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炭素中立に向け、天然ガスを現実的に活用 参議院・資源エネルギー調査会が中間報告

2021-07-06 07:29:01 | 日記
参議院資源エネルギーに関する調査会はこのほど、原子力等エネルギー・資源に関する中間報告をまとめた。
同会では毎年調査報告をまとめているが、今年は「資源の安定供給」をテーマとして、政府が2050年カーボンニュートラルを掲げる中で有識者からのヒアリングなどを行った。
このうち化石エネルギーについては、世界がSDGsを目指し、再生エネルギーの導入に傾注する中で天然ガスを活用した現実的な手法を進めるべきと指摘。再生可能エネルギーだけで製造するグリーン水素だけで対応するのは困難で、石炭火力の廃止またはLNG火力への置き換えや、既存の石炭火力に天然ガスから製造されるブルーアンモニア(二酸化炭素回収・貯留=CCSなどが前提)を使用するなど、2050年カーボンニュートラルに向けて現実的な方法とプロセスについて議論、検証し、理解を拡げることが重要だとしている。
さらにLNG輸入のスポット比率を高めることは、今年初めのようなアジアの需給ひっ迫による価格急騰に巻き込まれるリスクがあり、安定調達にも支障をきたすと指摘した。

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