小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
コメント、TB大歓迎です!

who's BAD? マイケル・ジャクソン 1958-2009

2009-07-29 | 音楽

シンコー・ミュージック・ムック

天に旅立った“キング・オブ・ポップ”
その瞳には何が映っていたのか?


朝めざめると、マイケルの歌が頭をかけめぐる。時間がたつにつれ、この世にいないことが悔しくて・・・。
追悼書籍がいろいろでてますが、こちらの雑誌は音楽出版社ということで音楽だけに焦点をあてている。
10代~20代前半のマイケルとジャクソンブラザーズの当時の記事が主体。
スズキのスクーターのCM写真、ジャクソン5の初来日の様子、特別復刻マイケルインタビューやら、興味をひくものばかり。

昔の記事を読んでると、自分の知らないマイケルの姿があった。
〈ブラックバンビ〉と呼ばれていたこと。ショービズの世界に生きる兄弟達との絆の強さ。歌うのが楽しくてしょうがないマイケルはキラキラしてる。

完全ディスコグラフィは手元においておきたいね。
マイケル研究家の西寺郷太さんの記事は愛情にあふれていて、うれしかった。

81年のマイケルロングインタビューより(当時23歳)
*レッテルは人種差別と同じ。どんなものに対してもレッテルを貼るべきではない
*世の中の人たちをインスパイアしたいし、誰もやったことのないような新しいことに挑戦したい。
*キャリアはいつも僕の人生の中心。
*僕が歌うラヴ&ミュージックを通じて、世界中の人々が幸せに、そして平和であって欲しい。


自信満々、優等生発言なんだけど、マイケルだと嫌みに聞こえないんだな。
ジャンル&人種の壁を破り、平和を訴え、世界中の人々に幸せを与えたエンターティナー。
晩年はスキャンダルにまみれてしまったけど、音楽をもっと聞きたかった。
2002年のサングラスをとった伏し目の写真がきれい。眠ってるようで・・

NKOTB Michael Jackson Tribute Detroit Concert Singing "I'll Be There" 6/25/09



↑昔、聞いていたニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック(好みがバレバレ・笑)のマイケルトリビュート映像。
再結成したことは知ってたけど、まだまだいける。
ショックでメンバー落ち込んでる。。
観客と一緒に歌う「I'll Be There」は号泣。
NKOTB、ありがとう!


ムーンウォーカー

2009-07-26 | マ行の映画

Moonwalker(1988/アメリカ)【DVD】
監督:ジェリー・クレイマー/コリン・シルバース
出演:マイケル・ジャクソン/ ジョー・ペシ/ショーン・レノン

前から気になっていた映画で、まさかこういうかたち(マイケルの死)で観ることになるとは・・
子供たちをドラッグ中毒にして世界征服を企む暗黒組織と戦う、マイケル・ジャクソン原案・主演のファンタジー映画作品。
映画としてみると??なんですが(笑)、ライブ映像やPVなどもりだくだんでファンの方にはぜったいおすすめ。

冒頭、BADツアーの「Man In The Mirror」のライブ、ジャクソン5時代の映像からはじまる。子供の頃のマイケルの歌声は上手すぎる。大人の恋の歌を感情込めてよく歌えるものだ・・・。「BAD」のキッズ版もかわいい。



「Smooth Criminal」「Speed Demon」「Leave me alone」などアルバム「BAD」の収録曲のPVが流れる。「Speed Demon」はマイケルがマスコミから逃れるためにウサギのスパンキーに化けて逃げるお話。「Leave me alone」もそうだけど、この頃からあからさまにマスコミ批判を歌にしてるマイケル。
“僕の事は放っておいてくれ、もう謝らないでくれ、あとで後悔しても遅いんだよ・・”って、まるで今のわれらに言い放っているかのよう。

肝心の本編はマイケルが走ってばかり・・・トランスフォームは唖然としちゃったけど
最後のビートルズのカバー「Come Together」はYou Tubeで知ってましたが、ロックテイストのマイケルはヤバいっすよ。セクシーすぎ!
子供たちとのどかに遊んでるマイケルと同一人物だとは思えん・・。笑
「Come Together」歌詞が気になったんだけど、ジョン・レノンがつくっているのね。
ジョン・レノンの息子のショーン・レノンが子供役で出演してますよ。

Come Together-Michael Jackson



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セントアンナの奇跡

2009-07-25 | サ行の映画

Miracle at St. Anna(2008/アメリカ=イタリア)【劇場公開】
監督・製作: スパイク・リー
出演:デレク・ルーク/マイケル・イーリー/ラズ・アロンソ/オマー・ベンソン・ミラー/ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ/ヴァレンティナ・チェルヴィ/ジョン・タートゥーロ

運命より強く、
この子を守りたい


第二次世界大戦中のイタリアで実際に起きた虐殺事件を基に、スパイク・リー監督が同名の小説を映画化。
制作費40億円、リアルな戦闘シーンはかなりのもの。2時間43分と長い映画ですが見応えありました。
スパイク・リーの映画はメッセージ性が強く、くどい感じがしてたけど、今回は違う風味ではないかな。

現代ニューヨーク。郵便局員が客をいきなり射殺するという不可解な事件が起きる。彼はなぜ人を殺したのか?
その謎を解くカギは、彼が兵士として派遣された約40年前のイタリアの戦場にあった。兵士4人が出会ったひとりの少年とのつながり。
実在した黒人部隊バッファロー・ソルジャーと、ナチスによるセントアンナの大虐殺をベースにした物語。


これから観る人は、最初に銃で殺される人の顔を覚えておくこと(これは重要)。黒人兵士の顔と名前もね。ファシスト、パルチザンの意味など予備知識を入れておいたほうがいい。〈バッファロー・ソルジャー〉の存在もはじめて知りました。
普通の戦争映画とちがうのは人種問題をからめていることで、そこはスパイク・リー監督らしい。


同じ国の一員として戦っていても、人種差別や偏見があったりする。
人種差別のないイタリアにいると黒人兵士たちは自由を感じるのだ。


罪のないイタリアの村人たちがナチスに殺害されるシーンは、ショッキングすぎる、、泣きたくなりましたよ。
イーストウッド監督の硫黄島シリーズもそうでしたが、戦争中の人間って狂ってる。わかっていても人殺しをしてしまう矛盾・・
救いのあるのは終盤、過去の出来事が奇跡となって現代によみがえる。

大感動ではないけれど、奇跡を信じていいんだ!と思いました。
俳優さんも国際的に選び抜かれていて、母国語だから説得力ある。
虐殺現場は実際のセントアンナ教会で撮影を行ったそう。
キャストには他にジョン・レグイザモ、ヒース・レジャーに似てるジョセフ・ゴードン・レヴィトもでてますよ。

★★★★(5段階☆は0.5)

公式サイト

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ライヴ・イン・ブカレスト

2009-07-22 | 音楽

【DVD】122分
出演:マイケル・ジャクソン

ルーマニア/ブカレストで行われた1992年「デンジャラスツアー」ライブの模様。
これはマイケルがポップカルチャーに打ち立てた金字塔であり、未だに越えられることのない完璧なライブであるー


ひさしぶりの更新です。コメント、TBたまってしまって大変申し訳なかったです。ごめんなさい・・
マイケルショックまだ癒されず、録画しておいた追悼ものや特集雑誌をみまくってる私。。中毒かもしんない^^;
あああ、マイケルがいない世界は、なんてつまらないんだっ!
マイケルのCD、DVD、グッズが飛ぶように売れてるらしいですが、ぜひこのライブDVDもみてほしい。狂ったような観客の姿に驚きます。


オープニング、ステージ下から飛び出し、2分間まったく動かないマイケル。すでに会場は失神者続出。
ハイレグ姿はジャン・ポール・ゴルチエデザイン。
足が長くて腰が細くスタイル抜群なマイケルだからこそ似合う。

ぱぉ!アォー!の雄叫びではじまるワイルドな〈JAM〉
高音の透き通った声、しなやかなダンスが美しい〈ヒューマン・ネイチャー〉
精密機械のようなキレ、ダンサーマイケルの真骨頂〈スムーズ・クリミナル〉
「世界を治療しよう!」、子供達と手をつなぎ、幼い子にキスして幸せいっぱいな笑顔を見せる〈ヒール・ザ・ワールド〉…このマイケル、大好き!
エンディングの〈マン・イン・ザ・ミラー〉は観客と同じく泣ける。。

“まずは鏡の中の男から変えていこう。
世界をより良くしたいなら我が身をふりかえり心をいれかえよう”

全17曲、どれもこれも魔法の世界。
超一流の歌とダンス。ダイナミックかつ感性豊かな表現力。肉体すべてが総合芸術。
最高のミュージシャン、最高のバックダンサーを従え、マイケルが全てのエネルギーを注ぎ込んだ完璧なステージ。何度見ても飽きないよ。
「デンジャラスツアー」は東京公演をみていて、米粒マイケルでしたが自分と同じ空間にあのマイケル・ジャクソンがいる!というのが信じられなかった。
この感動をみなさんにも味わってほしいです。

マイケル生前リハーサル映像

2009-07-03 | 音楽
ここ数日、You Tubeでマイケル・ジャクソンの映像ばかりみてる自分。ネットがある時代でよかったと思ってる。心にぽっかり穴が開いて、マイケルがいなくなったことにショックうけてる自分に驚いている。苦笑

アメリカCNNは、マイケルが復活を懸けたロンドン公演に備え、ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われた亡くなる2日前のリハーサル映像を放映。(1分40秒)
Michael Jackson Rehearsing for London O2 Gigs, 23/6/2009



曲はアルバム「ヒストリー」に入ってる“They Don't Care About Us”。
衣装も本番用らしく、ブランクがあるのに50歳とは思えない動き、がんばってたんですね・・涙
1公演でも実現させてあげたかった。ちなみに葬儀は、日本時間8日。遠い日本からマイケルに最後のお別れしますね。
ブログでマイケルの急逝を悼む人が多い。マイケルは日本人にも愛されていたし、彼も日本を愛してくれたね。
逆にアメリカ人はマイケルのこと今でも愛しているのだろうか?突然マイケルに冷たくなったアメリカ人。裁判本(記事はこちら)読んで感じたのは、裏には人種差別や企業の陰謀説など根は深いと思った。マスコミの一方的な誹謗中傷にじっと耐えたマイケル。無知は偏見につながるということを身をもって教えてくれたんじゃないかな。
日本のマスコミは未だに誤った報道していて呆れるばかり、、
肌は漂白じゃなくて、病気ですから。(ネットで調べればでてくるよ)

昨日のとんねるずのマイケルPVはひさしぶりみたけど笑ったなあ。スタッフの愛が感じられて泣きそうになった。
「Bad」ってマイケル・ジャクソンらしさが一番でてると思う。
「ダッ」「アー!」「ハゥ」と奇声が多く個性的、歌がうまくてかっこいい人じゃないとお笑いになってしまうね。笑
マイケル・ジャクソン - Bad (日本語字幕版)