さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

さっぽろ物理塾 食品中の放射能検査

2011-12-17 11:52:48 | 社会・経済

1か月前、食品冷凍冷蔵業界団体の会合で「福島第1原子力発電所事故による放射性物質の拡散と対応」と題して90分の講演をしました。

食品加工と流通に係わる事業にとっては、今や重大な問題です。皆さん極めて真剣でした。

この場で、食品中の放射能を計測する「株式会社 札幌中央卸売市場食品衛生検査センター」が中央卸売市場ゾーンにあるカネシメ冷蔵2階にて発足することを知りました。 12月12日から検査の受託が始まりました。

昨日(16日)、見学してきました。津田社長と赤石検査員とは先の講演会で面識になりましたので、いろいろ説明を伺い、装置を見せて頂きました。

ゲルマニュウム半導体検出器でパソコンによるγ(ガンマ)線スペクトロメトリをとります。最新のものであり、半導体検出器としても精度がとても良いものでした。検査料金も17,000円と安めに設定を感じました。

関連業界が出資して設立した会社であるとのことでした

食品業者を主体にはもちろん、一般にも利用されることを目的とした、北海道内の画期的な会社です。

今回の事故はもちろん、これからの世界の動向にも、優れたデータの蓄積となります。

放射能計測により、食品安全のためのデータ解析に期待が高まります。

こうした高精度計測技術が一そう消費者の安心感になることでしょう。

そのためにも、かなり長く食品放射能計測データの蓄積も大切と思いました。

食品企業・商店も消費者も大いに利用することの意義は大きいと感じました。

難しいと思われがちな放射性物質に関する知識が、こうしたことからでも生活の知恵に繋がることを希望しています。

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我が家のペットに

2011-12-15 11:13:25 | ペット

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夏に、我が家の玄関にセキセイインコが迷い込んできました。飼い主が見つけるかと、近くのスーパーマーケットと我が家にポスターを張りました。交番に届けました。

結局、飼い主が現れません。北警察署に出向いて手続きして、はれて我が家のペットになりました。

なかなか、かわいいものです。

冬になって、居間で生活しています。雄か雌か分りませんが。

誰かが今を出ると、ドアを向いて何度も鳴きます。

家族の食事のときは、自分も餌箱で、餌をついばんでいます。

水浴びが好きです。水道の蛇口で飲んだり羽に当てたり、なかなか離れようとしません。

じゅうぶん遊んだら、自分から鳥かごに帰ります。

ペット家族とは、こういことを言うのかなと知りました。

このセキセイインコにオウム病がないことを願っています。

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さっぽろ物理塾 水の味

2011-12-05 15:23:17 | うんちく・小ネタ

どんな水にも味があります。若いときに経験するほど、面白いものです。

まず、学校では生物か」化学の実験室には純水か純粋製造機(主としてイオン交換樹脂)があります。家庭では、純水をドラッグストアで購入できます。ポリ容器500CCで十分です。

小さなガラスコップを純水ですすぎ洗いします。

これに純水を10CCほど入れます。

口に流し込みます。飲みません。

しばらく味わって下さい。

どうです。たぶん、驚いたことでしょう。

世の中に、これほど味のない物があるなんて。これで、水の味をリセットしたことになります。

水道の水、冷たい水、谷の水、山の水、湯、温泉の出口の湯、旅先の水の味が微妙に異なっていますね。

海外に行ったときは、口に含んで、飲み込まずに味わいます。不思議な味がします。

北海道・日本列島各地はもちろん何度も、ブラジル各地、オーストラリア各地、カナダ各地、ハワイ各地、イタリア各地で水の味を楽しみました。記録しておくのでした。

それぞれの水の味を言葉で、文字で表現してみましょう。難しいものです。豊かな表現力が身につきます。受け会います。感性工学の感性テストでは重要なデータ記録にもなります。

いろいろな器に水道の水を入れてしばらく置きます。微妙に味が異なるのもあります。純水を買うお金だけかかります。

いろいろな飲み物や食べ物は、水が異なれば味が違うであろうことが分る気がします。

コーヒーがその典型ですね。

数年たってから、純水を口に含んでリセットすると年齢に応じて、感じ方の変化に気がつくでしょう。

私は旅先で、出張先であるいは地方に出かけて、その地の水を味わうことが楽しみです。

小学生の頃から、一人で沢に入り沢水を飲み(当時は狐はいませんでした)、親戚の家の井戸水を飲むのが好きでした。

プールでおぼれて水を飲んだことも何度かあります。あの味は今でも覚えています。

高校生のとき、物理部でいたづらしていて、蒸留水はどんな味かなと思って口に入れました。

蒸留水に味がないことを感じました。味がないとはどんなことかを知りました。

この経験以降、他の水には味があって、しかも違う味があることを知りました。

差し支えない程度に、いろいろの金属、石(岩石)、磁器・陶器、植物の切り口に味があることが分かってきました。

そう、これ等には、強い匂いやかすかな匂いもあるものです。

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さっぽろ物理塾 10代の知能

2011-12-04 11:10:12 | 学問

Nature誌の479-113にLetterで「ティンエイジャーの脳では、言語性知能および非言語性知能は変化する」(タイトルを翻訳)を掲載しています。読んで、やっぱりなという感想です。

長く高校教職にあって、10代の知能検査をしての知能指数(IQ)を、概して評価できると考えてきました。

私は、授業や人間関係で、さらなる知能発達を可能に出来そうと意識してきました。

家庭訪問では、居間では私から成績の話をしないことにしていました。分かっていることだからです。生まれてからの首の座り・振る舞い・言語・非言語のことを聞きました。

親に思い出してもらい、私との共通認識を持つことに勤めました。勉強場所(部屋)で本人と話しました。双方にとても有益でした。

ここ30年ほど、日本の学校教育の現場では知能(知能指数IQ)検査を避けるようになりました。教育系大学・学部でもこの傾向が多く見られます。

日本の発達心理学は、脳科学の成果をさらに取り入れる、あるいは協働することが大切でしょう。さらに感性工学が進展しつつあります。面白くなりつつあります。

小学校・中学校はもちろん高等学校、専修学校や大学での先生は内外の教育に係わる諸分野に関心を高めましょう。

一部の大学では、教員採用試験に合格出来なくて大学院に向かい、学者・研究者になる人も見ました。そして大学の先生になっている。??

今回の論文(Letter)は,10代の生徒の学校で、とても使えるヒントになりますね。

知能検査、知能指数(IQ)を、もっと積極的に評価してはどうでしょうか。今回のLetterは、教育にもいい刺激になることでしょう。

こうした論文が広範囲に読まれて議論されることを願っています。

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