BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

ベリカード発行についてのエトセトラ (B)

2014-05-03 | BCLアラカルト
ベリカードを発行していただけない訳は…
その理由は…何なのか。ちょっと考えてみました。 

(B)「当局の発行条件に合っていないので、発行できない」という場合。

この条件ですが、なかなか事前に知ることが出来ない場合が多いので、受信レポートを送ってみて、初めてわかることもあります。

その発行条件とは… (1)受信期間、受信日数、受信時間の厳守 (2)放送対象の地域外 (3)返信郵送料(IRCなど)の同封が必要 (4)ベリはお一人様1枚だけ、などなど…

(1)では、
※受信期間が決まっている。

普通のベリカードならいただけるでしょうが、とくに○○周年記念カードなどの場合は、発行の期間が決まっていることが多く、その時を逃すと入手できません。
2010年にいただいた「Radio Slovakia International」 とオーストリアのDXクラブ「Austrian DX Board」の40周年記念カードは、2009年11月中の受信に限られ、IRC1枚の同封が必要でした。

国内で最近のは、入手はしていませんが、「東京FM」が、文字多重放送終了の記念カードを発行しました。3月31日受信分まで(なくなり次第終了)と、返信郵送料50円切手が必要ということでした。

※受信日数が決まっている。

1日だけでなく、5日間や1週間通し、2日間全放送番組の受信など、が条件です。BCLブームの頃には、いろいろあったようです。

「イラン・イスラム共和国ラジオ日本語」では、5日分で1枚のベリカードの発行となっています。日本語は1時間番組ですが、悪い状態が続く時期の、長時間の雑音受信となるとギブアップです。



※受信時間では、一定時間以上というのがあります。

30分以上の受信が必要であった「KTWR」の、発行は不可のメッセージカードです。


(2)では、
放送対象地域外からの受信レポートに対しては、ベリを発行しません、というものです。

短波放送は世界各地で受信可能ですので、ちょっと変わっていると思いましたが、対象地域でどのように聴こえているのか、とくに混信状態など調べるという意味では、受信報告が役立つと言えるでしょう。

「FEBA Radio」のサンキューカードです。
でも、しばらくたって止めてしまい、ベリが発行され始めました。


また、放送対象地域となっている外国での受信しか発行しません。というものです。

今もこの発行条件をしっかりと守っているのは、「Radio Japan」(NHK World)で、国内での受信では発行していただけず、(例外は期間限定の発行です) 海外での受信時にしか、チャンスはありません。


(3)では、
海外局・国内局とも、ベリカード返信用の郵送料を表立って要求はしていませんが、今は局の財政状態も厳しいですので、礼儀として同封が必要です。
ですので、海外へは、国際返信切手券(IRC)やドル札を同封したりしています。必要がない局については、返送してくれますので、次から入れません。

「Radio New Zealand International」は、ベリカード郵送の場合はIRC2枚か2$ですが、Eベリだけなら必要ありません。


(4)は、
ベリカードは、お一人様1回1枚だけ、です。

海外の局で、新デザインのカードが発行されたと知ってレポートしましたが、この局では、より多くの人にカードを発行したいとの思いからか、過去にもらった人には送らないという制限をかけているようです。かわりの、お礼レターが送られてきました。
かつて、国内でも、あるFM局がやっていましたが、最近はなくなりました。パソコンで送付者リストを作り、1回ごとに該当するかどうか検索していたのでしょうが、何年も経つと「そこまで、やっていられない」という事になるのでしょう。

こうした発行できない理由を、返信で示していただける局はいいのですが、送られてこない場合は、ずっとわからないままです。
まだ、他の理由、(C)(D)…があるようです。

コメント
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