さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

圭介先生

2008-04-29 11:58:58 | 受験・学校

圭介先生は高校の数学の先生です。先日、転勤の挨拶状を頂きました。熱心な教え方で、生徒の評判がとても良い先生です。

 ツヨは、圭介先生のお父さんが中学校の数学の先生であったとき、1年生のときの担任でした。優しく暖かい感じの先生でした。まもなく、退職してしまいました。ある日の帰り道、坂の上から降りてくる人が、その先生に見えました。「先生こんにちは」と挨拶しました。友達もいましたが私一人が挨拶をしました。その人は「え」という顔をしました。「やあこんにちは」と私を見ていいました。友達は、「おまえ、だれよあの人」と聞きます。私は自分だけが間違ったことに気がつきました。高校に進学したら、圭介先生のお父さんが物理の先生で、その学校にいました。私は物理クラブに入りました。高校を卒業して、その先生は小樽の高校に転勤になったことを聞きました。さらに後で、その先生は、病気で亡くなったことを聞きました。二人の男の子がいたということでした。

ツヨが札幌圏の高校にいるとき、圭介先生が赴任してきました。半年以上たってから、圭介先生とよもやま話しをしているうちに、その先生の息子さんということが分かりました。不思議な偶然に、いっそうその先生の思いが深まりました。井田先生といいます。


北海道の春2

2008-04-19 09:31:31 | ブログ

ツヨ

母はツヨによく絵本を買ってくれました。思うに、仏教説話が多かったようです。「蜘蛛の糸」などを覚えています。また、街に連れて行っては、芝居(演劇)を見に連れて行ってくれました。「ジキル氏とハイド」「お岩」などを覚えています。

春のある日、2m×2mほどの板で囲われたごみ捨て場に、母に言いつけられて、ごみを捨てに行きました。そこに、旧約聖書の絵本が捨ててありました。だいぶ厚いものでした。拾って持ち帰って読みました。とても面白くて読み返したものです。なぜか、我が家のミシンの引き出しの中に、真ちゅうの十字架がありました。だれもそのことを話題にしなかったようでした。私が話を聞かなかったのか、忘れたのか覚えていません。

今、永平寺の宮崎管長(過日、亡くなりました)から頂いた色紙「唯我独尊」を額に入れて、これは何のことか、時空における「ある」ことの意かと考えをめぐらしています。


こんな少年が高校教師になりました

2008-04-12 10:27:22 | 受験・学校

学校の先生になりたくて、教育系大学に入りました。4年になって、勉強が難しくなりましたが面白くなって、卒論(原子核乾板における中間子の研究)が面白くなって、大学院へ行きたかったのです。しかし、父が、お前は5人兄弟の1番上だ。鉱山職員の給料では、無理だといわれました。それで、公立高校の教員になりました。あとで思いました。もう少し知恵があれば大学院へ行く方法は幾つかあったのに。

教員になって、生徒が金がないけど大学へ行きたい、大学院へ行きたい、親が反対する、と言ってくることが何度もありました。親に会って、本人のがんばりで、金銭負担が親にかからない方法や、時には、家出を勧めたこともありました。結果は失敗したことありませんでした。


北海道の春1

2008-04-06 10:24:43 | インポート

ツヨ

三笠市にある鉱山の職員社宅に少年ヨシがいました。不思議な子でした。

春3月はまだ雪が深いものです。例年、少年は川に行って川岸近く、雪からの端のねこ柳の枝を取ってきては、家に飾っています。ぐみに似た形の白っぽいふっくらした花芽をとてもいいと楽しんでいるらし顔をしていました。


ブログ人、はじめました。

2008-04-03 10:07:38 | ニュース

はじめまして。
OCNブログ人でブログをはじめました。性別:男性、住居:北海道、年齢:不詳。
このブログでは子供のこと、人のこと、学校のこと、先生のこと、親のことについて、書いていきたいと思います。少しずつ書きます。感想、反応を求めます。呼んだ人とのコミュニケーションもあればと願ってブログをはじめました。

 困ったニュースがたくさんあります。今にも日本は壊れそうな報道です。私はずいぶん前から変だと思っています。近所にも、旅行していても、他の場所で暮らしても、そんなに困っていません。親切を受けることが多いからです。泣きたいことも何度もありました。しかし、人生、案外いけるなと20歳で感じました。今もです。中学生時代から落語が好きです。文学、物理全般、好きです。仏教・キリスト教など宗教には、無関心ではありませんが、それぞれの思想と考えています。夢中になる性格ではないようです。生きたい人に共感しています。私も生きていたいし、役に立ちたいからです。