小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
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プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

2010-05-30 | ハ行の映画

Prince of Persia: The Sands of Time (2010/アメリカ)【劇場公開】
監督: マイク・ニューウェル
主演:ジェイク・ギレンホール/べン・キングズレー/ジェマ・アータートン/アルフレッド・モリナ

砂よーー時間を巻き戻せ!

2004年発売の同名TVゲームの実写映画化、古代ペルシャを舞台にしたアクション・アドベンチャー大作。ディズニー&ジェリー・ブラッカイマー製作。監督は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』マイク・ニューウェル。
時間をさかのぼり、過去を変えることのできる伝説の“時間の砂”を巡る冒険物語。
ディズニー映画らしく安心して見れます。


ペルシャの若き王子ダスタンは陰謀に巻き込まれ、父王殺しの濡れ衣を着せられる。真実を暴くため征服国の王女とともに世界を破壊することができる“時間の砂”を探す旅に出る。


ブラッカイマー映画は好きだし、ジェイク・ギレンホールがアクションに挑戦ということで楽しみにしてました。
めまぐるしい展開、スペクタクル映像は楽しめます。山場があまりなかったのが惜しい。
兄弟の絆、己を信じることなどは熱いものがありました。
ペルシャの暗殺軍団は忍者みたい。


主人公ダスタン役のジェイク・ギレンホールは肉体改造してマッチョな体型になっても、はにかんだりするところは甘さがあって爽やか。アクションもかっこいいし、濃い顔も役柄そのまんま。
気の強いお姫さま役のジェマ・アータートンとの駆け引きも似合い過ぎ。

衣装やセットはかなり豪華で、主役のふたりの衣装はよく似合ってました。
やっぱりタイトルの“時間の砂”のシーンが一番の見どころ。
※ダチョウが可愛いかった。笑

予告編の3D「トロン:レガシー」(12月公開)が早くみたい。

★★★☆(5段階☆は0.5)

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告白/湊かなえ著

2010-05-25 | 

最近、映画をみてないので久しぶりに本の感想…


愛美は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです。


第29回小説推理新人賞受賞。2009年の本屋大賞に輝く180万部を超えるベストセラー小説。松たか子主演で映画化。文庫になったので早速読んでみました。

あっというまに読めます。
娘を学校のプールで亡くした中学校の女性教師による生徒への告白からはじまる。教師、生徒、生徒の親、級友など6つの告白による構成で、はじめはダラダラ長いのかなと思ったら、人が変わるたびにどうなるのか知りたくなり、ひきこまれていく。
結果はわかってるんだけど、そこまで到達するまでに策略があったりそれぞれの心の葛藤があったり、どんでん返しもあります。ただ読んでいて楽しくないんだよね。
娘を殺された森口先生は普通なら同情するのに変に冷ややかだし、ひねくれた生徒Aは同情できないし、KYな熱血バカ先生は浮いているし、不愉快になってくる。どいつもこいつもみなひとりよがり、自分のことしか考えてない。
ほとんどの人物に共感できないんです。
でもおもしろい。

社会派小説ではなくて、エンターテイメント小説といっていい。
強引な展開と、ばっさり切り捨てていく感覚。ありえなくてもその光景が頭に浮かんでくるんです。
容赦しないラストは衝撃かも。
えぐいシーンや凄いバイオレンスシーンがあるわけでもないのに、ホラーのように背筋が寒くなった。
人間の闇は深い。自分を正当化するためには手段を選ばない。これが現実でなくてほんとによかった。
こんな人間ばかりだったら、社会の秩序はなくなるね・・・


映画では森口先生役の松たか子はぴったり。中島哲也監督は『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』の方ですね。
どういう映像になるか楽しみです。
6/5公開

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タイタンの戦い 3D(字幕版)

2010-05-04 | タ行の映画

Clash of the Titans(2010/アメリカ)【劇場公開】
監督:ルイ・レテリエ
出演:サム・ワーシントン/ジェマ・アータートン/マッツ・ミケルセン/アレクサ・ダヴァロス/ジェイソン・フレミング/レイフ・ファインズ/リーアム・ニーソン

神も、魔物も、
そして運命さえも打ち負かせ。


ギリシャ神話をベースにした1981年の同名作品を最新の映像技術でリメイクしたアクション・アドベンチャー。監督は「インクレディブル・ハルク」のルイ・レテリエ。「アバター」のサム・ワーシントン主演。
3Dでみたんですが、字幕が浮いてるだけで3D感はあまり感じなかったですね・・(^_^;)


神々と人間が共存した時代。主人公ペルセウスはゼウスの息子でありながら人間として育てられる。青年になった時、冥界の王ハデスに家族を殺され、復讐にもえるペルセウスは人間たちと共にハデスを倒す旅に出る。行く手にはモンスターたちが待ち受けていた・・

冒頭の星座のビジュアルは、いかにもギリシャ神話の雰囲気。
神と人間の共存という設定はおもしろく、人間と神のハイブリッドであるペルセウスを演じるサム・ワーシントンは「アバター」「T4」に続いて混血の役柄づいてますねー。


オリンポスの神々は決して神聖なものでもなく、ゼウスは穏やかな顔してめちゃくちゃ。
レイプするわ、寝取るわ・・。苦笑
人間以上に人間臭い神々たちで、そりゃ人間が不信感もつのもわかるね。


まあ突っ込みどころが多くてもアクションで補ってる感じ。巨大サソリとの戦い、ペガサスに乗ったペルセウスとクラーケンの空中戦は迫力あります!
クラーケンのデカさは劇場でしか味わえないね。
展開が早くて時間が短く、もっと観ていたかった。

ペルセウス役のサム・ワーシントンは体育会系、ヘラクレスみたい。「カジノロワイヤル」のマッツ・ミケルセンはマッチョでびっくり。かっこいい隊長でした。
ストーリーが中途半端ですが、こういう映画は好きです。男の子が喜びそう^▽^

★★★☆(5段階☆は0.5)

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