小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
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デビル

2012-01-23 | タ行の映画

Devil(2010/アメリカ)【DVD】
原案・製作:M・ナイト・シャマラン
監督:ジョン・エリック・ドゥードル
出演:クリス・メッシーナ、ローガン・マーシャル・グリーン、ジェフリー・エアンド

密室(エレベーター)が、お前たちの地獄になる

『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン製作・原案によるサスペンスホラー。
シャマラン映画はシックスセンス以降,イマイチな作品が多く観るのをやめてたんだよね。。。
今回は監督はやらず、時間も80分、みやすい映画になってます。


話はシンプル。高層ビルのエレベーターに男女5人がとじこめられ、停電になると一人一人殺されていく。
密室の中でお互いが疑心暗鬼になり、みな攻撃的になる。こういうときに人間の本性がでてしまうんだよな。
彼らを助け出そうとする関係者もみな殺されてしまう。信心深い警備員が監視カメラに悪魔をみたと言い出す。
刑事が彼らの身元を調べていくうち、ある共通点があることがわかる。


音で怖がらせてくれるし、オープニングの街の天地逆の映像、エレベーターにはいりこむ映像など、カメラワークがいい。
画面が暗くなるとこちらまでドキドキしてしまう。
ネタバレできませんが悪魔の仕業と見せかけて、実は教訓もこめられた最後は説得力がありました。
有名な俳優さんはでてないけど、キャストもよかった。

3部作の第1弾らしいので次回が楽しみです。こういう映画は好きかも~
シャマラン監督らしさは十分伝わってきました。

★★★★(5段階☆は0.5)

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RED レッド

2012-01-13 | ラ行の映画

RED(2010/アメリカ)【Blu-ray】
監督:ロベルト・シュヴェンケ
キャスト:ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、メアリー=ルイーズ・パーカー

RED-それは、アメリカが最も恐れた危険なオヤジたち・・・

ブルース・ウィリスにモーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチら大物俳優たちが集結したスパイ・アクション。
リタイアしていた元CIAの凄腕エージェントたちが再結成し大暴れする物語。


REDとは国家当局がつけたコードネーム(RETIRED EXTREMELY DANGEROUS=引退した超危険人物)。
年金受給者や老人ホーム暮らしなど隠居の身の元CIAスパイたちが突然狙われることに・・・
現役を引退したとはいえ、敵を前にすると荒唐無稽な破壊ぶりに思わず笑ってしまう。まるで漫画。
相手も容赦しないのが凄い。
ガンさばきが絵になるブルース・ウィリスはもちろんですが、ヘレン・ミレンがいい。普通のおばさまが敏腕スナイパーに変身。真っ白のドレスでマシンガンをぶっ放す。
ジョン・マルコビッチのひょうひょうとした感じがおもしろい。


仲間同士のかつての恋愛や友情もあって、冷徹なスパイたちでもほんわか気分にさせてくれる。
ブルースウィリスと若手CIAエージェントの戦いはすさまじかった。なかなか死なないだよね、これが
隠居生活していてもスパイはあなどれないですよね。
気楽にみられるエンターテイメント映画でした。

★★★☆(5段階☆は0.5)

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ブラック・スワン

2012-01-09 | ハ行の映画

Black Swan(2010/アメリカ)【Blu-ray】
監督:ダーレン・アロノフスキー
キャスト:ナタリー・ポートマン、バンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー

純白の野心は、やがて漆黒の狂気に変わる・・・

あけましておめでとうございます!
昨年はほとんど映画鑑賞できず、ブログも放置状態で怠けてしまった一年となってしまいました。
今年も細々とマイペースで続けていきたいと思っております。
またよろしくお願いいたします!


さて、2012年の一発目の映画感想は私の好きな女優ナタリー・ポートマンがアカデミー賞主演女優賞を獲得した作品。
「白鳥の湖」のプリマに抜擢されたバレリーナの心の葛藤、闇・・・・
いや~マジで怖かった。。心理スリラーですが、久々にひきこまれてしまいました。
無駄がなくて、完璧なつくり。美しくも残酷な描写。
ナタリー・ポートマンはバレリーナにハマっていて、体当たりの演技ですばらしかった。オスカーも納得の演技。
エロいシーン、痛々しいシーンがうまく混ざりあい五感にくる映画。


白鳥は完璧に踊れてても黒鳥が踊れないジレンマ、過保護な母親との関係、ライバルへの嫉妬、疑心暗鬼・・・
次第に精神のバランスをくずしていくヒロイン。崩壊していく様子が強烈に伝わってくる。
彼女はマイナスの暗示にかかっているようにみえた。
自分の中の白鳥と黒鳥のせめぎあい、現実と妄想、正気と狂気。
見終わったあと、嫌な汗がでてきそうだった。
極端だけど、人間の二面性、恐ろしさが身にしみた映画でした。
ナタリーの黒鳥への変身は見事でした。
キャストもみなよかったし、ナタリー・ポートマンの衣装が素敵でした。
この作品,山岸凉子の同名の漫画とよく似てるんですよね。
まさか監督が漫画を読んでるとは思えないけど・・・ ^^;


★★★★★(5段階☆は0.5)

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