さっぽろ物理塾です

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希望を込めての日記・エッセイです。

中西進さんの講演を聞きました

2019-10-16 21:10:52 | 日記・エッセイ・コラム

9月17日(火)札幌市駅前にある国際ビル・国際ホールで、
中西進氏の講演がありました。読売新聞主催です。
かねてより万葉集の研究者としての著名なお方です。
「令和」のこともあります。
機会があれば、お話をお聞きしたい、と願っていました。

実に良い講演でした。
特に17条憲法「和をもって貴しとなす」からの現行憲法9条へ
の繋がりを語りました。やはりでした。
僕は、17条憲法→大祓詞→明治憲法→現行憲法には共通性が
ある、と考えていました。日本的な命の繋がりとも言えるよ
うな「和をもって貴しとなす」をです。

中西氏も「戦わず」を言います。しかし
17条憲法の時代も外敵の怖れがありました。備えをしました。
現行憲法の時代も、その恐れがあります。備えには??
中西氏は外交の重要性を説いていました。まったく同感です。
僕は明治憲法は、改定・修正が無かった。年々抽象化してしまい、
運用がそそのかし勢力と軍部にあおられて、より未熟国家の植民
地化が欧米諸国との戦争に向かったと考えています。

現行憲法はすでに抽象化している。危ない。
9条を生かすことが出来なくなっている。
9条を生かすためには、東洋の初めての中立国にすべく外交努力をする憲法
に改定する。次いで、実用的な現行法律基本法に改定する。
そして全文を現代文表現にすることが大切です。
今の時代だから出来る、と考えています。

中西氏の講演をお聞きしての僕の感想です。