小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
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ブーリン家の姉妹

2008-10-25 | ハ行の映画

The Other Boleyn Girl(2008/イギリス)【劇場公開】
監督: ジャスティン・チャドウィック
出演:ナタリー・ポートマン/スカーレット・ヨハンソン/エリック・バナ/ジム・スタージェス/マーク・ライランス/クリスティン・スコット・トーマス/デヴィッド・モリッシー

姉妹が愛したのは、同じ一人の王。

ひさしぶりに2本だてで観てきました。その1本目。
16世紀のイギリスを舞台に、後にヘンリー8世の寵愛を受けることになるアン・ブーリンとその妹メアリー・ブーリンの姉妹を巡る愛憎劇。
若手二大女優ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソン競演。
ドラマティックな人間模様、歴史物はおもしろいです。

story
16世紀、イングランド国王ヘンリー8世(エリック・バナ)には男子の世継ぎがなかった。いら立つヘンリーが愛人を求めていることを知った野心家のブーリン卿(マーク・ライアンス)は聡明な長女のアン(ナタリー・ポートマン)を愛人候補に仕立てる。だが王が目に留めたのは結婚したばかりの気だての良い次女メアリー(スカーレット・ヨハンソン)だった。



ブーリン家の姉妹というよりも、一族のお話でもあるね。
貴族の女性は男の野心の道具でしかない時代。日本の戦国時代の女性に似てる。
姉アンは野心家、妹メアリーはひかえめ、対照的な二人が権力が欲しい父親と叔父によって英国王室に送り込まれる。


愛と権力がほしいアン、愛さえあればいいメアリー、二人の運命はこの時決まってたのかもしれない。
王から愛されても男の子を生まなければ意味がない・・用がすめばあっさりポイ。。
印象的だったのは王から離縁された元王妃キャサリンの捨て台詞。誇り高い女性でした。


王妃になったはいいが世継ぎが欲しいアン。流産を隠すための禁じ手は、もし弟がうけてたと思うとおぞましい・・・。何があってもおかしくない時代だったのだと思う。
その弟も、結局姉妹に翻弄されて哀れ・・・。母親が一番まともだったな。
呪われたブーリン家でした。。

“愛があっても力のない男には価値がない”といいきるアンは、今でいうタカビー(死語)な女。ナタリー・ポートマンが演じてるせいか、嫌な女にはみえなかった。終盤のナタリーに涙。
優しくつつみこむメアリー役のスカーレット・ヨハンソンは薄化粧のほうが映える人だよね。
ナタリーとスカーレットが小柄なせいもあって、王役のエリック・バナがよりいっそう大男にみえましたね。^^ゞ

衣装担当のサンディ・パウエルは「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」で知った人なんだけど、今回も登場人物の性格にあわせてクールなアンはブルーグリーン系、温かいメアリーは茶色系と使い分けていて、繊細で豪華なコスプレでした。

展開が早くて、もう少しじっくりみたかったな。
生き方は違えど、愛と欲望に正直に生きた姉妹には魅せるものがありました。
ラスト、エリザベスとつながるところも納得です。


★★★★(5段階☆は0.5)

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彼が二度愛したS

2008-10-24 | カ行の映画

Deception(2007/アメリカ)【試写会】
監督: マーセル・ランジェネッガー
出演:ヒュー・ジャックマン/ユアン・マクレガー/ミシェル・ウィリアムズ/シャーロット・ランプリング/リサ・ゲイ・ハミルトン/マギー・Q/ナターシャ・ヘンストリッジ

「・・・Are You Free Tonight?」
孤独な心に響いた1本のコールが男の人生を変える。


“S”という謎めいた女をめぐる危険な罠と駆け引きのラブサスペンス。
主演のヒュー・ジャックマンはプロデューサーもかねていて、珍しく陰のある役を演じてるのが見どころ。官能ものでも、エロは大したことないです。笑

story
ニューヨークの孤独な会計士ジョナサン(ユアン・マクレガー)は、ある日ハンサムな弁護士のワイアット(ヒュー・ジャックマン)と出会い、身分の高い人たちのためだけに存在する秘密クラブに誘われる。そこでジョナサンは女性たちとの情事にのめり込んでいくが、そんな中ミステリアスな美女(ミシェル・ウィリアムズ)と知り合い……。



大都会に住む冴えない会計士の男が、ふと知りあったセレブな弁護士によって会員制秘密クラブを知り、女性との情事にはまっていく。実は罠だったというよくあるお話。
実際、NYのウォール街で働くパワーエグゼクティブたちの間で気軽に夜の相手を探すデートクラブが存在するそうな。


主人公ジョナサンを罠にはめる弁護士のワイアットは、ルックスはいいし会話もうまくてジョナサンは圧倒される。ケータイを取り違えたことが発端でジョナサンの生活は一変する。セレブな女性たちとの一夜だけの関係。
まじめ人間だったジョナサンだけど、やめられない、とまらない・・
濡れ場がしつこいわりには、秘密クラブの話がメインではないのよね。笑


サスペンスものとしてみると、とてもわかりやすい。イニシャル“S”の女の関わり方も、思ったとおりだったし・・(^-^;)
ただ中盤からテンポが早くなり、騙し(原題の「Deception」)は予想外。ラストはいらなかったかも。

カリスマ弁護士役のヒュー・ジャックマンは見栄えがするし、体格がいいので威圧感がある。従来のイメージとちがう役柄でなかなかいい。
地味な会計士役のユアン・マクレガーも久しぶり良かったあ。“S”とベッドでたわむれる姿は子犬のよう。
“S”役のミシェル・ウィリアムズはコケティッシュな雰囲気、ぽってりした唇と下から目線がキュート。マギー・Qも唐突に登場。
ヒューとユアンのファンの方は楽しめると思います。

★★★☆(5段階☆は0.5)

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靖国 YASUKUNI

2008-10-22 | ヤ行の映画

(2008/日本=中国)【DVD】
監督・撮影・編集: リ・イン
出演:刈谷直治/菅原龍憲/高金素梅

誰もしらなかった、歴史がここにある。

靖国神社に関わるさまざまな人々を10年にわたり撮り続けたドキュメンタリー。
NHKでとりあげられたり、話題になった映画。
公開時、劇場にいこうと思ったら妨害があったそうで(!)公開延期になったため、結局観られず。DVDリリースされたので観てみました。
日本のタブーにここまでつっこんだ映画ははじめてかな。

story
戦後60周年を迎えた2005年8月15日、軍服を着て参拝する集団や合祀(ごうし)に反対する遺族たちなど、靖国神社は狂乱の様相を呈していた一方、神社のご神体である日本刀「靖国刀」を作る刀匠にもカメラを向ける。日本人が知っているようで実は知らない靖国神社の現実と精神構造に、中国人監督リー・インが切り込んでゆく。



知られざる靖国神社の歴史と実態。
靖国神社については戦争で亡くなった人たち(英霊)が祀られていることしか知らないけれど、なぜ戦犯も入っているのかがわからない。


3年前の8月15日の靖国神社の様子が描かれていて、マスコミには出ない映像ばかり。
滑稽というか、戦争中の頃に時間が止まっているよう。
旧日本軍の軍服を着て「天皇陛下万歳」と叫ぶ人たち(たまに見かけるよね、こんな人たち)、星条旗を掲げるアメリカ人(出ていけ!といわれ、警察に追い出される)。異をとなえた若者が袋だたきにあうシーンは恐いですよ・・。ののしる男たち、血だらけになっても引こうとしない彼。
憎悪うずまくというか、日本の別の一面でもある。

「靖国刀」という日本刀をつくる名匠にも取材してますが、彼は多くを語ろうとしない。90歳にしては足腰もしっかりしていて、仕事をきちんとこなすおじいちゃんですよ。でもインタビューは監督さんの誘導尋問にも思えてどうなんでしょう、、
終盤のモノクロ写真は、ショッキング。。

靖国という場所はどんな意味をもってるのか、日本人ならみて損はないかも。
語り継がなくてはいけないこと、これからも平和な世の中であってほしいと願います。
手ぶれのひどいところがあって、酔ってしまいそうなシーンもあり。

★★★☆(5段階☆は0.5)

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イーグル・アイ

2008-10-19 | ア行の映画

EAGLE EYE(2008/アメリカ)【劇場公開】
監督: D・J・カルーソー
出演:シャイア・ラブーフ/ミシェル・モナハン/ロザリオ・ドーソン/ビリー・ボブ・ソーントン/イーサン・エンブリー

それは、全てを見ている。

テロリストの罪をきせられた青年を追う“監視の目”。
「ディスタービア」のD・J・カルーソ監督とシャイア・ラブーフが再びタッグを組んだ大型サスペンス。製作総指揮はスティーブン・スピルバーグ。
映画をこれから楽しみたい人はあまり突っ込まずに見たほうがよいね。

story
アリアという謎の女性の電話で引き合わされた互いに面識のないコピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)と法律事務所の事務係レイチェル(ミシェル・モナハン)は、愛するものを奪われ、アリアの指示通りに行動することを強いられる。2人はすべてが謎のまま命令に従って行動するが、やがてFBI の追っ手が迫る。



典型的な巻き込まれ型サスペンス映画。
冒頭はちがう映画がはじまったかと思った。無人攻撃機がイーグル・アイと思ったら違ってました^^ゞ
監視社会の恐怖というとウィル・スミスの「エネミー・オブ・アメリカ」にも似てる。


主人公はコピー店で働く平凡な青年と、シングルマザーの女性。
ケータイからかかってくる女の声、電光掲示板に示されたメッセージの命令に従い、街中を逃げまわる。従わないと脅す。一方的、何者かわからないし遠隔操作されてるみたい。


国家を守るためにつくられた監視システムのイーグル・アイ=人工知能が暴走、人間を支配しようとするのは恐いね。題材的に昔のSF映画にあったような・・。古いという気がしないでもない、、

カーアクションに力入れてますが、焦点が近いことと手ぶれで、車がどうなっているのかわかりにくかった。何回転もしてるのに乗ってる主演二人がほとんど怪我してないのが不思議だ~笑
全編、腑におちないシーンが多いんです・・
素人がいきなり銃を発砲というのも出来過ぎだし、ジェリーと一緒に逃げるレイチェルがなぜ彼女なのかが説明不足?
まあ展開が速いのでじっくり考えてる余裕もなかったけども。。

キャストではスピルバーグの秘蔵っ子のシャイア・ラブーフは演技がうまくて、やっぱりいいな。ヒゲがあると、おっさんにみえるからやめてほしい。笑
次回は「トランスフォーマー/Revenge of the Fallen」ですね。
ミシェル・モナハンは、「スピード」のサンドラ・ブロックをソフトにした雰囲気がある。
空軍の特殊捜査官のロザリオ・ドーソンはキビキビしてかっこよかった。

謎が残ったし、うまく行き過ぎ、目新しさはないけども、テンポが早くて退屈はしなかった。好きな俳優がでてたので私は楽しめました。

★★★☆(5段階☆は0.5)

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ミルコのひかり

2008-10-15 | マ行の映画

ROSSO COME IL CIELO(2005/イタリア)【DVD】
監督・脚本: クリスティアーノ・ボルトーネ
出演:ルカ・カプリオッティ/シモーネ・コロンバリ/アンドレア・グッソーニ/アレサンドロ・フィオーリ/ミケレ・イオリオ

音と勇気が、僕の瞳になった。

イタリア映画界で活躍する実在の盲目のサウンド・デザイナー、ミルコ・メンカッチの体験を基に作られた感動作。おすすめ映画です!

story
1971年、イタリアのトスカーナ地方で、10歳のミルコ(ルカ・カプリオッティ)は銃の暴発により視力を失う。視覚障害者は特殊学校に入るという当時の法律により、彼はジェノヴァの全寮制の盲学校に転校する。新生活になじめないミルコは、寮母の娘フランチェスカ(フランチェスカ・マトゥランツァ)と2人で“音”を集め始める。



事故により、突然視力を失った10歳の少年ミルコ。法律で普通の学校には入れず両親と離れ、全寮制の盲学校に入る。
「他のみんなとは違う!」彼の混乱ぶりがひしひしと伝わってくる。
学校には生まれつき視力を失った子どももいて、今まで見えていたミルコに質問してくる。
「色って何?」「空はどんな色?」
色というものが理解できないのね。


ある日、ミルコは一台のテープレコーダーと出会う。
自然の音を集めるようになり、音の魅力にとりつかれる。
目が見えなくても音で表現できることを知り、仲間とともに音づくりに励むのだ。
学校の隣に住む少女とも仲良くなり、そこはイタリアの男の子。笑
仲間たちと学校を抜け出し、はじめての映画館ではしゃぐ彼らはこちらまで楽しい気分になる。
広がるイマジネーションの世界。子どもにとって、想像力ってほんとに大事だと思う。


神父である先生が理解のある人で、ミルコの才能に目をつけ応援してくれるのね。
しかし盲人でもある校長は、規律に従わせようとする。
子供の可能性を導いてやるのも大人ですが、摘んでしまうのも大人なんです。

お涙ちょうだいものではなくて、サラッとしてます。
子供たちはいずれもオーディションで選ばれ、自然な演技がいい。
ハンディがあっても、そこに立ち止まらないミルコの勇気に、大人も励まされると思うな。

《音の魔術師》ミルコ・メンカッチは、現在もイタリア映画界で活躍中です。

★★★★☆(5段階☆は0.5)

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つぐない

2008-10-13 | タ行の映画

ATONEMENT(2007/イギリス)【DVD】
監督:ジョー・ライト
出演:キーラ・ナイトレイ/ジェームズ・マカヴォイ/ロモーラ・ガライ/シーアシャ・ローナン/ブレンダ・ブレシン/ヴァネッサ・レッドグレーヴ

一生をかけて償わなければならない罪があった。
命をかけて信じ合う恋人たちがいた。


ブッカー賞作家イアン・マキューアンのベストセラー小説「贖罪」を、『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が映画化。
仕掛けがある映画で、見応えありました。
今劇場公開もされていて、映画館でみるべきだったと後悔・・・

story
1930年代、戦火が忍び寄るイギリス。政府官僚の長女セシーリア(キーラ・ナイトレイ)は、兄妹のように育てられた使用人の息子、ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)と思いを通わせ合うようになる。しかし、小説家を目指す多感な妹ブライオニー(シーアシャ・ローナン)のついたうそが、ロビーに無実の罪を着せ、刑務所送りにしてしまう。


映像がすばらしく、イギリスの美しい自然、ダンケルクの海岸など、夢のようでもあり、みな絵になる風景。


主人公は上流階級の作家志望の少女ブライオニー。
使用人の息子ロビーが姉セシーリアに渡すようにともらった卑猥な紙切れ・・・。
思い込み、嫉妬、大人の男性の嫌悪感、潔癖さ。多感な少女のついた嘘が、愛し合っていたセシーリアとロビーの運命を狂わせてしまう。
視点をおきかえてシーンをくり返し見せたり、巻き戻ししたり凝ったつくり。
噴水の前の男女、書斎でのラブシーンも、ハッとして印象的です。


4年後、その嘘のせいでロビーは犯罪者にされ母国を離れ戦場にいた。
なんとも理不尽としかいいようがない。そんな彼の帰りを待つセシーリア。
その頃、ロンドンで看護婦として働いているブライオニーは昔の嘘を悔いていた。そしてセシーリアのもとに謝罪にいくブライオニー・・・・

時は流れ、77歳になった有名作家ブライオニーが語った真実。
演じたヴァネッサ・レッドグレーヴ もうまいんだけど、一点をみつめて語る告白に涙が出ました。心が痛くなる・・・切なすぎる・・・

ファンタジックなんだけど重いし、巧みな物語ですよ。
ただブライオニーが償えたかどうかは私にはわからない。一生かかっても、償うことは難しいものではないのかな。
いろんな解釈ができる映画ですね。

タイプライターの音は、はじめはただの効果音だと思ってたらラストでそういうことだったのかと納得。
海岸の長回しはちとしつこかったような・・


セシーリア役のキーラ・ナイトレイは退廃的な美しさで今までみた映画で一番よかった。水泳姿もかわいかったし。
ジェームズ・マカヴォイはハンサム度100%でしたね。演出もよくてふたりのラブシーンはドキドキ・・・。
ブライオニー役を3人の女優が演じてますが、みなよかった。
重要な少女の頃を演じたシーアシャ・ローナンはうまい子役ですね。
レベルの高い作品でした。

★★★★★(5段階☆は0.5)

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ゲット スマート

2008-10-13 | カ行の映画

GET SMART(2008/アメリカ)【劇場公開】
監督・製作総指揮: ピーター・シーガル
出演:スティーブ・カレル/アン・ハサウェイ/アラン・アーキン/ドウェイン・ジョンソン/テレンス・スタンプ/デヴィッド・ケックナー/マシ・オカ

「世界を救う」って・・・誰が?

1960~70年代に人気を博したTVシリーズ「それ行けスマート」を映画化したスパイコメディ。今回の映画化ではスマートがスパイになった経緯が明かされる。
思った以上にド派手なアクション、気楽に笑える楽しい映画でした。

story
アメリカ極秘スパイ機関“コントロール”が国際犯罪組織に襲撃され、スパイたちの身元が明るみになってしまう事態が発生。そこでコントロールのチーフ(アラン・アーキン)は、分析官のスマート(スティーヴ・カレル)をエージェントに昇格させ、整形したばかりの美女、エージェント99(アン・ハサウェイ)とコンビを組ませる。


なんといってもスマート役のスティーヴ・カレルのひょうひょうとしたオトボケぶりが笑える!!
紳士な外見の彼は黙っているだけで可笑しい。当たり役じゃないでしょうか。


クールなスパイのはずが、ありえないミス、ドジの連発。
スマートが所属している“コントロール”という極秘スパイ機関も、なーんか怪しげで研究員も頼りない・・。組織の入り口が電話ボックスというのは、「アレックスライダー」と同じでスパイ組織の定番ですかね?^^;
テンポがよくて、ギャグ&アクションで飽きさせません。
飛行機のトイレ、スカイダイビングシーン、ロシアのトイレは爆笑。
マシ・オカが演じる研究員コンビが、スパイグッズオタクでまた笑える。


スマートのミスを、整形で顔を変えた女エージェント99が助けるカタチになるんだけど、99役のアン・ハサウェイは悪くないです。
凄腕スパイ役なのでキレのいいアクションもこなすし、プラダの時より美人度UPしてる。足もきれいだし、アクティブなイメージ。
夫婦として行動するスマートと99のかけあいは、おもしろかった。


みなが憧れるエージェント23を演じたドゥエイン・ジョンソンって、ザ・ロックのことなのね。名前がちがうので誰だろうと思ったよ。笑
スマートの上司役で「リトル・ミス・サンシャイン」のおじいちゃん役のアラン・アーキンもよかった。
可愛そうなくらいチョイ役のビル・マーレイも笑えたし、役者の魅力も大きいですね。

行動は頓珍漢でも、身なりと気合いはジェームズ・ボンドになりきってるスマート。
軽い系にしては、クライマックスのアクションにしても真剣につくりこんでありましたね!
笑いのツボにはまるか、はまらないかで感想がかわるかも。
吹き替えにしたら、もっと笑えるかもなあ。
音楽もよかった。エンドクレジットは、マドンナとジャスティン・ティンバーレイクの「4 Minutes」だよ。

★★★★☆(5段階☆は0.5)

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スルース 【探偵】

2008-10-08 | サ行の映画

Sleuth(2007/アメリカ)【DVD】
監督・製作: ケネス・ブラナー
出演:マイケル・ケイン/ジュード・ロウ

男の嫉妬は 世界を滅ぼす。

1972年の傑作ミステリー映画『探偵<スルース>』を、イギリスの俳優でもあるケネス・ブラナーがリメーク。
夫VS妻の浮気相手。ひとりの女をめぐっての心理サスペンス。

story
ロンドン郊外の邸宅に住むベストセラー推理小説家ワイク(マイケル・ケイン)の元に、彼の妻の愛人ティンドル(ジュード・ロウ)がやって来る。「奥さんとの離婚に合意してほしい」と言うティンドルに、ワイクはあることを提案。それは、ワイクが所有する高価なネックレスをティンドルに盗み出してほしいというものだった。


オリジナルではローレンス・オリヴィエ、マイケル・ケインがアカデミー賞主演男優賞同時ノミネートされたらしい。これ観たいなあ。
リメイク版は現代風でブルーの色調、モダンで無機質で要塞のような家での密室劇。二人芝居なので映画というよりも舞台です。


高名な老作家と、彼の妻を寝取った若い役者志望の男。
男の嫉妬とプライドが交差する騙し合い。
大人げなくて意地の張り合いとしか思えない。
撮影の仕方が独特で真上から撮ったり、監視カメラの映像だったり、アングルがくるくる変わる。

第1ラウンドは夫の勝ち。浮気相手は夫の罠にまんまとはまり、醜態をさらけだす。夫はしてやったり。
第2ラウンドは浮気相手の勝ち。俳優志望でもある彼は夫をうまく騙し、びびらせる。刑事はすぐわかっちゃったね^^;


そして最終ラウンド。男の支配力はいやらしい。
ラストはあっけなくて、うーん、盛り上がったのにもったいなかったな~


ふたりの俳優の演技合戦は見応えありました。
マイケル・ケインは貫禄あって、冷酷な目つき、いやらしさがただよっていてうまいですねえ。
対するジュード・ロウの美しさと妖しさは「オスカー・ワイルド」の頃を思い出しました。
危なっかしさと色気があって魅力的。久々ドキドキ
気になる生え際は髪を横に流してたので気にならなくてヨカッタ^^;

オチが気にいらないけど、2人の演技だけで90分飽きさせないのはお見事でした。

★★★☆(5段階☆は0.5)

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10月に観たい映画♪

2008-10-06 | 映画全般
10月になり、肌寒くなってきました。
今月は、さまざまなジャンルの映画が揃ってます。
ではいってみよう!

【10/11 公開】
ゲット スマート 公式サイト



1960年代に人気を博したアメリカのTVシリーズ「それ行けスマート」を新たに劇場版としてリメイクしたアクション・コメディ。
出演は「40歳の童貞男」のスティーヴ・カレル、「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイ。


僕らのミライへ逆回転 公式サイト



ビデオテープの中身を消してしまったため、自作自演で名作や旧作映画を撮るハメになったレンタルビデオショップ店員の奔走を描く奇想天外なコメディー。
主人公の店員を『16ブロック』のモス・デフ、彼の人騒がせな友人をジャック・ブラックが演じる。
ラッパーのモス・デフとJBの共演は興味あり!


【10/18 公開】
P.S. アイラヴユー 公式サイト



アイルランドの新人作家セシリア・アハーンが執筆し、40か国以上でベストセラーとなった恋愛小説を映画化。ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラー競演。原作を読んでいるので、映画の出来が知りたいな。


イーグル・アイ 公式サイト



まったく面識のない男女が、謎の女の脅迫で絶体絶命の状況に追い詰められる恐怖を描くアクション・スリラー。『ディスタービア』のD・J・カルーソー監督がスリリングに映像化。主演のシャイア・ラブーフが好きなので、出来はともかく(?)観にいくつもり。


ボーダータウン 報道されない殺人者 公式サイト



10年以上に渡りメキシコで起こっている実際の未解決事件を基に、連続女性殺害事件の真相を追う女性記者の姿を描いた社会派サスペンス。主演は、プロデューサーも務めるジェファー・ロペス。共演にはアントニオ・バンデラス。
恐いキャッチコピー・・実話の重みがありそう。


【10/25 公開】
センター・オブ・ジ・アース 公式サイト



ジュール・ヴェルヌ原作の冒険SF小説を、最新3D技術で実写化した冒険ファンタジー。立体デジタル撮影装置を駆使して色鮮やかな地底世界を表現。主演は『ハムナプトラ』シリーズのブレンダン・フレイザー。特に観たいとは思わず・・映像を楽しむ映画かな?


ホームレス中学生 公式サイト



人気お笑いコンビ、麒麟の田村裕が著し、220万部を突破したベストセラー自叙伝を映画化。ある日突然、ホームレス生活を送ることになった中学生の青春。主人公を『ラブ★コン』の小池徹平。


ブーリン家の姉妹 公式サイト



6世紀のイギリスの宮廷を舞台に繰り広げられる愛憎劇。まったく異なる道を歩むことになる美しい姉妹の劇的な人生。ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの競演。女の醜い争いでしょうか。

特に観たいのがないわりには、いろいろあったな。

みなさんがおすすめの映画、DVDも教えてくださいね!
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スティング

2008-10-04 | サ行の映画

The Sting(1973/アメリカ)【NHKBS】
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン/ロバート・レッドフォード/ロバート・ショウ/チャールズ・ダーニング/レイ・ウォルストン

先日亡くなった名優ポール・ニューマン出演映画、追悼としてNHKで放送されたので鑑賞。
今までみてなかったことが悔やまれるほど、おもしろい!
アカデミー賞7部門受賞、名作といわれるのも納得。

「スティング」の訳は信用詐欺。
監督はジョージ・ロイ・ヒル。「明日に向かって撃て!」で起用したポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードと再び組んだ詐欺師の物語。
ポール・ニューマン出演映画は「タワーリング・インフェルノ」「評決」しか観たことなかった。「カーズ」では声優をつとめてましたね。

〈story〉
1936年のシカゴの下町。仲間を殺された詐欺師たちが、その報復のために、ギャングのボスから大きくカモろうとする。
ポーカー、競馬で騙そうとするが、敵もくせもの、殺し屋が彼等を狙う。



騙しのテクニックがあざやかだし、コミカルでテンポがいい。
伏線がそこらじゅうにはられていて、気持ちいい騙され方なんだよね。古さを感じないのもすごい。


1930年代のシカゴの雰囲気がよく出てたし、主演二人がとても魅力的なのです。
ポール・ニューマンは最初さえない姿で登場してきますが、頭はキレるし、抜け目ないし、青い目にひきこまれてしまう。ダンディで鼻の合図がさまになる!
ロバート・レッドフォードは若々しくて、びっくりするほどブラッド・ピットにそっくり。
走るシーンが多くて、彼は中年以降の映画しか見たことなかったので、こんな時代もあったのね・・・


ファッションも注目で、レッドフォードのストライプのスーツ、ハンチングがおしゃれ~。(ブラピも最近プライベートではハンチングかぶってるよな。)
ギャング映画というと、同じくシカゴが舞台の「アンタッチャブル」でアルマーニが担当してたように、男ぶりをサポートするダンディなファッションも重要ですね。
ギャングのボスは「ジョーズ」の船長さんのロバート・ショウ。脇の人たちもいい味出してます。
なぜか美女がでてこなくて、男前のニューマン、レッドフォードの引き立て役だったなー。

CGや派手なアクションがなくても、すぐれたストーリー、演出、キャストで映画はおもしろくなる。
軽快なピアノ曲(『ジ・エンターテイナー』)が内容にぴったり。
洒落た男たちの会話、痛快でそう快な展開、詐欺師の仕事が病みつきになりそうな(^^)傑作映画でした。


★★★★★(5段階☆は0.5)

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