さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

私の万葉うた

2009-05-24 11:30:45 | 日記・エッセイ・コラム

      忙しくても歌こころ

多忙なほどあれもこれもと手がけては 充実してか 暇な日よりも

      生きることを誠実なカナダ人と

哲学や信仰のこと話し合う 信心なきもカナダの信徒と

      臨時休校の校舎内

雨百ミリで臨時休校決断し 生徒いないの寂しく静か

      弓道地区大会の当番校となって

凛として矢渡しの儀女生徒の 巫女にも見えていつもと違い

      神経使う日々の癖

かねてより自由になればしたいとて 空想多く逃避楽しむ


私の万葉

2009-05-21 12:57:19 | 日記・エッセイ・コラム

      歳いって、過去の街訪ねて

三十代わかき家族で住んだ街 函館夜景 夫婦でみつめ

      もう六十か仲間同士

還暦を高校同期で集いてに はしゃぎ合っても年の形みゆ

      恩師の認知症をわが身に

忘れえぬ師をこっそりのぞき見る 己の老いを自分で決めねば

      自分を振り返りたく

一日中 聞きたくなってかけ通す クラシックCD若き日の曲


十勝うた

2009-05-10 10:16:09 | 日記・エッセイ・コラム

      高校の文化祭で

学級みな芸能発表審査して 主張うったえ 頼もしくみる

      天体観望に出かけて

せっかくの新月夜に雲かかり 星を見たくも晴れぬ丘上

      ふと人生かえりみて

人はなぜ生きるを問うて今までの わが身世につれ答えなきかと

      自然体を空想して

好き好きの季節のうつろい追いかけて 自然に溶ける我を夢見る


十勝うた

2009-05-06 18:11:56 | 日記・エッセイ・コラム

     少年時代、母の入院費用のために

「異国の丘」ラジオに流れ涙する あのレコードは父の手離れて

     ブラジル生まれの教員が、赴任先の墓地で偶然に親戚の墓を見つけて

ブラジルに移住一族の痕跡を十勝に見つけた 倒れ墓石に

     かつての高校生、教職定年近く

素粒子を宇宙を不思議に追い続け 少年心に還暦近く

     高校の夏 生徒の一生懸命

十勝夏 学校祭を用意する 切り打ち色と楽しげ動く

     戦争死者追悼の祈り

追悼に集う年寄り想いいる 本別七月戦災没者に


十勝うた

2009-05-04 12:09:27 | 日記・エッセイ・コラム

    高校生の弓道大会

矢渡しを神技のごとくおさめいれ 本高生徒を誇りにみゆる

    畑作十勝の日常

久方の小雨けぶる十勝畑 つめたく伝わり育てと声かけ

    春のうつりを見えて

稜線の濃くなるみどり本別を ゆるり眺める茶を飲みながら

    校舎の前庭 噴水にしている伏流水を感じて

校庭の噴水みてて考える 恐竜も飲んだ分子あるかと