対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

1/15の「囲碁将棋フォーカス」と「囲碁講座」

2012-01-15 23:55:55 | 雑談
今日の「囲碁将棋フォーカス」の特集は棋聖戦。
「今回の棋聖戦は高尾さんの態度次第」
佐野さんの解説は相変わらずピンとこないところもあるけれど、
高尾プロを大好きな競馬の追い込み馬に例えたのは、ちょっと面白かった。

解説の方では先週水・木に打たれた第1局を
小林ピカ一先生が解説。



ピカ一先生によると、このスベリからの生きにやや問題があり、
ここで黒がリードしたのではないかという話だった。

ところで「囲碁将棋フォーカス」の特集コーナーだけれど、
先週は加藤一二三プロ特集で、来週は郷田真隆プロ特集。
そうそう番組に合うイベントに種類があるわけではないので、
ちょっとネタに詰まってきた感じがする。
4月以降、多分リニューアルするのではないかな?

囲碁講座」は相変わらずの良講座で参考になる。



上は第2回「わリーグ」でも度々登場した定石。
どちらかというと黒持ちの声が多い形だけれど、
今回は白からの手段を中心に解説。

白石が△のどちらにあるかによって、
白AやB、Cを使い分けるという解説は参考になった。
やはり定石後の打ち方も全局をよくみて
よく読むことが大事と毎回痛感させられる。

将棋電王戦「米長邦雄vsボンクラーズ」

2012-01-15 14:15:15 | 将棋
ニコニコ動画で中継された電王戦「米長邦雄vsボンクラーズ」は、
ボンクラーズが勝利

本局はボンクラーズの初手▲7六歩に対して、
米長会長は早指し戦同様△6二玉。
局後「▲7六歩に対して最善と思う」と主張していたけれど、
善悪は兎も角、プロの実戦ではあまり指されない手なので奇策には違いない。
「ボンクラーズに対して」最善ということなのだろう。

その後、ボンクラーズの振り飛車に米長会長は右玉風に構えて、
双方手を出しづらい陣形に。



ボンクラーズの手待ちに対して、
米長会長は棒金(!)から玉頭を盛り上げ、押さえ込みの体勢。



更に△8三玉からの棒玉!
駒落ちの将棋をみているかのよう。
ただし個人的には赤のところの金銀の配置が悪いので、
ここはこの二つの駒を入れ替える順を探ったほうがいい気がするのだが…。
まぁ、結果論ではあるけれど。



このまま千日手になると引き分けではなく、
先後を残りの持ち時間を使っての指し直しとなるらしい。
短時間決戦はスペックの低いPCでも勝率2割の米長会長は
それを嫌って金を△5三金まで引き付けて、△3四歩と開戦!
しかしこれが敗着というのだから厳しいもので、
▲6六歩から角交換を挑まれて、応じられないというのだから辛い。

こうなるとコンピューターはほぼ「間違えない」というのが
観戦する側からするとつまらないところで、
後は一方的にボンクラーズがヨセて終局。
先手玉には王手もかからず。

開戦までは作戦通りだったと思うけれど、
「終盤でミスをした」という米長会長のコメントは違和感あるなぁ。
棒玉や△5三金辺りをを「終盤」というのもね。

「来年以降指す棋士のための先駆者になれば」とも
対局前にコメントしていたが、奇策ではその効果の程も疑問。

どこまでも結果論だけれど、負けるなら矢倉や鷺宮定跡など、
我々にも馴染み深い定跡で一戦交えて欲しかった。