には驚き!!
よく集まってくれたよね。
訴訟も起きてるけど、ここまでやるサシャ・バロン・コーエンって凄いかも。
完全ノーカット版ですが、劇場版はどこがカットされたんだろう?? ヤバいシーンが多すぎてわかりません。。

★★★★(5段階☆は0.5)

公式サイト

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ブルークラッシュ

2010-09-03 | ハ行の映画

BLUE CRUSH(2002/アメリカ)【DVD】
監督:ジョン・ストックウェル
出演:ケイト・ボスワース/ミシェル・ロドリゲス/サノー・レイク/マシュー・デイヴィス/ミカ・ブーレム/クリス・タロア

この夏、史上最強のサーファーガールになる ! !
GET RIDE !!


ハワイのオアフ島を舞台に、サーフィン大会での優勝を目指す女の子を描いた青春ドラマ。
まだまだ暑~い今年の夏に超オススメ! サーフィンシーンは圧巻です。


幼い頃から天才サーファーと呼ばれているアン・マリーは、ホテルのメイドのアルバイトしながら、サーフィンの聖地で行われる世界最高峰の大会での優勝をめざして練習に励んでいる。
家庭の事情から妹の母親代わりをし、決して裕福ではない生活。バイトで出会ったアメフトの選手との恋愛も絡めているんだけど、なんといっても後半のサーフィン大会の映像がリアルで本格的。


巨大な波に挑む勇敢な女性サーファーたち。サーフィンは危険なスポーツ、波にのまれたら海面にあがってくるのも並大抵ではない。波のトンネルの中(チューブライディング)の映像、人間が波にのまれ洗濯機の中にいるような映像など見応え十分。カメラマンも命がけですよ。一流のプロサーファーら出演で臨場感ありますね。
スタントがいるんだろうけど、俳優が実際サーフィンしてるようで違和感がまったくないんだよね。


ケイト・ボスワース、ミシェル・ロドリゲスはサーフィン初心者とは思えない。アクション映画が多いミシェル・ロドリゲスはともかく、清純なイメージのケイト・ボスワースはキュートなサーファーガールが似合ってる。健康的な肢体、まぶしい笑顔。イヤみがまったくなし!
ハワイの魅力にあふれていて、真剣にサーファーに賭ける女の子たちの日常が描かれていて爽やか。
この時期、観てるだけで涼しくなること請け合い!

★★★★☆(5段階☆は0.5)

英語公式サイト

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アデルの恋の物語

2010-09-01 | ア行の映画

L'Histoire d'Adele H.(1975/フランス)【WOWOW】
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:イザベル・アジャーニ/ブルース・ロビンソン/シルヴィア・マリオット/ジョゼフ・ブラッチリー

「愛は私の宗教」
恋の情熱にとり憑かれた一人の女の真実の物語


19世紀の文豪ヴィクトル・ユーゴーの娘アデルの数奇な半生を巨匠フランソワ・トリュフォー監督が映画化した、フランス恋愛映画の金字塔。史実に基づいた物語。
アデルを演じた当時19歳のイザベル・アジャーニの熱演が光ります。

1863年、文豪ヴィクトル・ユーゴーの娘アデルは初恋の相手である英国騎兵隊中尉のピンソンを追ってカナダまでやってくる。かつてアデルを愛したピンソンだったが、すでに彼女への愛はなく冷たい態度をとる。あきらめきれないアデルの行動は日に日に常軌を逸していく。




恋に取り憑かれた女性の物語ですが、哀れというしかない。
ストーカーはいつの時代でもいたんですね・・・。それも著名人の娘、偽名を使い親まで欺いていたとは。
男を追って、はるばるフランスからカナダに移住。下宿に泊まり愛する男につきまとう。
相手は女たらしでもおかまいなし。勝手に部屋に入り込みラブレターをポケットにいれる。売春宿を覗き込む。男装までして会おうとする。現代なら犯罪者として逮捕されてしまうだろうね。。
男に「君はエゴイストだ!」といわれ、嫌がられても諦めない姿は、愛情のなせる技というより妄執。


文豪の娘というのもアデルを苦しめていて、家出したことが彼女を奔放にさせた。ただ純粋すぎて他の選択肢が考えられなかったんだろうな。
最後は正気を失い、愛する人の顔さえわからなくなってしまうアデル。。
時代背景や環境にもよるけども、強い恋愛感情は時に自分を見失ってしまうものです。
一人の女性の恋物語にしてはロマンチックとはほど遠い、苦しいお話ですね。

イザベル・アジャーニの出世作でもあり、凛とした美貌が際立っていて、ひきこまれてしまう。
トリュフォー監督は映画の中にチラッとでてきますが、52歳の若さで亡くなられたとは知らなかった。「恋のエチュード」「日曜日が待ち遠しい!」はみたことあり。
ユーゴーは国葬になったほど、偉大な方だったのね。(無知でした...)

★★★★(5段階☆は0.5)

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