「ポケット手筋180」(日本棋院)
出題は左達泰浩。
「ポケット手筋200」と出題形式は同様。
ただし全体が3章に分かれており、
更に20問ごとに手筋の分野別に分類されている。
具体的には、
第1章 攻めの手筋
石を取る (14/20問)
攻め合い (11/20問)
切断 (13/20問)
形をくずす (13/20問)
ヨセ (5/20問)
第2章 守りの手筋
連絡 (13/20問)
形を整える (5/20問)
サバキ (4/20問)
先手で決める (13/20問)
第3章 古今妙手・名手15選
といった按配。
よってある程度、自分の不得意な分野を知ることが出来るかも。
ちなみに括弧の中の数字は私の正答数だが、
「ヨセ」「形を整える」「サバキ」が極端に弱いことがわかる(涙)。
またキチッと最後まで読み切るには、私には難しく感じた。
中には「ひと目」のものも確かにあるが、
とりあえず「やさしく解ける」という副題は嘘。
第3章の「妙手名手選」は面白い手が並んでいるが、
中には「妙手名手」というより「新手」「見損じ」「ポカ」
というものもあり、局のセレクトに難があるのが惜しまれる。
「ポケット手筋200」のように疑問を感じる問題はあまりなかったが、
内容の難易度にかなりバラツキを感じる。
私を基準に強いて言えばネット碁3段以上向けだろうか。
難易度を別にすれば「ポケット手筋200」とそんなに差はないが、
ちょっとピッタリな対象棋力が見当たらないのが、
もう一つ本書の評判を聞かない理由かと思う。
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