さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

忙しくなってきました

2011-10-25 09:34:52 | 社会・経済

私にはまだ使い道があって、意欲もあって、忙しくなってきました。

原子力発電所事故のため、影響を強く受ける業界は幾つもあります。それで、危機管理意識から放射性物質(RI)飛散・放射能防御・放射線被ばくに関して知りたい要望があります。そのために資料を作り原稿を書いていますので、少しの期間、ブログをさぼります。

また、他から、子供団体(小学生・中学生)に向けての活動として①物理分野の実験をして②興味を持ち続けられる③面白い授業を出来ないか提案されました。強い意欲をそそられて、思案中です。

このブログ、見に入る人が少しづつ増えつつあります。じっと観察しているらしアクセスも感じます。うかつなことは書けません。

もっとフォトをも入れて、日常性も合わせて充実したいのです。大切な内容もあり情感もある。そして未来性の希望もあるよう工夫します。


さっぽろ物理塾  あの「nature」誌が

2011-10-18 09:30:21 | 学問

かねてから、あのイギリスの科学誌NatureのHPを強い関心を持って見ていました。夏にアンケートがありましたので、私なりにていねいに解答しました。

ネイチャー・ジャパンの目に留まったのでしょうか、「nature」誌 を1年間提供すると連絡がありました。びっくりしました。10月第1週から届きました。

日本向けに日本語の目次と 記事の概要もあって、これが良いのです。

英文科学記事になれるのに時間がかかるでしょう。特集記事10月第1週はGENOMIC BALANCE,第2週はAFTER THE ICE です。

毎月「日本物理学会誌」に目を通していますが、さらに世界の科学トピックスに触れている実感を持ちます。それにしても、目を通すのが大変。

私が自宅で開いている「さっぽろ物理塾」 では、これもお見せしましょう。

物理は、科学・技術に係わるどの分野にも、ますます必須の素養となっています。中学・高校の物理分野を勉強する、勉強しなおすことはとても大切な時代です。年齢、男女を問わずです。

物理を勉強するのは、意外性が多くあって、とても面白いものです。

古くから日本人の多くは、労働も勉学も生きがいとしたり楽しんだり面白くする不思議な特性を持っている、と感じています。だから、この列島に日本人が今もいるのではないでしょうか。きっとそうです。

  URL  http://www4.ocn.ne.jp/~b-juku/      さっぽろ物理塾  もどうぞ


身近の放射性物質と放射線

2011-10-14 10:20:39 | 日記・エッセイ・コラム

今年は放射線検知器や測定機の製造が追いつかない程に売れているそうです。

地表や大気中の放射線を測っているのでしょうか。身近に放射線源を見つけたり採取することが出来ます。GM(ガイガーミューラ)カウンターやシンチレーションカウンターで、身辺に案外簡単に見つけることが出来ます。

1 墓地に行って、花崗岩(御影石)の墓石に計測面を当てると数値が上がります。花崗岩にはウランUがわずかに含まれているからです。

2 地面に深さ1mくらい、径50cmくらいの穴を掘ります。ベニヤ板か段ボールで蓋をします。中央に掃除機の先が入る穴をあけておきます。掃除機の先にコーヒー紙フィルターを宛てて輪ゴムでホースに止めます。これを穴に50cmくらい差し込んで、30分くらい中の空気を吸引します。この紙フィルターに検知機(測定機)を当てます。ラドン系の放射性物質が付着しているので、数値が上がります。3時間ごとに計測します。5日間くらいデータをとります。グラフを撮ると数値の減衰が分かります。これから半減期を推定出来ます。鉛箱に紙フィルターを入れてデータを取るとバックグラウンドが減るので、半減期から放射性物質の元素を推定出来ます。

3 昆布に測定機を当てると数値が上がります。昆布にはカリウムKが多く含まれているので、安定Kに含まれている放射性Kからの放射線を検知していることになります。

4 キャンプに使うガスランタンのマントルに検知機を当てると、数値が上がります。マントル繊維に原子炉内で核分裂した放射性物質を含ませているからです。ランプに着火しやすくするためです。この繊維を取り出してマチ針に巻き付けて、霧箱の放射線源にすることが出来ます。

5 家庭用の火災報知機に検知機を当てると、数値が上がります。煙検知部分に含ませている放射性物質から出る放射線が煙によって乱れます。このときスイッチが入って報知機が鳴ります。この放射性物質も原子炉内核分裂生成物質です。

6 夜光時計に検知機を当てると数値が上がります。光るのは放射線のアルファ線が周囲の原子に当たると発光します。これも原子炉内核分裂生成物質アメリシウムなどです。

7 雨・雪を集めて含まれる塵、重金属鉱山近くの川さらいの有色鉱物などいろいろ採取することが出来ます。

8 長距離ドライブで検知機を作動させておくと、場所によって数値が上下します。これは、安山岩系とそうでない地層系で主にウランU系物質の含有の違いによるものです。

9 峠などでは数値が上がります。峠の地質にもよりますが、高地では宇宙線由来のガンマ―γ線、ベータ―β線が増えているからです。近年は、放射線検知器を旅客機に持ち込んで作動させることは禁じられています。

放射線について、機会があれば知識を持ちましょう、実験しましょう。原子物理から始める物理の勉強もあるのです。

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