さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

さっぽろ物理塾 ブザーを作りました

2013-07-12 13:34:33 | 日記・エッセイ・コラム

YMCAで、学童保育と地域の児童対象の「おもしろじっけん教室」の初夏のテーマです。
6月27日(木) 磁石のはたらきと磁石が作る空間を見ましょう
7月4日(木)エナメル線でコイルを作って、磁石と同じはたらきを見ましょう
昨日7月11日(木)は「コイルでブザーを作って鳴らしましょう」でした。

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私が5年生のころ、絹巻線と板とブリキを切って作りました。キットはありませんでした。
隔世の感です。
今は実にいろいろな小道具があります。だからこそ自分で作って鳴らして、おもしろく
思うことを伝えたいのです。

材料は①ジョイフルエーケーで台にする木を買ってきて切りました。②100円ショップダ
イソーでミシンボビン・単3電池を買いました。③3mmの鉄木ねじと2mm木ねじ・
0.3mmアルミ板はホーマックで買いました。④エナメル線・リード線・ワッシャー・単3電
池ホルダーは狸小路にある梅沢無線で買いました。このときついでに近くの喫茶店「ウ
イーン」に寄りました。開店以来は月に1回は、今は年に数回の行きつけです。すばら
しいスピーカがあるクラシック専門です。

作り方①エナメル線をミシンボビンに200回から250回程度巻いてコイルを作ります。
②鉄の空き缶(好物のあんみつ缶がありました)を1㎝×8㎝(缶の丈)に切って、角を
とりサンドペーパーで周りを丸めました。コイルの磁気に引き寄せられます。
③0.3mmアルミ板を1.5㎝×5㎝に切って、角をとりサンドペーパで周りを丸めました。
コイルの磁気に引き寄せられない。
④鉄片もアルミ片も切る前に、1.5mm刃のドリルで木ねじの穴開けをしておきます。
⑤曲げるときは、万力で曲げるときれいに曲げられます。 上の画像

組み立て①初めに、木ねじにワッシャーをつけてコイルにあててしっかり止めます。
②次に、鉄片の先がコイルの木ねじを覆うようにあてて、木ねじでしっかり止めます。
③さらに、アルミ片の先の曲がりが鉄片の中央に当たるように木ねじでしっかり止
めます。
④鉄片の先をコイルの木ねじの頭から0.5mmほど離すように微妙に調節します。
⑤アルミ片の先を鉄片に接するように微妙に調節します。 下の画像
⑥電源?コイル?鉄片・アルミ片?電源 と接続します。リード線を鉄片・アルミ片か
ら離しておきます。リード線を接すると・・なります。

鳴らないときは、①回路がつながっていない②コイルの木ねじと鉄片が接している
③鉄片とアルミ片が接しているのどれかです。微調整も技能のうちです。

不思議は、①この通りにすると、どうしてなるのでしょう。
②鉄片とアルミ片の間は接したり離れたりすることが大切です。なぜでしょう。
③また接したり離れたりするときに、チカチカと花火が出ます。どうしてでしょう。
  なにが起こっているのでしょう。
④このブザーで、音を大きくすることができるのでしょうか。などなど。

ここまで読まれた方に、我が家の庭に咲いた薔薇の美しさをささげます。

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さっぽろ物理塾 あ・・スズメバチ

2013-07-04 09:43:42 | 日記・エッセイ・コラム

先日、妻がせまい庭にある桜の木の枝に奇妙な造形物を見つけました。
観察しておよそ4日間で、ほぼ完成形です。
HPで調べました。
どうも、スズメバチの巣です。
初めて巣を作ったかの様子です。
1ぴきで作っているかのようです。
午後から夕方にかけて、スズメバチの出入りが見えました。
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それが、7月3日朝、巣を見に行くと、下に伸びた筒がありません。
昨日の風に吹かれて、千切れたようです。
そういえば、2日には、どうもスズメバチを見ていません。
なんとなく、静かなのです。
3日には雨模様でした。夕方には晴れたので、風はあったのですが、
千切れた筒を地面に探しました。見つかりません。
4日朝にも探しましたが、まだ見つかりません。

直径6cmほどの巣でした。
大きなスズメバチが、小さな巣を作っていました。
一所懸命作っていました。
初めての巣作りだったのでしょうか。
完成度が高くなかったのでしょうか。

小さな首の長い壺を逆さに桜枝にぶらさげたかのようでした。

ふと思いました。
もしかして、古代に人間の作った壺は、スズメバチの巣を見てヒントを得た
のではないでしょうか。
そして今でも、スズメバチの巣に似た壺の形があるのではないのでしょうか。

6月23日夜の満月は、ひときわ大きくこうこうと明るいものでした。
地球と月の平均距離よりも、2万km以上も近づいていました。
あのスズメバチは、きっとあの月を見た、あるいは感じたと思いました。