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「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

村上龍『半島を出よ』

2005年03月26日 | Weblog
いろいろなことが年度末に集中して、暴走した分、ぽっかりと空白な気分で、チトうつうつとしてしまう。
まだ寒いしね。
やるべきことはあるんだけれど、そこへ向かうエネルギーというか、リズムのようなものがでてこない。
ということで、
再度、大久保の韓国料理店でカムジャタンとネギチヂミを食す。これがいま、大ブーム。ううんまい!美味いということは何と幸福感を与えるものか!元気パワーをもらった。

村上龍『半島を出よ』(幻冬舎)
町田康『告白』(中央公論新社)を買う。村上をちょっと読み始める。オモシレー。かつて『愛と幻想のファシズム』を読んだ時に圧倒されたカルト感が、最近彼が積み重ねている経済や政治についての見聞によって、冷徹な裏付けを伴って一層増幅されている(ってまだ上巻の70ページまでしか読んでないけど)。今後が楽しみだ。日本のダメ社会をここまでおちょくるとエンタテインメントになるって、こりゃでも読み終わったらどうなる?「小島を出よ」って気分だろうか。確かに、村上小説を読むと語学熱が生まれるぼく。


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