対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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女流本因坊名人誕生に思ふ

2008-02-23 23:01:57 | 雑談
謝プロが女流本因坊名人になったそうである。
おめでとうございます。
そういえば一番最初に生でみた、女流プロが謝プロだった。

ただ一方で少女といってもいい10代に、容易く席巻されてしまう日本女流プロ界の、軽重が問われる事態だとも思う。
決して女流プロが誕生して浅いわけではない。
少なくとも中国韓国のプロ界よりは、古い歴史をもっていたように記憶しているが…。

これを一番感じているのが他ならぬ、謝プロ包囲網を敷いた女流プロ達だろう。
恐らくそういう心理が、前女流本因坊、前女流名人に頻発した
「放心の一着」
という形で具現していたのではあるまいか。

その姿を「ひ弱」とは言いたくないが、日本女性の弱点であることは間違いない。

例えば今月の「碁ワールド」によると、正官杯でも梅沢プロが
「自分の着手は『反則』だったのではないか」
という一打が後を引いて、優勢の碁を半目負けにしてしまったという記事があった。
詳しくは「碁ワールド」3月号を読んでいただきたいが、伊角さん

こういう日本人の繊細さといった美徳が、失われて欲しくはない。
しかしコントロール出来なければ、やはり勝負の上ではつけこまれる「隙」となってしまう。
是非、女流本因坊名人の誕生を機に、それを克服し、女流プロ界がより一層強くなることを望む。

また謝プロも世界戦や、一般棋戦ではまだまだ結果が出ていない。
「女流」の枠を飛び越えた活躍をみせてこそ、今回の女流本因坊名人の価値が出てくると思う。
今後の朗報を期待したい。