さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
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希望を込めての日記・エッセイです。

自作コーヒー焙煎機でブラジルの味

2012-05-15 10:41:44 | 食・レシピ

桜満開の庭で自作焙煎機で炒るコーヒーはブラジルの味も格別です。

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A コーヒー焙煎の手順

1 収穫して3年程経過したコーヒー生豆250gの虫食いを選別する。

2 水で研ぐ。米を研ぐように。川を剥き、不良豆を洗い流す。ざるにとって、乾燥させる。

3 画像の円筒形炒り機に入れてセットする。

4 カセットコンロに点火して、炒り機をゆっくり回転する。

5 風があるときは、両端と後方の三方をクッキングアルミパネルで囲む。

6 点火後、約20分くらいで炒り機ふたの隙間から薄煙が出始める。

7 さらに約10分後に、濃い煙が出る。このとき装置を手早くはずして、炒り機の口を開けて中をのぞいて豆の色を見る。好みの色になっていなければ、再度セットして1分くらい回すと煙が濃く出る。勘で判断する。

8 手早く炒り機をはずして、豆を金網ざるにあける。

9 ざるを振って、豆を風にさらしてさます。広げた新聞紙にまんべんなく広げてさます。

10 常温になったら、密閉容器に入れる。完了

B おいしいコーヒーの入れ方  ブラジルサンパウロ州ペレイラバレットに入植して長く農業を営んでいた伯父・伯母から伝授された現地日本人の評判の方法。

1 4人分用として、40gの豆をコーヒー挽きで出来るだけ細かく挽く。炒りたてが最高。

2 パイレックスポットにコーヒー粉を入れる。80℃の湯100ccを注いで、3分間待つ。湯を入れて2分後にスプーン(割り箸でも可)で1度だけゆっくりかき混ぜる。

3 別のポットに、湯で濡らしたネルのコーヒー濾しをセットしておく。

4 湯を入れて3分たった粉入りコーヒーを濾す。

5 少し温めて、4個の温めた小さなカップに注ぐ。ブラジルの家では、25ccから30ccカップが普通。カップには、予め好みの細粒砂糖を入れておく。

6 コーヒーは、砂糖が入ってコーヒーの味が出ると言う。

7 かなり濃い味がする。この方法で入れたコーヒーは時間が経ってさめても混濁しない。

8 少しづつ、口に入れると味わいが深くなる。じっくりゆっくり味わう妙味を堪能、この上ない至福。本を読むもよし。思索にふけるもよし。外を眺めるもよし。

9 私はコーヒー好き。コーヒー道を求めるはアホと心得る。

上記には、幾つもの物理・物性論があります。こんなこともイメージするのも楽しいものです。

何事かのアイディアも閃くこともあります。あるいは、無心の境地にも浸れます。


自作焙煎器で至福のコーヒー

2011-06-23 10:38:58 | 食・レシピ

先に、焙煎機を作ったこと書きました。晴れた日に庭で焙煎して堪能しています。

コーヒーを焙煎して飲むまでを示します。

A 豆の選別をして焙煎する。

1 コーヒー豆は、収穫して3年くらい寝かせて、大粒でないたものが一番上質と言えます。1回の焙煎は、300gから400gまでの量です。産地と銘柄は、好みですが、それぞれの味わいを楽しむ気持ちがコーヒー好きの心情です。最近のコーヒー豆価格は、安いのからかなり高価のもあって??です。

2 コーヒー豆を新聞紙などに広げて、虫食い、開き過ぎを選別します。虫食いが全くないのは、すでに選別してあるか、殺虫剤農薬が多いことです。

3 焙煎機ドラムは、予め5分くらい熱しておきます。

4 焙煎機ドラムにコーヒー豆を入れて、ハンドルを回転します。のんびりと。

5 20分くらい回転していると、蓋(ふた)から煙が出始めます。ここからが勘です。

6 カセットコンロの火を止めます。焙煎機からドラムをはずします。ドラム内では、焙煎が進んでいます。ドラムの蓋をあけて、豆の様子を見ます。まだと思ったら、もう少し焙煎します。深炒りは、豆の表面に油が浮きます。

7 手早く、ドラムの蓋をあけて、豆を金網ざるにあけます。金網ざるを両手に持って風に当てて、豆の皮を飛ばします。この間も、少し焙煎が進みます。皮をだいぶ飛ばしたら、新聞紙に広げて、豆をさまします。15分くらいさましたら、広口びん又はカンに入れます。

B ブラジル式コーヒーを入れる

1 深炒り豆は、濃くするとうまい味が出ます。一人当たり豆を15gとして、人数分の量のコーヒー豆を挽きます。出来るだけ細かに挽きます。ブラジルでは、パウダー状でした。二人分として、30gの粉を、ポットに入れて、80℃の湯を60ccから80ccの範囲でどっと注ぎます。炒りたての粉は、泡がたくさん出ます。炭酸ガスです。湯を注いで2分後に、ゆっくりかき混ぜます。日にちが経つと、泡の量が減ります。炒ってから、1週間で飲みきるように計画します。好き好きです。5,6人分入れると、濃い味がよりまりやかになるように感じます。

2 3分たったら、別のポットにネルのコーヒー濾(こ)し(なければカリタにペーパーで)で、ゆっくりこします。水分は豆にも浸透するので、注いだ湯の10%は減少します。

3 熱めが好きな人は、少し火に当てます。沸騰してはいけません。この入れ方は、さめても液の透明感が消えません。味も変わりません。海外からの人に喜ばれます。

4 温めておいた小さめのコーヒーカップに砂糖を入れておいて(多すぎない)、そこにコーヒーを注ぎます。砂糖不要の人は入れない(ブラジルやイタリアではけげんな顔をされます)。通状のカップには、少量入れます。失礼ではありません。少し口に含んで味わって、砂糖の量を調節します。慣れると、さめてもおいしさは変わらないことに気づきます。

5 少しずつ、口に含んで味わいます。この何度も口に含んでの味わいが、話の楽しさを長くします。一人のときでも、周りの空気を楽しむ気持ちになります。この少しずつが胃に負担をかけやすい人には、苦にならないものです。ブラジルやイタリアでは、20ccくらいの濃いコーヒーで、1時間以上もお仲間で楽しんでいるのをあちこちで見ました。日本でも、忙しいから、せめて30分でも、こんなコーヒーや紅茶やお茶の時間を持つことは何事にもいいこと、大切なことですね。

6 後片付けもお忘れなきよう。

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コーヒー好き

2011-06-19 11:16:54 | 食・レシピ

私は、コーヒーが好きです。しかし、コーヒー通ではありません。

紅茶も好きです。紅茶独自の味を楽しむことが好きです。

抹茶はもっと好きです。23歳のとき、家がお寺の社会科の先生に1回だけ飲み方を教えていただきました。2年後、京都清水寺から下りてくる道すがら、ある茶碗をすっかり気に入りました。私にとっては、大枚をはたいて購入しました。以来、我流で楽しんでいます。

7回目の干支の年になって、ようやく、気持ちの余裕が出来ました。で、ブラジル帰りの伯父と伯母に教えられて、30年前、コーヒー焙煎機を鍛治屋さんに頼んで作ってもらいました。あれこれ空想して1か月前に改良しました。

1 直径10cm、長さ22cmの円筒の両端を溶接してふさぎ、鉄筋を通して回転して焙煎する装置であった。長年使っていたがどうも焙煎むらができるので、ホーマックでL形の長さ20cm金具を購入して、円筒内部に羽としてボルト・ナットで止めた。

2 これまでは、炭火バーベキュの火で焙煎したが、作業が大ごとであるので、いつもは出来なかった。自作パソコンラックに使っていたL形スチールアームを切断して、焙煎装置を作った。イワタニ製カセットガスコンロ「炉ばた大将」を火器にしての装置である。ガスノズルから3.5cm離して焙煎容器をセットするようにした。焙煎容器の覆いの容器は、ステンレス薄板で囲って作った。

3 試運転は、少しの調節で、ちょうど良く焙煎できるよう、うまく回転するよう、ちょうど良い回転を試行錯誤でつかんだ。

4 1回の焙煎量は350g程度で、約20分の実時間回転でうまく、焙煎できるようになった。

5 コーヒーの入れ方は、以前にこのブログで紹介したように入れた。美味である。自画自賛で90点である。ローマのスペイン広場の下にあるカフェで飲んだエスプレッソに似ている。かつて、ブラジル帰りの伯母さんが入れてくれたコーヒーに少し近づけたような気がしている。

6 いつかフォト紹介をします。

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