![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/14/b2092eda6ddabb60116899c5dfdd8ef6.jpg)
THIS IS IT(2009/アメリカ)【劇場公開】
監督: ケニー・オルテガ
出演:マイケル・ジャクソン他
誰も見たことのない彼に逢える。
6月に急逝したマイケル・ジャクソンの死の数日前まで行われていたコンサート・リハーサルを収録したドキュメンタリー。
『HSM』の監督であり、ロンドン公演の演出を担当したケニー・オルテガが一本の映画にまとめあげた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/69/ffc5a0e18039d44cf48c6263d628e480.jpg)
ロンドン公演に選ばれたダンサーたちのインタビューからはじまる。
マイケルを崇拝、彼と同じ舞台に立てることを夢見てきたダンサーたちの興奮度が伺える。
コンサートのオープニング曲「スタート・サムシング」で登場のマイケルは、昔のまんまのマイケルだった。痩せてはいるもののリズムに乗り、歌って踊る姿に感極まってしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0163.gif)
マイケルの真骨頂はステージだと思ってる。なんたって5歳からステージにたってる人だからね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/3e/9948722201345acc009aea1f0d85363c.jpg)
今回驚いたのはほとんど生歌だったこと。ブランクがあったので失礼ながらここまで歌えるとは思わなかった。地道にトレーニングしてたんだね。
映画館は重低音がきいて、ライブ会場にいるような臨場感。
パフォーマンスするマイケルと、クリエイティブなマイケルの両面の姿を見ることができる。
細かい指示を感覚で表現するのは、今までのキャリアの積み重ねなんだろうね。
自分でスタッフをコントロールしながら、相手を思いやる気持ちも忘れない。
「スムース・クリミナル」「スリラー」「ビート・イット」・・・
「Black Or White」は自然に体が動いてしまった。
隣に座ったおじいさんは有名な曲が流れると、リズムとってたもんね。笑
終盤の「ビリー・ジーン」はかっこよくて見入ってしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0150.gif)
すばらしいダンスを披露していて、ダンサーたちが歓声をあげてたね。
マイケルの最期の姿を見届けたダンサーたち、スタッフも無念の思いでいっぱいだろう。
時折、マイケルは自分の中に入り込んでいて、真剣に取り組むその姿にグッとくる。生涯、自分の全てを音楽に捧げてきたマイケル。
オルテガ監督が命知らずのマイケルと言ってたとおり、命をかけたステージだった。
マイケルの最期の姿を映画にしてくれたことに感謝している。
ロンドン公演が開幕してたら、誰も体験したことのないすばらしいものだったと思う。
人間の可能性に挑み、それをやりとげた偉大なアーティスト。
マイケル・ジャクソンの最期の記録映像といってもいいでしょう。
夢と感動をありがとう、マイコー!
ファンでない人や、興味のない人も一度みてほしいです。
★★★★★(5段階☆は0.5)
公式サイト
ブログ王ランキング