さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

角館素焼き茶器セットは

2012-01-31 12:03:25 | 日記・エッセイ・コラム

以前に、角館で60年前に作られた素焼きの茶器セットを譲り受けました。何の処理もしていません。

このセットの急須でお茶を入れました。煎茶用茶碗に入れました。妙なにおいがします。どの茶碗も同様に匂います。どうも、素焼きの土の匂いです。しかも、水分を吸収して空にしても、ずいぶん重くなります。湯だけ入れても、土のにおいがします。湯もお茶もまずいのです。

以前に聞いたことあります。使う前に、茶葉を入れて湯を注ぎ、網にかけて焼けない程度に何日もかけて茶渋をしみ込ませるて使うと。

それで、鍋に茶器セットを入れて、茶葉をたくさん入れて、水を入れて石油ストーブの上に載せて、ことこと3日間約100℃で茶渋(主にタンニン)をしみ込ませました。何度も湯を注ぎました。

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  居間に咲いた夾竹桃(きょうちくとう)です

 とりだすと、見事な濃い黒に近い色になりました。さっと水洗いして乾燥しましたら、軽くなって、まだら模様ですが黒に近い褐色になりました。

これでお茶を入れました。まだ少し土のにおいがします。

次に、急須と茶碗に茶葉を入れて湯を注ぎ、ストーブに網を載せてそのうえに置きました。

20時間ほど温めました。器の茶が減る度に湯を注ぎました。光沢が出てきました。

この急須と茶碗で煎茶を入れました。わずかに土のにおいが残ります。味は、いまいちです。

 とても念入りに作られた茶器セットです。今はこのような素焼きの茶器セットを作る人は、角館ではいなくなったと聞いています。

 せっかくの茶器セット、見るだけでも素晴らしいもので気に行っています。どう、処理すると良いのか、おいしいお茶を頂くことができるのか、思案しています。

 どなたか、こうした素焼きの急須と茶碗でお茶を美味しく頂く方法を知っている方がいましたら教えてください。

 数年前から試行錯誤で、あれこれ工夫しています。

やり直し(リセット)のときは、EMで成分をある程度分解して、ホウ酸湯で何日も浸してきれいにしてから乾燥しました。そして、新たな処理をしてきました。どうも、満足までに至っていません。

  


札幌市北区屯田は-18℃

2012-01-26 17:15:54 | 日記・エッセイ・コラム

今朝は冷えました。

北区屯田地区は数年ぶりの冷え込みでした。玄関外につるしてあるバイメタルのデジタル温度計は、朝6時半頃、マイナス18℃でした。

今年の札幌北区郊外住宅地の6時半頃は、近年になくマイナス10℃前後が続いています。時折、マイナス4℃であるときは、暖かいと感じます。

きっと、北半球の季節風のうねりの出っ張りに入っているからでしょう。今冬は日本列島もはまったのでしょう。気象ニュースで、このうねりを出してほしいものです。ゆっくり、北半球を回っている様子が示されるのではないでしょうか。

そんな中、我が家の今の鉢植え夾竹桃(きょうちくとう)は20日から花が咲き始めました。

八重のうすもの色の、甘く淡い香りがして、それは美しいものです。毎年、1月には咲き始めて、夏まで日差しと共に、赤みが濃くなります。

外の白い雪と、居間のもも色花が語り合っているかのようです。

しかし古来から、夾竹桃樹液は毒薬として知られています。切り口からにじみ出る汁は、白い色で、けっこう苦いものです。しびれはしません。とげは無いのですが、美しい花です。

ここ数年、物理の世界は賑やかになってきました。

相対論も量子論も次世代へと展開が急になりそうです。

光や電子による精密実験が先行しているかなと思います。

宇宙の多数を占めるダークマターの実態、ビッグス粒子発見がまじか、重力波検出がまじかになりつつあることを感じます。

近いうちに量子コンピュターが出来そうです。

物理電池であるキャパシタ電池がコロンブスの卵発想で出来るでしょう。

原子核融合反応炉発電は実用化するでしょう。

100年前の量子論と相対論の出現に相当する時代に突入しつつあるのでしょう。

そういえば、100年前、200年前、300年前、400年前とほぼ100年ごとに自然環境と政治環境と文化・技術環境が連動して大きなうねりとなって変動しているのではないでしょうか。

50年前から数年ごとに購入する理科年表に目を通して、そう思い続けています。

さて、21世紀はどんな世界になるのでしょう。

もう21世紀に入って、全く未知に突入しつつあることを感じている今年の正月でした。


さっぽろ物理塾 創成川の新年  

2012-01-06 11:05:12 | 日記・エッセイ・コラム

新年あけましておめでとうございます。

このブログを見てくださる皆様に、ご挨拶を申し上げます。

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札幌市北区の創成川の冬のポプラ並木です。種子や苗を植えたものではありません。

およそ2kmはあります。さびし気に見えますが、どの枝にも新芽をしっかり持っています。

100年以上前の北海道開拓に伴い、アメリカから輸入した牧草にポプラの種子が混じっていたようです。

ポプラは発芽しやすく成長が早く、綿毛種子は広く飛びます。抜いたり切らないで残ったのが並木になります。

北大のポプラ並木は有名ですが、北区のポプラ並木こそ雄大です。

かすかに藻岩山が見えます。ずっと昔は手稲山と並ぶアイヌの霊山でした。先住民族の霊山を大切にしたいものです。

手稲山のアンテナ群、藻岩山の賑わい・・・本当に良いことなのでしょうか。

弥生人文化のおごりではないのかと、弥生人の子孫である私は若い頃から心の底でもやもやと思い続けています。

創成川には、何種類もの鴨がいます。青鷺(さぎ)も1羽いて、ときにはカモメが飛びます。

以前より鴨が少ないのは、イタチやキツネや野生化したテンがいるからでしょう。

川には、フナ、鯉(まごい、錦鯉も)、金魚がいます。見ていて楽しいものです。

川の西側は、屯田です。川に沿って公園になっていますから、季節折々の草木

を見ることができます。

私は、ほぼ毎日、犬の散歩をしたり周りを眺めながら歩きます。

ぼんやり歩いていても、観察しつつ歩くのもいいものです。

朝、長くつを履いて、新雪を歩くのもいいものです。私の前に道はない、私の後ろに道ができる。

振り返って、長く続く自分の足跡を見て・・・・これが私かとおかしくもあり複雑な気持ちになることもあります。

今年も、何事かをして、ともかくも楽天的でありたいものです。

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