以前に、指宿・屋久島・種子島・鹿児島旅行をしました。
種子島の南端で道端のソテツの根元でくるみ程の大きさの種を見つけました。
ガイドさんは、なかなか発芽しませんよ、と教えてくれました。
北国の札幌に持ち帰り、鉢に植えてみました。
なかなか芽が出ません。数カ月して春になり、芽が出ました。ちょこっとです。
初めて見る1本の葉でした。次の年にもう1本の葉が出ました。
その次の年に、もう1本の葉が出ました。
どれも鉢のまん中に、ではありません。種の周りに生えたように見えました。
しばらくは3本の葉のソテツでした。
さらに今年になって、ついに3本の葉が同時に出ました。
鉄砲伝来の場所の近くでしたので、銅像も、崖も思い出します。
古来、日本では弩弓や戦車や石造城を取り入れませんでした。
しかし、この鉄砲で戦略・戦術の転換があって、戦国時代が終焉
した、と私は考えています。
日本人は、不思議です。
どんな武器も遊び道具にしてしましました。
刀は竹刀に、弓は遊戯に、砲弾は花火に、鉄砲は紙でっぽうに。
鉄砲は300年間、ほとんど改良がなかったのです。火縄くらいでしょうか。
それが幕末の新式銃の輸入で、銃撃戦がかわって、政権が代わりました。
大義名分や変革の理念など、二の次の方便でしかなかった、と私は考えています。
21世紀の今の時代、日本は世界はどこえ向かっているのでしょう。
誰が、何のために、何を煽っているのでしょう。
国民、大衆、人民、勤労者・労働者、知識人とはどんな人を言うのでしょう。
進歩とは、どんなことでしょう。
革新とは、どんなことでしょう。
保守とは。どんなことでしょう。
平等とは、どんなことでしょう。
民主的とは、どんなことでしょう。
平和とは、どんなことでしょう。
グローバルとは、どんなことでしょう。
ややこしい時代になりました。