さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

水に浮く1円玉

2014-07-24 10:28:51 | 日記・エッセイ・コラム

不思議をあそんでいます。
思えば もの心ついた頃から母親に聞いていたように思えます。
6年生の頃には 人に聞かなくなりました。
従兄(いとこ)が関心を持ってくれて 自転車はどうして動くか
自動車はどうして動くか などの科学の本をプレゼントしてくれ
ました。 その延長線上で今があるような気がします。

思いついて 1円玉を水に浮かべる実験をしてみました。夏ですね。
Dsc01395
10個の1円玉を試みました。3個しかうまくいきませんでした。
下手ですね。1円玉を指でつまんで、できるだけ指先を濡らさない
ようにして 水面に置くのが難しいのです。
Dsc01396
浮いた1円玉をそのままにしておくと くっついてしまいます。
これも面白いですよ。

知っていても、たまにやってみると、そういえばこれはどうして
かな と改めて考えることがあります。

面白がってチャレンジする子供も大人もいます。
何とも感じない子供も大人もいます・・・ああ

YMCA夏休みおもしろじっけん教室で実験します。
ここに来る子供たちは こういうことをとてもおもしろがります。

この現象の主なキーワードは 浮力、表面張力、分子間引力、
重力、金属の撥水性 といえるでしょう。  

日常のささいな現象も この宇宙のビックバン以来のめんめんと
した繋がりがあるようですね。

北大地球環境化学研究院「IPCC第5次評価報告書を読み解く」
6回講座に申し込みました。8月20日(水)からです。


さっぽろ物理塾 ポンポン舟を作ってみました

2014-07-17 15:11:47 | 日記・エッセイ・コラム

ポンポン舟は、今の時代だから作れます。

風呂で進水式をしました。
Dsc01374
デジカメで写すと、おまけが写りました。
水面波のドップラー効果が見えます。
後方での水面波の干渉が見えます。

径15.5cmのアルミトレー自作のにエンジンをすえつけました。
エンジンは、アルミパイプをコイルにしました。

エンジンの下に5分間ろうそくを置きました。
別の長めのろうそくをたらして、5分間ろうそくを接着しました。

スポイトで、エンジンの排気口に水を一杯の注入して、水に浮かべます。

5分間ろうそくに点火すると
少しして 動き出して、間もなく一定のスピードになりました。
点火してから消えるまで走ります。
小さなポンポンと言う音がします。

実に面白いのです。
おもちゃです。
十分に楽しみました。

夏らしい涼み方を考えていて、水と舟をイメージしました。
ネットで 検索すると、いろいろなアイディアがあるものです。

材料を買ってきて、作ります。
この段階で幾つものひらめきがあって、工夫します。
初めのイメージとは だいぶ異なります。これがいいのです。
試作品ができて、実験します。
成功しました。
しかし、さらに改良します。
美しいものにしたくなります。

ざっと数えて、20ほどの不思議があります。
小中学生の自由研究のテーマになります
高校での物理研究課題のテーマになります
大学工学部のでの卒論のテーマになります
社会人の優雅な道楽の一つです

遊びを科学する、でした。
これを見た大人体は 大喜びでした。

今年のYMCA「夏休みおもしろじっけん教室」のメインテーマ
にしましょう。
きっと未来の科学者もエンジニアも輩出することでしょう。

自作のエンジンです
そばにいてやると、小学校上級生は作れるでしょう。
Dsc01383
直径3mmのアルミパイプを万力(バイス)で曲げました。
曲げるのにコツがあります。
ホーマックで1m長さが120円です。これで3本とれます。

「ワープする宇宙」を読み終えました。
リサ・ランドール著のエキサイティングな物理解説本です。


本当の自分

2014-07-07 17:04:27 | 日記・エッセイ・コラム

本当の自分はこんなんじゃない、私は本当は違うんだ、と言う人が
いるものです。ずいぶん以前からそうかな、と感じていました。

今ここにいる人は本当の人だ、ここにいる自分は本当の自分だと思っ
ています。好きでも嫌いでも、ここにいる自分が本当の自分ですよね。
外面も内面もすべてが本当なのに。そう思いたくない人がいます。
ここにいる自分が本当でなければ、いったい誰なのさ、と。

自分探しをずーとしているらしい人もいます。
メーテルリンクの「青い鳥」探しで、一生を棒に振ってはなりません。

たまたま、このブログを読んで思い当たる人へのメッセージです。

私の人生はあれこれしたいことがあって、それなりにこなしてきたも
のですから、一つとして高い専門性は身に付きませんでした。
思えば子供の頃からそうでした。物事にとことん熱中しませんでした。
いまさら反省しても仕方がありません。反省しようがありません。
だからこれまでの人生を悔いたり嘆いたりしないことにしています。

今の私は、過去の経験から興味や関心が深まる事象が増えました。
以前よりバカになっているとは思えないのです。
新素粒子論が面白い。
高校生の時から不思議に思っていた重力と電磁気力の極端な桁違いが
分かりそうです。
4次元時空は5次元時空のポケット、という読み終えたリサ・ラン
ドールの考えが面白いのです。

いまさら数学が面白いのです。数学脳というものがあるらしくて、
私には足りないらしくて難しいのですが。どうしてπ(パイ)があ
るのでしょう。数学脳からの探求で積分法や微分法を見つけ出したの
が、今では理学・工学・経済学などの社会科学や人文科学にも威力を
発揮しています。

「夏休みおもしろじっけん教室」のポンポン舟の部品を作っていま
す。アルミパイプを曲げて3重コイルにします。軽3mmのパイプを
曲げてエンジンを作るのは、なかなかコツがいることを知りました。
農業用黒シートを張り合わせて、ソーラーバルーンも作ります。
いろいろ考えたり試行錯誤を試みています。HPで調べるのですが、
肝心のところは、自分で工夫しなければ作れないものです。
子供たちが面白がる光景が、たまりません。