BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

Forever Stamp 無額面・永久保証切手(外国切手)

2014-07-25 | BCLアラカルト
外国からの放送を聴くBCLをしていると、受信確認のベリカードのほかに、局紹介のパンフレット、番組表、その他いろいろなグッズを、美しい切手や珍しい切手が貼られた封筒に入れられて、いただくことが多くあります。
BCLと「外国切手収集」をしている人にとっては、もう一つの楽しみでしょう。

2週間ほど前のブログで、モンゴルの無額面切手について書きました。
その後、無額面切手のなりたちを調べてみたり、そのほかの国で、似たようなのはないか、いただいた封筒を探してみました。
小学生の頃に切手収集をしたことがありますので、今も切手には関心があります。

アメリカでは、1978年、郵便料金改定の決定が間に合わないことを予想し、見切り発車で、額面「A」を入れた切手を印刷して発行。その後、料金改定のたびに、B、C、D、…Hと。
イギリスでは、1989年、ファースト・クラス郵便用に、額面が「1st」表示の切手が発行されたようです。

現在、アメリカではさらに進んで、「国内封書」や「国際航空」の基本郵便(いわゆる定形)に使用できることを永久保証して、発行される無額面切手が多くなり、それらはForeverと表示してあるので「永久保証切手」と呼ばれています。

将来、いくら値上がりしたって、基本郵便物なら値上げ分を払うことなく、この切手だけで送れます。いわば、「手紙を1通送る権利」を買う仕組みとも言え、値上げ前に買い溜めしておけば、値上げ分は割安になります。

最近、AWRやKTWRからいただいた封筒に貼られていた米国切手で、“Forever”の文字が書かれた切手です。

灯台が描かれた国内郵便用Forever切手です。日本宛てなので、差額分がプラスされ、貼られています。
  
2011年から、すべての記念切手がForever切手になっているそうです。

国際航空郵便用としては、“Global Forever”があり、地球をかたどった円型切手になっています。
  


チェコの切手です。
2011年頃の封筒で、額面 A・E・Z切手などが貼られています。


勝手に想像するに、Aは国内用 EはEU圏内 Zはそのほかの外国郵便用でしょうか? 
ちなみに、EとZは、アール・ヌーボーの代表的芸術家アルフォンス・ミュシャの作品がデザインされ、1895年作の舞台女優サラ・ベルナールの「ジスモンダ」ポスター、そして、智天使ケルビムをモチーフにした「黄道十二宮」から採られています。

無額面切手のほか右下に、希望する金額が印字できる切手(フラマ・自動化切手=自動販売機の切手)も貼られています。

フランスの2011年頃の切手です。 
書かれた文章がデザインされ、紫色は「私は心を込めて書く」紺色では「私は言いたいことがある」のような意味のと、クリスマス用の切手です。
「手紙用20g(まで)」とあるようで、これも、該当する種別の郵便物を差し出す権利を永久に保証する切手でしょう。
コメント
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