小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
コメント、TB大歓迎です!

私が、生きる肌

2013-01-08 | ワ行の映画

La piel que habito(2011/スペイン)【DVD】
監督: ペドロ・アルモドバル
出演: アントニオ・バンデラス、エレナ・アナヤ、マリサ・パレデス、ジャン・コルネット

あなたは、これを愛と呼べるかー


ペドロ・アルモドバル監督による官能ミステリー。
主人公は天才形成外科医。焼死した妻を想うあまり、他人をさらってきて人工皮膚移植し妻を再現する。
簡単なあらすじからマッドサイエンティストの話だと予想をしてたら、思いもつかない方向へ。。。
とんでもないお医者さんでした
妻の身代わり(理想の女性?)はいったい誰なのか?
ありえないお話なんだけど、復讐といえどあんなことまでするとはっ!
監禁された彼女をカメラでズームインしてみつめる外科医。変態チックです。笑
ネタばれになるんで、詳しくは書けないんですが、6年前の話から俄然ひきこれます。
過去と現在の映像から、外科医の不運な人生がみえてくる。
同じ人物同士のベッドシーンでも最初と最後では見る側の感じ方がちがうというのが面白い。
途中、笑ってしまうシーンもあって、まじめに撮っているからよけいにね。
ある意味、男性からみるとホラーというか、ゾクッとするかも。

外科医役のアントニオ・バンデラスは、ハマリ役。
謎の美女役のエレナ・アナヤは美しくてスタイルもよくて女性からみてもきれいです。
タイツ姿、パーツで区切られたマネキンのような身体など映像がシュール。
ジャン・ポール・ゴルチエの衣装、凝った小道具。パーティシーンのラテン調の歌声がいい。
ミステリーよりもファンタジー、エロティックでどこか可笑しい(私だけか・笑)映画でした。

★★★★(5段階☆は0.5)

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ワイルド・スピード MEGA MAX【IMAX】

2011-09-24 | ワ行の映画

Fast Five(2011/アメリカ)【先行上映】
監督:ジャスティン・リン
出演: ビン・ディーゼル/ポール・ウォーカー/ドウェイン・ジョンソン/ジョーダナ・ブリュースター/タイリース・ギブソン

全世界63ヵ国No.1記録更新ラッシュ!
ついに、ファイナルラップへ


ヒット作『ワイルド・ スピード』シリーズの第5弾。
久しぶりの映画館、IMAXで見ました。
シリーズで一番面白かったあ。

ドミニクとブライアンは自由を求め、ブラジルに逃亡。
そこで裏社会を牛耳る黒幕から大金を奪う計画をたてる。
だが二人の前に凄腕の連邦捜査官が立ちはだかる。


前半の列車から車を強奪するシーンから早くもMAX!
そんな無茶な???と思いながらもドミニクたちをつい応援してしまう。
やっぱオリジナルメンバーは安心するし、キャラがブレてない。
仲間は決して裏切らない。けじめはつける。そこがいい。

後半、頑丈な金庫をどうやって盗むんだろうと思ったら、この手があったとは・・
迫力のカーアクション、何もかもが荒っぽいんだけど、力づくで魅せてくれる。
ここまでやってくれると痛快!スタントは凄いです。
今回壊した車200台以上とかハンパない。
にしてもブライアンは元の生活には戻りたくないのかなあ。
ポール・ウォーカーの爽やかな笑顔は、逃亡生活なんて似合わない気が・・(まあ充実してるのでいいかっ。笑)


ビン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンのガチな戦いは重量級。
今までのメンバーが集結したのも嬉かった。
そしてエンディングに衝撃事実が!!!
まあ前回の時、あるかな?って思ったんですが・・・
次回がすごく楽しみです!!クレジットにない女優さんもでてきましたが、彼女も出演予定?
最高に楽しめました。

★★★★★(5段階☆は0.5)

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ワイルド・スピード MAX

2009-10-11 | ワ行の映画

Fast & Furious(2009/アメリカ)【劇場公開】
監督:ジャスティン・リン
出演:ヴィン・ディーゼル/ポール・ウォーカー/ミシェル・ロドリゲス/ガル・ギャドット/ジョーダナ・ブリュースター/ジョン・オーティス/ラズ・アロンソ

誰か、コイツら止めてくれ!!

56か国で初登場1位を記録した大人気カーアクション・シリーズ『ワイルド・スピード』最新作。
ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカーらオリジナルメンバーが再集結!
やっぱこのシリーズはおもしろい!

3作目のTOKYOドリフトはイマイチだったので、オリジナルメンバーが集まった4作目を楽しみにしてましたー。
派手なカーアクション、ハラハラさせるスピード感、車好きじゃなくとも、ワクワクさせてくれるんだよね。ヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカーのコンビネーションもいい。



冒頭からタンクローリーのカーアクションがド迫力!
一般道でのナビを使ってのレースはハラハラもの。カースタントもあいかわらず凄いです。
ピカピカの車が派手に壊れるところはそう快。
麻薬組織の黒幕を追いつめるため、お尋ね者とFBI捜査官が手を組むというのはおかしな話だけど、1作目をみればふたりの絆が強いことがわかるんだよね。
レティ役のミシェル・ロドリゲスがかっこよかったので、早々と退場は残念・・


狭いトンネルでのレースも手に汗握る。
謎のクール美女役の人はミス・イスラエルとか。
最後もにくい終わり方で、続編つくってほしい。ポール・ウォーカーの笑顔はあいかわらずステキ!

★★★★(5段階☆は0.5)

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私の中のあなた

2009-10-10 | ワ行の映画

My Sister's Keeper(2009/アメリカ)【劇場公開】
監督・脚本: ニック・カサヴェテス
出演:キャメロン・ディアス/アビゲイル・ブレスリン/アレック・ボールドウィン/ジェイソン・パトリック/ソフィア・ヴァジリーヴァ/トーマス・デッカー/ジョーン・キューザック

もう姉のドナーにはならない。

アメリカの人気作家ジョディ・ピコーのベストセラー小説を、『きみに読む物語』のニック・カサヴェテス監督が映画化。
難病ものですが、複雑な話でもある。
コップ1杯ほど泣けました。。


白血病の姉のドナーとして、遺伝子操作によって生まれた妹が、姉への臓器提供を拒んで両親を提訴するところから物語は始まる。
子供の命を救うために、別の子供を産むというのが驚きで、オフレコとはいえ信じられなかった。こういうケースはほんとにあるんでしょうか?
姉のために妹は自分の体を切り刻んできた。母親は姉の命を救いたいために妹に無理強いしてるのではないか。 
妹は母親を訴えますが裁判の話かと思ったら、意外な展開になってくる。
裏には真実が隠されていた・・


家族の中に病人がいると、生活は大きく変わっていく。負担が増えるし、捨てなければいけないこと、我慢することも多くなる。したがって家族関係も危うくなってくる・・
病気の姉はそれをみているわけです。妹が健康な体を犠牲にしている事実は辛いですよ。
徐々に弱っていく自分。死はそこまで迫っている。
父親、兄、妹はそれを受け入れようとするが、母親は認めたくない。
死なせたくない!母親のエゴといわれても、彼女の気持ちもよーくわかる。


大人よりも子供のほうが感受性が強い分、未来をわかってるのかもしれない。
いい人生だった・・この言葉に胸がいっぱいになりました。嗚咽を堪えるのに必死。。
家族は一心同体。
生と死、家族の意味、延命治療についても考えさせられました。

ラストの妹のナレーションもいい台詞だね。
家族に病人のいる方はこの映画は辛いかもしれない。
妹役のアビゲイル・ブレスリンもよかったけど、姉役のソフィア・ヴァジリーヴァは熱演でした。

★★★★☆(5段階☆は0.5)

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ワルキューレ

2009-03-29 | ワ行の映画

Valkyrie(2008/アメリカ)【劇場公開】
監督・製作: ブライアン・シンガー
出演:トム・クルーズ/ケネス・ブラナー/ビル・ナイ/トム・ウィルキンソン/カリス・ファン・ハウテン/トーマス・クレッチマン/テレンス・スタンプ

作戦は10分。
その瞬間に、世界はゆだねられた。


なんと出演作の累計興行収入が、全世界で600億ドルに達するといわれるトム・クルーズ。その彼が『7月4日に生まれて』以来2度目となる実在の人物を演じた話題作。
ヒトラー暗殺計画の全貌を描くサスペンス大作。監督はブライアン・シンガー。

久しぶりに劇場へいったせいか、前半ウトウト

この映画みるまで知らなかったんだけど、ヒトラーの暗殺計画はドイツ国内で40回以上も企てられていたんですね。みなしょぼい作戦だったらしい。
その中で一番スケールの大きいのがこの〈ワルキューレ作戦〉。
トムが演じたシュタウヘンベルク大佐(舌かみそうな名前)はドイツでは有名な人物だそうで、彼の名前を冠した通りや銅像もあるそうな。


冒頭のドイツ軍が連合国の爆撃機に襲われるシーンは大迫力。
その爆撃で大佐は重傷をおい、左目と指を失う。
端正なトム・クルーズは精悍で軍服がよく似合うなー。
この映画、登場人物にわざわざ字幕がついていて、いくらなんでもヒトラーは誰でもわかるよ!と突っ込み入れたくなりました。トホホ


ヒトラーの政策に疑問を持つ大佐はヒトラー暗殺だけでなく、国を立て直すべきだと主張し仲間を集める。
作戦を決行するまでは難問だらけ。
そして決行の日、ハプニングがあるも爆弾をしかける。さてヒトラーは死んだのか?
部屋から飛行機に乗るまでのトムの行動はハラハラもの。
当時は通信網は電話だけで、現代と比べるとイライラするね。


大佐は強い意志をもち、命をかけて国を守ろうとした。
結果がわかっているだけに熱いものがあります。

最後は涙が出そうでした。
ただバリバリのアメリカンのトムはやっぱドイツ人にはみえない。笑
でもかなり押さえた演技で良かった。
脇のケネス・ブラナーやビル・ナイなどのイギリス人俳優たちもいい。
ドイツロケがリアルさを出してるし、ドイツ軍の衣装(ブーツ、軍服、コート)に目がいく。

盛り上がりが少ないといえば少ない。でもしっかりつくられてあっていい映画でした。

★★★★(5段階☆は0.5)

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ワールド・オブ・ライズ

2008-12-05 | ワ行の映画

Body of Lies(2008/アメリカ)【試写会】
監督・製作:リドリー・スコット
出演:レオナルド・ディカプリオ/ラッセル・クロウ/マーク・ストロング/ゴルシフテ・ファラハニ/オスカー・アイザック/サイモン・マクバーニー/アロン・アブトゥブール/アリ・スリマン

どっちの嘘が、世界を救うのか。

レオナルド・ディカプリオ&ラッセル・クロウ競演のサスペンス・アクション大作。
原作は、ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、デイビッド・イグネイシアスがCIA工作員を描いた2007年の小説。
アメリカではコケたらしいけど、おもしろかったですよー。
ややこしくも映像は迫力あるし、ディカプリオの迫真の演技に尽きますね。

story
ヨルダンを拠点に大規模なテロを計画する首謀者の手がかりを得たロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は組織に潜入しようと試みる。そのためには狡猾なCIAのベテラン、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)らの協力が必要だった。味方とはいえ過信ができない不安定な状態の中、潜入作戦実行の期限が迫っており……。


原題のBody of Liesより邦題のワールド・オブ・ライズ“嘘で成り立つ世界”のほうがピンとくるかも。
地球規模の破壊を企むテロ組織のリーダーを捕まえるため、CIAがとった嘘の作戦とは?


〈ネタバレあり〉
CIAの凄腕工作員フェリス。各国の情報網の中枢に潜入し、命がけで任務を遂行する男。
演じるディカプリオはエージェントにしては童顔のせいか似合ってないようにも思うけど、それをカバーするキレのある演技がいい。変装は怪しすぎたけど・・笑
スパイはバレたら命が危ないので容赦なく情報屋を殺すし、汚れ役ともいえる。


ディカプリオの上司を演じるのがラッセル・クロウ。メタボ気味で電話で命令するだけの男ですが、現場の過酷さを知らない非情な男。ラッセル・クロウは役作りのため、20キロ増量したとか。頭はキレるが、見事におっさんしてます。笑
そんな上司にヘキエキしながらも、フェリスは極秘情報を手にしアジトをみつけるが、上司が横やり。苦笑。
対照的な二人の溝が危険を招くんです。
最終手段としてかれらが考えたのはデッチあげ。
味方も欺き決死の行動に出るフェリス。


衛星からの映像、銃撃戦、砂漠のバトルなどリドリー・スコット監督ならではのリアルさ。
テンポが速く、世界各地に舞台が変わるので、けっこう複雑。
誰と誰がつながっているとか、せわしない。。
後半の“嘘つき作戦”はもりあがりました。

クライマックスのディカプリオの拷問シーンはハラハラ。スリル満点!
レオさまはアラビア語もしゃべるし出ずっぱり、ヨルダン女性とのからみもありで、スイートなレオさまもみられますよ。
アンディ・ガルシア似のヨルダン情報局のトップを演じた俳優さんは、おいしい役でしたねえ。
フィクションだけど、冒頭のテロップとおり、真実もありだとしたらえげつないスパイ活動。。
中東問題も暴かれる娯楽大作でした。

P.S.
本編の前に、デヴィッド・フィンチャー監督の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』公式サイトの予告編を観ました。80歳で生まれた男が若返っていくアメージングな物語。男を演じるブラッド・ピットの老け役もすごいけど、若かりし頃のブラピが見れるんです。アメリカではクリスマス、日本では来年2月公開。楽しみですね。

★★★★(5段階☆は0.5)

「ワールド・オブ・ライズ」公式サイト

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私は貝になりたい

2008-11-23 | ワ行の映画

(2008/日本)
監督: 福澤克雄
出演:中居正広/仲間由紀恵/柴本幸/西村雅彦/平田満/笑福亭鶴瓶/上川隆也/石坂浩二

家族へ、帰りたい。

50年前にフランキー堺主演のドラマが大評判を呼び、映画化もされた名作が再びよみがえる。
中居正広と仲間由紀恵じゃない地味な役者だったら、最後までみていられなかったかもしれない辛い内容・・・
でも、いい映画でした~。

story
本土防衛のために従軍していた清水豊松(中居正広)は、終戦を迎え家族の元へと帰ってきた。平凡でも幸せな家族との日々を営もうとしていた矢先、B・C級戦犯として逮捕されてしまう。豊松の銃剣がアメリカ兵捕虜の腕をかすめたというのだ。それだけのことにもかかわらず、裁判で下されたのは死刑の宣告だった。


タイトルと簡単なあらすじだけは知ってましたが、あまりに過酷なお話。
戦争映画はもちろん楽しくはないんだけど、鬱になっちゃいます。

第二次世界大戦中、土佐で床屋を営む主人が戦場に送られ、戦後、BC級戦犯として裁かれ絞首刑になる。
一般市民が戦争で犠牲になることはわかってても、殺してもないのに処刑はどうみても納得いかない。
将校でもない二等兵の死刑判決は実際あったんだろうか・・?
戦犯裁判もいい加減なものだと感じてしまった。
巣鴨プリズン(拘置所)、B&C級戦犯の扱いは当時の国民もよく知らなかった事柄ではないのかな。戦争を知らない私たちにはまだ知らないことがいっぱいあるってことか、、


長い映画なんだけど、まったく感じなかったですね。
バラエティのイメージが強い中居くんが主役のせいか、すーと感情移入できたような気がする。ところどころにいつものバラエティさは出てたけども。笑
庶民的な中居くんを主役にしたことはよかったんだと思う。彼は熱演してました。遺書を書くときの怒りの目、最後のナレーションも悲しくて泣けた・・・

妻の仲間由紀恵、将校の石坂浩二、牧師の上川隆也、囚人仲間の笑福亭鶴瓶など脇役もしめてましたね。SMAPの草薙くんもよかった。
豊松と妻と子の面会のシーンは、すすり泣きが聞こえてきました。
映画館は中高年の女性が多かった。日頃、劇場に来たことない人もいて、音がでかいと愚痴ってた人いました。笑

戦争の理不尽さ、人間の不公平さ。
タイトルが全てを言い当ててる作品でした。

風景も美しく、最後のミスチルの曲に救われました。

★★★★☆(5段階☆は0.5)

「私は貝になりたい」公式サイト

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私がクマにキレた理由

2008-10-02 | ワ行の映画

The Nanny Diaries(2007/アメリカ)【試写会】
監督・脚本: シャリ・スプリンガー・バーマン/ロバート・プルチーニ
出演:スカレーット・ヨハンソン/ニコラス・リース・アート/ローラ・リニー/ポール・ジアマッティ/クリス・エヴァンス/アリシア・キーズ

なりたい自分がきっと見つかる。
マンハッタンのお仕事探し。


久々の試写会です!
マンハッタンでナニーとして働いていた女性の自らの体験談をもとにしたベストセラー小説『ティファニーで子育てを』の映画化。
邦題があってないような。。
※ナニーとは住み込みで子供の面倒をみる、育児や教育の専門知識を持った女性のこと。

story
ステキなエリートを夢見るアニー(スカーレット・ヨハンソン)は、ひょんなことからマンハッタンのゴージャスなマダム、ミセスX(ローラ・リニー)に雇われ、彼女の幼い息子の面倒を見るベビーシッターとして働くことに。しかし、自由なニューヨークの生活を夢見ていたアニーだったが、自分勝手なセレブ一家に24時間振り回されるハメになる。



小悪魔なイメージのスカーレット・ヨハンソンが普通の女の子役。
都会のおとぎ話のような設定。
主人公アニーは、大学を卒業しエリートになるはずだったが、将来の夢がみつからない。
自分の名前がアニーだったために、勘違いからセレブ一家のナニー(子守り)として雇われる。(笑)
マンハッタンのアッパーイーストのゴージャスな暮らし、これは楽勝じゃん!と思ったのもつかのま。
子供はなつかない、雇い主のミセスXはごう慢だし、24時間こきつかわれる。

アニーは経験もないのに、環境だけでナニーという仕事を引き受けたのは浅はかだったけど、ミセスXはナニーを奴隷のように扱うわけ。こんなはずではなかった。。
ナニーという仕事は、圧倒的に有色人種の方が多いみたい。
アメリカのアッパークラスの生活が垣間みれますね。


やっとボクちゃんがなついてくれて、アニーはやめられなくなる。でも彼ができたことでクビになり、寂しがりやのボクちゃんが「ナニ~~~。。」って泣いてすがるところは不覚にも涙。
鬼マダムのミセスXが、アニーのきついひとことに涙を見せるシーンもグッときた。演じたローラ・リニーがまたうまい。ドレスの着こなし、姿勢も美しくてセレブマダムがぴったりでした。

子供に必要なのは、いい教育、いい暮らしではなくて、愛情が大事。
豊かな暮らしをもとめたらキリがない。この家族にもアニーにもいえることだよね。
自分は何がしたいか、自分探しの物語でした。


ホロリとしたけど普通といったところか。もう少し笑えるところがあってもよかったかな。
スカーレット・ヨハンソンの彼役に「ファンタスティック4」のクリス・エヴァンス。今回は良家のおぼっちゃまでスカーレットとともに、イメージちがう役柄でした。

★★★☆(5段階☆は0.5)

「私がクマにキレた理由」公式サイト

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onceダブリンの街角で

2007-11-13 | ワ行の映画

once(2006/アイルランド)【劇場公開】

監督・脚本:ジョン・カーニー
出演:グレン・ハンサード/マルケタ・イルグロヴァ/ヒュー・ウォルシュ/ゲリー・ヘンドリック/アラスター・フォーリー

once、たった一度の出会い。
ある日、ある時、ダブリンの街角で・・・・
男と女は、恋か友情か、心の通じる相手をみつけた。
ふたりをつなぐ、愛より強いメロディ


アメリカでわずか2館の公開から口コミで動員数を増やし、最終的には140館での上映となった話題作。ドキュメンタリーに近いですね。
主人公の男役はアイルランドの実力派バンド、ザ・フレイムスのフロントマン、グレン・ハンサード。音楽好きな人は必見ですよ!

ダブリンの街角で毎日のようにギターを鳴らす男(グレン・ハンサード)は、ある日、チェコ移民の女(マルケタ・イルグロヴァ)と出会う。
ひょんなことから彼女にピアノの才能があることを知った男は、自分が書いた曲を彼女と一緒に演奏してみることに。すると、そのセッションは想像以上の素晴らしいものとなる・・・



ラブストーリーといっても、キスもしないし、これといった進展もなし。
主人公の男女は名前がないのです。
見終わってから気がついたほど、歌にひきこまれていたんだなあ。

街角で偶然出会った男女。
男が誘っても、女はそっけない返事ばかり。
男もそれならいいさと無理に追う事もない。この距離感がいいんだよね。

わかってほしい、この想い。
言葉では伝えられない自分の想いを歌にし、一緒に演奏する喜びを見つける。
心が通じ合う瞬間、二人は幸せを感じる。歌はすばらしい。
レコーディングのシーンは観てる方も心が高鳴ります!
歌は辛いことを慰めてくれるし、人種、宗教、価値観まで越えてしまうのだと思う。

さて二人の行き先は・・・?

音楽がめちゃくちゃいい~!!!
アイルランドロックとでもいいましょうか、叫びににた歌声は同じアイルランド出身のU2に似てるかも・・・


ラスト、女が窓の外を見るシーンがとっても印象的。
出会いは大切にしたいとしみじみ思う映画でした。

実はこの映画観た後に「ボーン・アルティメイタム」を観たので、いい余韻がすっかりぶっ飛んじゃいました・・・大失敗。
二本立ても順番を考えて観た方がよいですね。笑

この映画を上映してる映画館では<ソング割>を実施していて
窓口でお好きな歌をワンフレーズ歌うと当日料金1,100円で観られるんです。
友人を誘おうとしたけど、マイナーな映画なので気がひけて一人でいきました。
売り場の人が気さくな人で、モジモジしてたら「かえるの歌」はどうですか!と言われ
ワンフレーズ歌いました。
「鳩ぽっぽ」歌った人もいて、咄嗟にでてくる歌は童謡なのかな?^^;


★★★★(5段階☆は0.5)

「onceダブリンの街角で」公式サイト

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ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT

2006-12-25 | ワ行の映画
The Fast and the Furious: Tokyo Drift(2006/アメリカ)
【DVD】

監督:ジャスティン・リン
出演者:ルーカス・ブラック/バウ・ワウ/千葉真一

人気シリーズ第三弾。
今回は東京が舞台。
巷の評価はよくなかったらしいけど、私は楽しめました(それなりに・笑)
メカについては音痴でも、カーアクションはスカッとする。
劇場で観たかったですね。ドリフトレースは迫力があります。

●ストーリー●
過激なカーレースで3度も逮捕され、カリフォルニアにいられなくなった高校生ショーン(ルーカス・ブラック)は、軍人の父を頼って日本にやってくる。
幼い頃に別?黷スきりだった父との暮らし、言葉や文化の違いに戸惑うショーンだったが、アメリカからの留学生仲間に連れられ、深夜の立体駐車場へやってくる。
そこはスピード・フリークが集まるアンダーグランドのレース場。
ショーンはヤクザとつながりを持つD.K.(ブライアン・ティ)とさっそく勝負するが、ドリフトを知らない彼は惨敗してしまう。



日本が舞台なのに、アジアが混じってるところがご愛嬌^^;
日本に逃げてきた異国の者が、ドリフトレースに生き甲斐を見いだす話ですが、
出演者たちが日本語を一生懸命しゃべっていることに好感がもてました。
今までのシリーズとちがって、ヤクザも出てきてダークで安っぽい(苦笑)けど、仕方ない。


主人公ショーンや他のアメリカ人の高校生は、どうみても歳が上に見える!
日本人の幼いこと^^;
妻夫木聡はあれだけの演技で引き受けたんですね。。
スタートする時の「レディ!」「セット!」って叫ぶ日本人の女の子は渋谷で遊んでる普通の子・・・オーディションなかったのか。汗
ショーンのパパが住んでる家が、思いっきり日本家屋でセットではなくて人が住んでる家みたいで、びっくり!
日本人タレントが大勢出演していて、驚かされます。


なんといってもレースシーンはいい!
東京の公道での撮影はできないので、ロサンゼルスの道を封鎖して、東京に似たセットをつくって撮影したらしい。
もちろん運転はみなプロのスタントドライバー。
俳優たちも体感してもらうために、レースの練習はしたらしい。
なので本編は本人が運転してるような臨場感。
いい車がつぶされるのはもったいない気も・・・
山での対決シーンは盛り下がった。
シリーズ1,2がよかっただけに、今回は残念な出来でもある。。

うれしかったのは最後の“あの人”の登場!!
シリーズのファンとしては最高♪
続編に期待!(あるかな・・)ポール・ウォーカーの復帰もね

ショーン役ルーカス・ブラック、子役出身ですが大きくなりましたねえ(当然)
ガクランをくずさずに着て欲しかったな。
細かい部分は気にしないでみれば楽しめます。

「ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT」公式サイト

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