本年4月から、毎週木曜日午後、YMCAで「おもしろじっけん教室」を受け持っています。
小学生低学年と高学年の2コースの児童に接して、半年が過ぎました。私のこれまでの40数年は高校生・大学生・専門学校生が相手でしたから、小学生は新鮮な驚きでした。
授業は、①身の回りにあるものや100円ショップで買えるものを組合わせて実験する。②作業は、優しくていねいに集中すると案外にうまくできる。③手品のような、魔法のような不思議を知る。五感で知る。④身の回りのものごとを再現していることを感じる。⑤自分のこと、周りのこと、世界中のことに気がつくように進む。⑥工夫する気持ちが高まる。⑦大切なものごとを知る。⑧話を聞く・漢字もある言葉使いの説明文を読むので分かるようになる。⑨理科の勉強は、算数も理科も国語も社会も図工も勉強していることが分かる。⑩一緒にいる人達と仲良しになる。⑪子供たちが通学している小学校の授業を最大限に評価する。これが大切。
ランダムに小学生の不思議のごく一部です。
どうしてこれが100円なの トマトの種を植えたらどうしてブドウができないの
未来ってなに 1万年前に人がいたの。
僕はどうして生まれたの。 電気ってなに。
引力ってなに。 どうして磁石はくっついたりはね返るの。
ブラックホールってあるの。 宇宙人はいるの。
僕は地球人ッてほんと? 月はどうしてあそこにあるの。
太陽はどうして熱いの 火星に川があったってホント?
神様っているの? 僕は死んだらどうなるの。
地球はどうして丸いの。 光ってなに。
大学ってどんなところ? 色ってどうしていろいろ見えるの。
授業の合間に終わってからも、いろいろ聞いてきます。
例えば1年生の子に、月がどうしてまるいの?って聞かれたら、隕石衝突説など学説を説いても、野暮です。
私の感性で、この子の気持ちが嬉しくなるお話をも込めましょう。
決して、無理難題の話でこの子の感性を弾圧してはなりません。ましてや、大きくなれば分かるというのは、そう言った人の無知が弾圧です。
子供は、宝です。