さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

物理の授業

2018-09-24 11:38:16 | 受験・学校

どこの学校に勤務していても、毎年4月、物理の授業の初めに、言いました。

物理と聞いて、そんな難しいことを、と思うことはありません。
身の回りの、そこらの、当たり前のもの事を知りたい気持ちが物理の心です。
日本語で話します。日本語で考えます。記号は広く世界で使われているものです。
アルファベッドのABCやギリシャ文字のα・βーなどを使います。少し格好がつきます。

数式は、数学を言葉として使います。日本語で説明すると、とても文字の数が多くなって
面倒です。簡単に表現する方法です。次第になれます。
小学校・中学校で勉強した数式が多いのです。
五感で感じることの物事の仕組みを知ることが物理です。
来年3月には、物理は面白いものだ、と思うようになるでしょう。
僕はそんな授業をするように努力します。

嫌いになった、という感想はありませんでした。

 

 

 


通学バスで通勤することも多かった

2018-09-24 11:01:42 | 受験・学校

石狩高校時代、地学と物理の授業を担当していました。
下校時の遅めのバス中では、時折、生徒からの質問がありました。
バスが込んでいるときに多かったものです。
先生! 宇宙はどこまで広いの?  それはね・・と、知っていることを答えます。
別の日、先生! 質量って、最小単位はあるの? それはね、実はよく分からないのだ。
どうして ガラスは光を通すの?  どうして 木やプラスチックは電波を通すの?
どうして 月は地球の自転方向に回るの? などなど 主に女子からの質問でした。

私が話し始めると、少しして、バスの中が静かになるのです。
聞き耳を立てている様子。1年生も2年生も3年生も乗っています。

あの頃の石狩高校の 私の周りの雰囲気は、とても素敵でした。
困ることも少なからずありましたが、まだ何とかなりました。