goo blog サービス終了のお知らせ 

こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

Jansen・Barbieri 「Moving Circles」'85

2011-01-10 12:00:00 | 音楽帳


1985年3月に発売されたスティーヴ・ジャンスンとリチャード・バルリエリの「Worlds In A Small Room」というアルバム。
これは、NASAの映像のために作られたサウンド・トラックだった。

過去、ブライアン・イーノがNASAのアポロの実映像を映画化した「For All Mankind」に合わせて作った「アポロ」というサウンド・トラックがあるが、それとは異なったもの。

日本で録音され、日本のエンジニアたちが、このアルバムをバックアップしている。

***

このレコードは、非常に心地良く、映像の無いレコードでも、自分にとっては「癒し」になる音楽だった。

その中で、メイン曲とも言うべき「ムービング・サークルズ」。
この曲は、教授の「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」からの影響が非常に強いのが聴いてすぐ分かると思う。

この曲を、教授自身が「サウンド・ストリート」で掛けながら「戦メリみたい」と言っていたが、それも比較的好意的に言っていた。

スティーヴ・ジャンスンとリチャード・バルリエリも、教授の音楽に多大な影響を受けているのがよくわかる。
しかし、それを抜きにしても、とてもロマンティークで、切なく美しい曲である。

このアルバムには、この「ムービング・サークルズ」のヴォーカル・ヴァージョン「ムーヴ・イン・サークルズ」という曲が別にあり、そこでスティーヴ・ジャンスンが歌っている。

【埋め込み禁止だったので、すみませんが、ダブル・クリックして下さい。】


意外と、アルバム「Worlds In A Small Room」を持っている人というのは少ないようだが、デヴィッド・シルヴィアンの2枚組「ゴーン・トゥ・アース」と共に、夜から夜明けに架けて聴いていると、夜のしじまの中で、さまざまなイメージ旅行が出来る。

是非、発見したら、静かな音楽が好きな人なら聴いて欲しい。

そして、聴いているうち、何だか不思議と、ミック・カーンを送る鎮魂歌にも聴こえてきた。
ガンの痛みから放たれ、安らかに眠って欲しい。
そんな気分になる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする