![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/90/93ccdd2d0ae746c0dd4fd96f8d623688.jpg)
Walk the Line(2005/アメリカ)
見応えがありました!
1950年代の伝説のミュージシャン、カントリーシンガーのジョニー・キャッシュ。
名前は聞いたことありましたが、はじめて人となりを知りました。
グラミー賞11回も受賞している方なんですねえ。
栄光と挫折、運命の女性ジューン・カーターとの出会いから結婚までの真実の物語。
ラブストーリー+一人の男の生涯ですね。引き込まれます。
キャッシュ役ホアキン・フェニックスとカーター役リース・ウィザースプーンの熱演が光ってます!
二人の歌のうまさにびっくり!ホアキンの歌声は心が込められている。
●ストーリー●
アーカンソーの田舎で生まれたジョニー・キャッシュは12歳の時、農業の手伝いをしていた優しい兄を事故で亡くす。
数年後、結婚し子供も持ちセールスマンをしていたが、歌が好きなジョニーは友人とバンドを結成。
才能を認められレコードを出し、一躍人気者に。
ある時、舞台の袖で、幼い時からラジオで聞いていた人気女性シンガー、ジューン・カーターと運命の出会いをする。
ジョニーは彼女に好意を持つが共に家庭がある身、ジューンは友達でいましょうと言う。
そのうちドラッグに手をだし、転落の日々。
それを救ってくれたのはジューンだった・・・
ジョニーの人生の中で最初の衝撃な出来事。
12歳の時、好きだった兄ジャックの事故死は痛々しい経験・・・
父からいわれた「おまえはどこにいたんだ!」・・・ 自分が兄のそばにいなかったから。
出来のいい兄がいなくなり、出来の悪い弟が残ってしまった。
それが後の彼の人生に影を落とすことになるのです。これは重い・・・
![](http://img07.pics.livedoor.com/007/d/6/d68d5734d169aa85a693-L.jpg)
そして人生を大きく変えていくジューン・カーターとの出会いと再会。
一緒にツアーを組むことになりますが、カーター役をリース・ウィザースプーンがブロンドを黒髪に染め、イキイキと演じててさすがオスカーの演技です。
2時間ちょっとの作品ですが、一人の男の波瀾万丈の人生は長くけわしいです。
![](http://img02.pics.livedoor.com/002/6/d/6d52cbbf6c8ea2a4b486-M.jpg)
ミュージシャンとして成功しますが、当然、誘惑もある。お酒、そして薬漬け。
妻子も去って行き、徐々に心身が壊れていくジョニー。
ジョニーもジューンもお互いを尊敬しあってますが、ジューンはジョニーを決して甘やかさない。
むしろ冷ややか。
ジューンは離婚経験があり、子供を持ちながら懸命に働いている。母親としての強さですね。
やがてどん底にまで落ち込んだジョニーに、そっと手を差し出すジューン。
そんな彼女の真心に涙が出ました。
ジューンが導いてくれた真っすぐな道をジョニーがよろよろ歩きながら辿っていくよう。
ジョニーはカムバックに成功、ジューンに今度こそ!の舞台でのプロポーズ。ええ?!
「君は親友だ、結婚しよう!」
頷くジューン。
自分を認めてくれなかった父との和解。心のなかの黒い影が解き放された瞬間。
![](http://img05.pics.livedoor.com/005/4/1/414ef759196863eb6f4d-L.jpg)
ジョニー・キャッシュという人は刑務所の囚人たちにも人気がありました。
ジューンの死後、後を追うように亡くなったジョニーでした・・・
カントリーミュージックが心地よい響きです。
ジューンが弾いていたギターは変わった形をしていましたねえ。
DVDではなくて劇場で見たかったです!
★★★★★(5段階☆は0.5)
公式サイト