対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

棋書評「新ポケット手筋200」

2010-11-15 22:27:11 | 棋書


新ポケット手筋200」日本棋院

出題は六本木均。

プロローグ 筋のいい碁を打つために
第1章 手筋との出会い(5~8級)39/40問
第2章 手筋に慣れる(3~5級) 38/40問
第3章 手筋を身につける(1~3級) 33/40問
第4章 実戦的な手筋(初・二段) 32/40問
第5章 妙手に慣れる(三段以上) 24/40問

出題形式は昔の「ポケット手筋200」と同じく、
1ページ2問、黒先統一、裏に1問につき2図を用いて解説。
問題は当然、「ポケット手筋200」から刷新されているが、
基本手筋なので一部重複もあ…ったような(をい)。

ちなみにスラッシュの左側が私の正答数。
それを基準にすると括弧の中の段級位表示も適切か?

ポケット手筋200」ほど評判を聞かないのは、
ポケット手筋180」と同じく、出題がアマチュアだからか。
しかし私はむしろ「新」の方が疑問を感じる問題が少なく、
気持ちよく解くことが出来た。

ポケット手筋200」に代わる手頃な基本手筋問題集として
ネット碁初段前後にオススメ
有段者の基本反復にも。

ただし初版は第3章の2問目の解答に、
3問目の参考図が間違って記載されているという致命的誤植があるので、
買うならば現在既に出回っている第2版以降を。
この誤植にはビックリした。

棋書評「ポケット手筋180」

2010-11-15 01:00:19 | 棋書


ポケット手筋180」(日本棋院)

出題は左達泰浩。

ポケット手筋200」と出題形式は同様。
ただし全体が3章に分かれており、
更に20問ごとに手筋の分野別に分類されている。

具体的には、

第1章 攻めの手筋
 石を取る (14/20問)
 攻め合い (11/20問)
 切断 (13/20問)
 形をくずす (13/20問)
 ヨセ (5/20問)
第2章 守りの手筋
 連絡 (13/20問)
 形を整える (5/20問)
 サバキ (4/20問)
 先手で決める (13/20問)
第3章 古今妙手・名手15選

といった按配。
よってある程度、自分の不得意な分野を知ることが出来るかも。

ちなみに括弧の中の数字は私の正答数だが、
「ヨセ」「形を整える」「サバキ」が極端に弱いことがわかる(涙)。

またキチッと最後まで読み切るには、私には難しく感じた。
中には「ひと目」のものも確かにあるが、
とりあえず「やさしく解ける」という副題は嘘。

第3章の「妙手名手選」は面白い手が並んでいるが、
中には「妙手名手」というより「新手」「見損じ」「ポカ」
というものもあり、局のセレクトに難があるのが惜しまれる。

ポケット手筋200」のように疑問を感じる問題はあまりなかったが、
内容の難易度にかなりバラツキを感じる。
私を基準に強いて言えばネット碁3段以上向けだろうか。

難易度を別にすれば「ポケット手筋200」とそんなに差はないが、
ちょっとピッタリな対象棋力が見当たらないのが、
もう一つ本書の評判を聞かない理由かと思う。