「囲碁棋書オールタイムベストテン」募集中!
本日発売の「一手の大きさが分かる本」の評価が難しい。
片岡聡プロ著、内藤由起子氏構成。
つまり…その…これはどういう主題の本なの(笑)?
序盤から終盤にかけての一手の大きさを、色々な角度から解説しているため、形勢判断の本のようでもあり、ヨセの本のようでもある。
まえがきにある
「『この手はこんな大きさだったのだ』『この手は意外と大した大きさではないんだな』などを感じて貰えれば良い」
というのが基本コンセプトのようだが、話を広範にしすぎている。
ちょっと立ち読みした程度では、茫洋としている。
基本的にはテーマ図が出され、選択肢の中から
「どこが大きいでしょう」
という問いかけの答えから、各項がスタートする。
「集中講義」シリーズや、「本手が分かる本」と組み立ては一緒。
それぞれの選択肢の着手により、どの程度の増減を伴うかを比較することで、一手の価値を体感するのが狙いのようだ。
ターゲットは初段ぐらいで、それに合わせるため細かい計算方法や、形勢判断のための境界線の引き方等の理屈は、「覚える必要はない」と排除。
それがかえって本書の意味を、分かりづらいものにしている印象を受けた。
片岡プロの実戦が多く題材として取り上げられており、その棋譜が掲載されているのは良いとは思う。
本日発売の「一手の大きさが分かる本」の評価が難しい。
片岡聡プロ著、内藤由起子氏構成。
つまり…その…これはどういう主題の本なの(笑)?
序盤から終盤にかけての一手の大きさを、色々な角度から解説しているため、形勢判断の本のようでもあり、ヨセの本のようでもある。
まえがきにある
「『この手はこんな大きさだったのだ』『この手は意外と大した大きさではないんだな』などを感じて貰えれば良い」
というのが基本コンセプトのようだが、話を広範にしすぎている。
ちょっと立ち読みした程度では、茫洋としている。
基本的にはテーマ図が出され、選択肢の中から
「どこが大きいでしょう」
という問いかけの答えから、各項がスタートする。
「集中講義」シリーズや、「本手が分かる本」と組み立ては一緒。
それぞれの選択肢の着手により、どの程度の増減を伴うかを比較することで、一手の価値を体感するのが狙いのようだ。
ターゲットは初段ぐらいで、それに合わせるため細かい計算方法や、形勢判断のための境界線の引き方等の理屈は、「覚える必要はない」と排除。
それがかえって本書の意味を、分かりづらいものにしている印象を受けた。
片岡プロの実戦が多く題材として取り上げられており、その棋譜が掲載されているのは良いとは思う。