こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

クロスオーバー・イレブン : 1983年8月かたちんば制作カセットテープより

2011-01-20 02:27:20 | クロスオーバーイレブン
過去エアチェックしたカセットに、約30年近くを経て、最近伸びて音のピッチがおかしくなったテープを発見した。
実は、密かにショックであったりする…。

そのテープはやはり安物。



'83~84年のキュートな鈴木さえ子ちゃんの「サウンド・キッチン」(文化放送・毎週土曜日22:00~:30[だったかなぁ?]/提供企業:西武)を録音した仮テープから、余計な部分を除去・ダビングして仕上げた作品。
実に珍しい逸品というのにぃ…(ノ△T)[しょぼん]。

という事で、今、①テープ速度補正機能付きカセットデッキ購入、もしくは②外部専門業者に依頼、を考えている。
私としては②は技術料がバカ高いのとカセットテープの本数がハンパでは無いので①で検討中。

***

但し、信頼感あるTDKテープは未だ健在。
「モノ創り」に努力・執念を注ぎ込んだ、過去日本人技術者の力が、ココにちゃんと残っているのだ。

当時(’78~80年代前半中心)を「ひいき」していると思ってもらって結構だが、オーディオ機器もカセットテープなるメディアもFM雑誌も、それに関わる人々は本当に夢やビジョンを持ち、語り・創っていた。
その夢やビジョンの恩恵と幸福感を浴びながらも、リスナーもそのムーヴメントを創っている仲間の一部だった。

NETは実際、革命だったし、リアルタイムに全てがスピーディーに展開する同期化は世界を一変させたが、果たしてそれが人々に同じような幸福感だけをもたらしたのか?
には疑問符が沢山付く。

スタンドアローンのプリミティブなモノにしか無いチカラ・魅力・独自の世界が、進化形の器の中に満たされているとは思わない。

ラジオが決して死ななと思うのも同じ事だろう。

(私も携帯はいじりますが)電車の中で携帯いじりかゲームに専念する人がほとんどの状態を客観的に傍観するたび、ピアスみたいに「いつかカラダにチップを埋め込み、それが同様の目的を果たす日が来るのかな…」と馬鹿な妄想をしたりする。

効率化一途が進み、人々はその中で走らされる世界で、自分もその器の一角に係わりながらも、一方ではそこから逸脱し、自由をある程度謳歌している。

ネコたちとたわむれながら、昆布茶をすする細野さんのスローライフに近付き、今からゆったりマイペースで歳老いていくつもりである。

***

さて、そんなカセットテープの中から、クロスオーバー・イレブン中心に完成させた愛着ある1983年8月号を紹介したい。

注:()内は、エアチェックした日を記載した。

使用テープ:TDKのAD‐X60


<Japan 「Quiet Life」>

【A面】
1・君はトゥー・シャイ/カジャ・グー・グー(8月15日)
2・チャーチ・オブ・ザ・ポイズン・マインド/カルチャー・クラブ(8月16日)
3・スタントマン/エドガー・フローゼ(8月17日)
4・ニュー・イヤーズ・デイ(アメリカ・ヴァージョン)/U2(8月19日)
5・プロミセス・プロミセス/ネイキッド・アイズ(8月21日)
6・クワイエット・ライフ/ジャパン(8月23日)
7・チャイナ・ガール/デヴィッド・ボウイー(8月25日)

【B面】
1・バブーシュカ/ケイト・ブッシュ(8月19日)
2・彼女はサイエンス(ロング・ヴァージョン)/トーマス・ドルビー(8月22日)
3・音楽(インストゥルメンタル・ヴァージョン)/YMO(8月22日)
4・レッツ・ダンス/デヴィッド・ボウイー(8月25日)
5・ソフトリー・オーヴァー/ヤズー(8月30日)
6・嵐ヶ丘/パット・ベネター(不明)

***

かなりポップでキャッチーな選曲と繋ぎ。

U2のアメリカ・ヴァージョンは、オリジナルのソリッドな面から少し丸みを帯び・若干戦闘性が和らいでいる。

B面最後は、本来オリジナルのケイト・ブッシュの「嵐ヶ丘」で行きたかったのだが、パット・ベネターのカバーとなってしまった点にだけは悔いは残るが、全体としては、なかなかのモノと自負している。

インデックスカードには、イメージと合わないかもしれないが、当時のプレイボーイから切り抜きした写真を使用。
猥雑な部分をカットし、品良く仕上げたつもりですが……。
それは、また今度。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする