BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

海外局への受信レポート昔話

2014-05-27 | BCLアラカルト
受信レポートと郵便料金にまつわる、ちょっと昔の話です。

1970年代初め、ラジオで短波放送を聴き出した頃の、海外放送局への受信レポートについて、書いてみました。

今なら、レポート作成はパソコンがあって、簡単で楽ですし、乱筆でも気になりませんが、当時は、一枚一枚ていねいに、便箋に手書きしていました。

手書き以外で、強いて使うなら、タイプライターでした。買おうとしたこともあるのですが、高いし、結局、使いこなせるようになるには、たいへんそうだと思い止めました。

海外局への送付は、船便利用なら郵便料金が安いですが、到着までかなり日数がかかるので、受信レポートという性格から、どうしても高い航空郵便を使うことになります。

はっきりと覚えていないので、当時の郵便料金を調べてみました。
国内郵便は、定形の封書だと25gまで20円でした。
それと比べると、外国郵便料金は、船便が20gまで50円 (アジア・オーストラリア向けは30円)、航空便となると跳ね上がり、アジア方面60円、北・中米方面80円、・ヨーロッパ・南米・アフリカ方面は100円でした。

ヨーロッパへの航空便なら、国内料金の5倍にあたりますし、しかも、封書の重さが10gごとの区分でした。ちょっと油断すると10gを超えてしまうので、軽くすることが重要なポイントでした。
ですから、小さめの封筒に、エアメール用の薄い紙の便箋を使っていました。

それでも、いくらかかかり、小遣いの中から出すので、きつかったという思い出です。

ハガキについては、国内10円で、海外は35円(沖縄20円)、45円、55円でしたので、安いので使いましたが、番組内容などをくわしく書くと長文になり、スペースが足りませんでした。

もう1つ、航空書簡と呼ばれるエアログラムは、(当時は)中に何も入れられませんでしたが、ハガキの4倍ぐらいは書け、50円で全世界あてに送ることが出来ましたので、これをよく利用していました。

たぶん、記念にと残していたのでしょう。

1970年の万博記念と、1983年の国際コミュニケーション年記念(120円、サイズが大型に) のエアログラムです。

さて、2014年4月、封書は82円となり、エアログラムは世界あて90円で、今は25gまでなら写真や紙片など薄い物品を入れることができます。また、アジア諸国向け航空料金も90円と、国内郵便料金との差はごくわずかです。
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