BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

Radio Romania Int. Eベリカード

2021-01-06 | 海外局ベリカード
RRI「ラジオ・ルーマニア・インターナショナル」の英語放送を聴いていただいた、Eベリカードです。
昨日、2カ月分が、一緒に送られてきました。

11月分は、1936年発行の「1000レイ紙幣」(通貨の単数形はレウleu、複数形はレイ lei) の表面と裏面になっています。



お札の表裏は、女性の農民などが働く姿が、デザインされています。
透かし部分には、当時の国王・カロル2世の肖像が使用されているようです。

12月分は、1931年発行の「5000レイ紙幣」になっています。

表面は、ルーマニア王国の小紋章、風景、カロル2世の肖像が、入っています。



裏面には、戦勝祝賀? のような場面が、描かれています。



いったい、どういう場面なのか、興味を持ったので、ネットで調べてみました。

まずは、白馬に乗っている人物は誰なのか、から始めてみました。そうすると、風貌がよく似た肖像画が見つかりました。



ワラキアの「ミハイ勇敢公」ということがわかり、その関連でたどっていくと、オスマン帝国軍をカルガレニの戦いで打ち負かした勇敢公が、1599年にトランシルヴァニア総督に就任するために、中心都市のアルバ・ユリアにやってきた様子を描いている、のでは。

それを検索すると、よく似た絵画が出てきました。

1つは、イオン・ストイカ・デュミトレスクという画家が描いた作品で、1968年頃に発行された、切手の図案にもなっています。



もう1つ、見つけました。(作者はわかりません)



お札の絵とは、少しずつ違っていますが、同じ原画から模写されたのでは。では、その原画は何か。絵画だけではなく、歴史書の挿絵から、なども考えられますし、それ以上は、わかりませんでした。
(ベリ以外は、ネットからの画像です)

さて、10月もレポートしたのですが、この分は忘れ去られてしまいました。
いずれも、受信データ欄はブランクです。



RRIでは、紙ベリも発行しているようですが、Eメールでレポートしたので、英語部からの2020年のベリは、すべてEベリでの返信となりました。



コメント
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