さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

さっぽろ物理塾 部屋の温度

2011-04-24 17:54:42 | 日記・エッセイ・コラム

札幌では、外気が0℃の冬の日、室内の温度25℃では暖かく感じません。しかし、春になって、外気が15℃にもなると、室内の温度25℃は暖かくなったことを感じます。??

冬と春の室内の空気分子の状態に違いがあるように考えられます。

冬の室内25℃は、25℃付近での運動空気分子が多いのでしょう。30℃や50℃くらいで運動している空気分子は多くはないのでしょう。体の慣ればかりではないと思われます。

春の室内25℃は。25℃をピークにして、30℃や50℃くらいの空気分子が多くなっているのでしょう。

室内の空気分子の運動スペクトルがとれると、面白いだろうなとかねてから思っています。

どんな方法で、空気分子のスペクトルをとれるのか、私はまだ知りません。

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さっぽろ物理塾  変な言葉づかい

2011-04-18 11:00:40 | 日記・エッセイ・コラム

この大変な時だから、変な言葉づかいは無礼です。

政治家の発言や演説、会議でも、説明会、営業でも人を相手に気分を害する変な言葉づかいにへきへきすること多くなりました。

政治を改革いたします・・・、記者会見をさせていただきます・・・、1号炉に放水いたしました・・・、会議を開かさせていただきます・・・、これから入学式を挙行いたしたいと思います・・・、手術をさせていだだきます・・・、面接させていただきます・・・、面接いたします・・・、講義をさせていただきます・・・、感動を与えます・・・どうしてこんなことになってしまってのでしょう。敬語・尊敬語・謙譲語とは全く無関係に、聞く人をばかにした言葉づかいを言われても、説明できないでしょう。この傾向は、15年くらい前から続いています。芸能界や政治屋のなかのかなり素養の低い類から始まって、良かれと思う人が真似して広がってしまった。今では、ビジネスマナー言葉づかいの重要なテーマとなっています。日本語教育での困ったテーマでもあります。

伝えたい大切なことを、必要なていねいな言葉で分かってもらえる表現を心懸けようではありませんか。

ていねいに言っているつもりでも、意味不明言葉を聞きながら、この人は、大したことないなと、とても軽く見てしまいます。ましてやリーダーやトップがこんな言葉づかいは禁物です。心理作用でしょうか、聞く人たちは信頼感を失うものですね。心が離れるものです。

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さっぽろの春が始まりました

2011-04-14 10:56:31 | 日記・エッセイ・コラム

私が現在持っているGM放射線検知器は、自然計数が大体52~54cpm(GM管が1分間に計数した数)のものです。3月末には、数日間は70~74cpmありました(シーベルトに換算していません)??。自宅2階書斎にてです。

ともかく春の陽気を感じます。旭川の親戚から頂いた名前が分からないクロッカスに似た、それより低い植物に、スズランに少し似た白い花がたくさん咲きました。

福寿草があちこちでもう少しで黄色い花が咲きそうです。水仙が玄関わきで、裏庭縁でぐんぐん伸びています。

枯れかけた牡丹の根元から新芽が出てきました。洋石楠花(しゃくなげ)のつぼみが少しずつ大きくなるように見えます。

しゃくやくの新芽がたくさん出てきました。桃のつぼみが少し色づきました。

ソメイヨシノも隣り合っての八重桜もほんのり色づいてきました。

つつじも六種の株のつぼみがほんの少し大きくなりつつあります。

狭い我が家の居間では、源平かずらが正月以来の二度目の満開です。夾竹桃(きょうちくとう)も正月以来二回目の濃い赤みのつぼみが咲き始めました。

遠く、東北・関東にいる親せきや知人の大変を思いつつ、これらの大地の芽生えと営みに生命の畏敬を込めて、みんなも私も元気と麗しい気持ちを持っていたいと強く思っています。

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世のため人のため

2011-04-09 11:08:27 | 日記・エッセイ・コラム

この度の東日本大震災で、はからずも、日本の今の文明の犠牲が甚大になって警告を発している事態であると辛く辛く受け止めています。

渦中にある東北人ならではの「生きよう」の報道に接して、毎日涙していることどうしようもありません。その様子を切なく感動しつつ、なんとしても立ち直ってくださることを希望します。

自衛隊、全国救助隊、医療従事者、アメリカ軍、各国救助隊、個人団体ボランティア、そして全国の支援、世界の支援に心から感激の想いを込めて感謝しています。。

これを機に、私たちは何を持って文明と言うかを考え直すことにしたいものです。

1 世のため人のために生きる・・・私は中学生のころから、「自分のために生きる」と言う人を違うと強く思っていました。食べ物も着るものも住むところも多くの人のお世話になっていることを聞かされて育ちました。

2 勉強しましょう・・・天才、秀才は確かにいます。多くの人は、多数は、普通の少ししか違わない人々でしょう。私もです。高校教職にあるとき、私よりはるかに「できる生徒」がいました。今いる立場で、日本を世界を駆け巡る「世のため人のため」に仕事をしています。少年少女も普通に暮らしている人々も科学、技術を改めて勉強しましょう。

3 私が子供のころから、今の時代は悪いドン底だと言う人達がいて、団体や政党もありました。今もです。革命だ世直しだと言ってはばかりませんでした。私も、理想を追って同調したこともありました。外国の政治権力の保持と拡張に利用されていたことを知りました。

4 孔子もブッダもプラトンやソクラテスもキリストも、旧約聖書も古代仏典も日本の神祓詞(意外と民主的)も人の欲をいさめています。いわゆるエントロピー増大をいさめています。

5 これからの社会のエネルギー確保のために、世界は「文明の理念」の共通認識を持つ時代に入ったと考えます。

6 原子核反応(核分裂反応、核融合反応)を旧来のタービン発電を卒業して、直接的に電力に変換する技術を精力的に開発しましょう。核反応による生成放射性物質の安定化の研究を進めましょう。どれも急務ではないでしょうか。

7 ヒートポンプ、太陽光発電、温度差発電原理を相互に組合わせる技術開発で、かなり有効な効率向上のエネルギー生産になるでしょう。

8 特に電力の過剰消費を見極めて抑えましょう。あれば便利のビジネスは、もう終わりにしましょう。

9 選挙になると生活を守る、医療や社会福祉を充実するが叫ばれます。その資金のためにこそ一次産業と二次産業を大切にする、このために働く人々を鼓舞する具体策を主張することです。変えようとか見直すとかを聞くのは飽きました。

10 国や企業関係機関の危機管理技術のシンプルで合理的研究・提案・勧告・警告を大切にしましょう。

11 これからの日本は、税金で幼稚園・保育所から大学までの教育を保証する社会にした方が良いでしょう。教育と年金は社会生活を保証する基本ですから、子供がいるいない・年寄りがいるいないではない、誰もが享受する保証です。目的税がふさわしいと考えます。

12 自然のこと全般を知る基本の勉強、それは物理です。今の日本、このことがおろそかになっています。だから、私は、これからも物理を知らせることをしていきます。

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さっぽろ物理塾 放射線を測る

2011-04-03 17:58:14 | 日記・エッセイ・コラム

この大災害だからこそ、広い分野の知識と経験が大切と実感しています。

私は、学生時代の卒論に宇宙からの宇宙線が原子核乾板中で反応した中間子の研究をしました。もう、ずいぶん以前です。それ以来、放射線には強い関心を持って調べたり、時には計測しています。今は出来ませんが、飛行機に乗った時は「はかるくん」を携帯して、計測したものです。

昭和30年頃からアメリカ・ソ連・フランス・イギリス・中国で地球上5か所で原子爆弾・水素爆弾の核実験が競争して行われました。北半球はもちろん、南半球でも行われたのです。核分裂放射性物質の爆発煙は大気圏に不均等に拡散し、ジェット気流、偏西風に乗って、いずれも日本列島上空に達しました。冬は東日本に北上して、夏は西日本に南下してあめ・雪の核に交じって地表に降り注ぎました。

私は高校教師になって、数年後の昭和40年代の春、中国で核実験した日の3日後に十勝に多めの雪が降りました。きれいに洗ったバケツに雪を入れてストーブに載せて溶かしました。何回か溶かして10リットルにして、ストーブで蒸発させました。三日後に時計皿に乾燥した残留物がたまりました。薄く茶色がかった黄色のものでした。性能の低いGM検知器で、計測しました。このGM検知器は、島津製で自然係数12cpm(検知物質を置かないときの空気や地球から宇宙から周囲からの放射線を検知する1分間のカウント)の物です。

自然計数が平均12cpmであるGM検知器に、雪を採取してから三日後の(つまり、核実験6日後の)計数は278cpmでした。最初に計測してからの半減期は10日後でした。世界の核実験の終わりころの計測でした。発表はしませんでした。この機器にしてそうでした。

私は、このことがあってから「原子力文化振興財団」や「放射線利用振興協会」のお世話で原子力研究所研修所や近畿大学教育用原子炉で研修を受ける機会がありました。何日にもわたる研修は実に熱心なものでありました。ある先生から誘いがあって、隣の理化学研究所(理研)のあの茶話会に出席する機会もありました。高校での物理の授業はとても現実的になりました。

40年前までの世界の核実験による降下物はいまだに減少しつつも降下しています。気象庁では各地で観測を続けていることでしょう。

これからの原子力発電には、基本の高校物理の素養のうえに核物理学、物性物理学、流体物理学、統計学、地質学、地理学、気象学、海洋学、社会心理学、システム工学、ボトムアップ・トップダウン組織経営学・運営学の素養が必要でしょう。日本では、現場が危機にある時は、そこにいる人達は必死になってことに当たるのです。司令塔は、世のため人のために働くスタッフに光を当てて全責任を果たすことを期待しています。

電力にかかわる経営者以下全員は、高校理科(物理・生物・化学・地学)教科書の素養が大切な筈ですね。私は、実感しています。必携書に理科年表を入れましょう。

文系・理系を区別しないシステムが大切であるとかねがね主張してきました。

小学3年の頃、親が買ってくれた子供雑誌に「ポニーの不思議玉」というマンがが連載してありました。これを読むのが楽しみでした。原子力に未来を感じた動機になりました。

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