さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

さっぽろ物理塾  ・・の可能性は0ではない

2011-05-30 10:35:38 | 社会・経済

福島原子力発電所事故での一連の動きの中で、聞かれて「再臨界の可能性が0ではない」との返答は正しいのです。

人間が係わる技術で、ましてやこの度のように、呆れるほどの多くの要素が入り組んでの事象であったのです。

「再臨界の恐れはない」とは、技術者のみならず危機管理意識がある人であれば、誰でも原子力技術の知識が無くとも、「・・・の可能性は0ではない」は当然であると認識したでしょう。

著名な新聞やTV局が「可能性は0ではない」を批判や非難した記事やTVに接して、報道に係わる人たちの知性に怖さを知った思いです。

「原子力発電は安全だ」も「100%安全でなければ危険だ」も間違っているのです。

人間の技術で、100%安全の物はあるのでしょうか。ツマヨウジ1本にも割り箸1本にも言えます。殺傷可能なのです。100%安全ではないのです。「危険の可能性は0ではない」のです。

東日本大震災・福島原子力発電所事故のことから、文章や言葉をもって、人々を思う方向に、思わぬ方向に流しかねない危険を感じています。

  


さっぽろ物理塾 理工系分野の垣根

2011-05-24 10:55:11 | インポート

1月に、TVの「賢者の選択」でDIC杉江社長のビデオを見ました。リニューアルしたDICのHPに映像がありましたので、改めて視聴しました。物理学でいう量子の世界をマスターして、積極的に商品展開していることに感心しました。世界を彩り、快適生活空間・感性を読み取りました。

このように、近年、理工系のどの分野でも、学問研究の垣根が低くなってきています。境目が入り組んでいます。物理学、化学、生物学、地学はもちろん応用分野もです。医学、脳科学などの分野やその応用も、さらに工学の全分野にも芸術にも関わる現実の時代になってきました。

基本の基本である物理を勉強していると、どの分野に進んでも、科学者、技術者、職人はもとより、文学、芸術、医療、介護、エステティックも自分なりの新たな発想があって、面白い仕事にすることができるでしょう。

学校で物理分野はどうも好まれません。どうしてでしょう。

多くは、先生を好きでないことを聞きます。生徒が「先生は物理を好きで楽しんでいる、テーマを持っている」ことを知ると面白がります。どうか、最初の授業で「全員が物理を好きになるでしょう。」と言いましょう。最終授業では、少なくとも「嫌いになった」という生徒はいなくなるでしょう。

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さっぽろ物理塾 ひらめきが楽しい

2011-05-22 17:34:44 | 学問

勉強していて、ひらめいていますか。

学校での試験中にアッと思いだすこと、これがひらめきです。物理も数学も、どの教科にも言えます。何かを工夫するときこも、こうしたらどうだろうとやってみる、このようなことを繰り返して(試行錯誤という)、これだと思い当って出来るものです。

今まで生きてきて、ずいぶん多くの分野で仕事をしている人と付き合って、確かめた気がしたものです。いい仕事をした人は、アイディアが豊かで実にいい発想をします。創意工夫がいいのです。多くの子供にもうまくいっている大人にも、そしてかなり高齢の老人にも出会います。

理論を作り上げる、技術開発をする時はこの「ひらめき」が大切です。コツコツ勉強(研究)して、分からなくなると行き詰って、あれこれ考えたり調べたりして、時には苦しんで、あるとき、アそうか、もしかしてこうしたらと思いつくこと、これが「ひらめき」です。

「ひらめく」には下地があるのです。勉強した、作業をした、仕事をした、ディスカッションをした、そして熱心に努力した。これが下地になっています。

ひらめかないと、先へ進まないのです。

ひらめくとは、アイディアや発想の転換ををふと思いつくことです。

子供の頃から、遊びも勉強も濃密な経験をして育った人に身につく資質です。イメージしたり想像することが多い人は、閃くタイプです。

学術書を読むと、論文執筆の動機から始まり、実に理路整然と論理の組立の上に展開して、なるほどという結論と今後の課題や展望があります。私は、どうしてこのようなことを思いつくのだろうと感心すること多いです。きっと、幾つもひらめいているのでしょう。

先生や親は、ときに、「物事をしっかり考えられるようになりなさい。考えて行動しなさい。」と言います。子供は、考えるって何をどう考えるのか分からないものです。叱られた時などは、当面の不都合をクリアするためにあれこれ言います。親も先生も自分で覚えはないものでしょうか。きっと、子供のときのことを忘れてしまったのでしょう。どうか、認知力を、向上心を高めるひらめきを発揮しましょう。

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さっぽろ物理塾  勘で時間を計る

2011-05-19 09:57:05 | 日記・エッセイ・コラム

少し練習すると、勘で時間を図ることが出来ます。

1 秒針がある時計で、10秒間を1,2,3、・・・と秒針に合わせて3回から5回繰り返します。3日ほど繰り返し練習します。すると、時計を見ないで、だいたい10秒間を数えて会わせることが出来るようになります。間をおく。質問して、返答を待つ。物事の変化を知ることに使えます。

2 同様に、1が出来るようになると、あまり苦労しないで少しの練習で、1分間、10分間、30分間をだいたい勘で計ることだ出来るようになります。作業や人を待つ時、待たせるときに使えます。時計を見ること失礼のことが良くあるものです。無礼にならない作法の一つにもなります。観望や実験にも、たぶん調理にも役に立ちます。

3 1、2のことは、短い時間である10のマイナス8乗秒、10のマイナス32乗秒や長い時間である100万年前、1千万年前、1億年前をイメージ出来るようになる早道です。

4 時刻と時間とは、意味が異なります。お分かりですね。

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