さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

さっぽろ物理塾 素粒子時空宇宙論がおもしろい

2014-05-31 09:46:26 | 日記・エッセイ・コラム
以前に、アインシュタイン以来100年の今、物理学は面白くなる、と書き
ました。その通りです。
100年前には、第一次世界大戦、ロシア革命もありました。
ヨーロッパの再編、アメリカの隆盛、物理学の躍進から100年の今です。

決心して、「ワープする宇宙」リサ・ランドール著 NHK出版 税抜き2900円
を買いました。700ページ近くあります。
この本を買ったことは無駄づかいであるか必要経費であるか、年金で暮ら
す身の切実なところです。

懇切ていねいであり、まどろっこしいほどですが、読みやすいのです。
しかし、侮ってはいけません。用心深くていねいに読んでいます。
読んでいて気がつきました。
「宇宙になぜ我々が存在するのか」村山斎著 講談社、「超弦理論入門」大
栗博司著 講談社、「ヒッグス粒子の謎」浅井祥仁著 祥伝社 を立て続けに
読んでいました。この3冊には、リサ・ランドールに影響されたかのような例
示がいくつもあるように思えました。

中学生の頃、物理を勉強したら、宇宙や原子のことを勉強したら、自分が
なぜ今ここに生きているのかが分かる気がしていました。
原子のことを勉強したら宇宙もことも分かる。宇宙のことを勉強したら原子
のことも分かるに違いない、思っていたのです。以来、そう思い続けていま
した。なぜそう思ったのかはいまでも謎です。当時はそう思えたのです。
誰にも言いませんでしたけど。笑われると思っていましたから。

高校時代からずーと知りたい、と思っていました。
重力の式は、電気力や磁気力の式と比べて極端に小さい、形は同じな
のに。
質量って何? 電気って何? 時間って? 空間って?
これが分かれば人生が分かる気がしていました。
宇宙も 地球も 海も大地も 動物や植物などの生命も 人類も人の 命とい
うことも 好きも楽しいことも悲しみも けんかや戦争も 分かる気がしてい
ました。

分かったらどうだ、とまでは思いませんでした。

相対論と量子論はあいまって発展中のようです。
近年の物理学の様子は、爆発的に躍進している、と感じています。

「おもしろ実験教室」でも、物理をおもしろく動機づけしていたいものです。






浦幌高校3期生同窓会

2014-05-27 17:52:31 | 日記・エッセイ・コラム
5月24日(土)、浦幌高校普通科3期生同窓会が十勝川富士ホテルで開かれ
ました。私は、幹事から声がかかって、夫婦で出席しました。

思えば、3期生は強い個性のがんばり屋が特に多い学年でした。
卒業時に在籍していたおよそ半分近くの参加でした。
それだけに、卒業以来初めて会う人もいて、それは懐かしいことでした。
一人と話をすると、話が尽きないのです。
翌朝、食事のときにも、「ごめんね、あなたと話をできなかったね」という始末
でした。彼らの今の振る舞いや話し方や風貌を見て、彼らの高校生時代を
思いだしていました。

彼らが3年生のときに、何通りもの文章を書いてもらいました。
①物理の授業について批判しなさい。授業についての希望を書きなさい。
  必筆
②科学と人間性について、あなたの考えを書きなさい。選択
③現代科学と平和について、あなたの考えを書きなさい。選択
④原子力の平和利用について、あなたの考えを書きなさい。選択
みんなは一生懸命に書きました。①は全員に書いてもらいました。
②③④のうち2項目を書いてもらいました。
1期生から7期生までの生徒に書いてもらいました。要望があったクラスに
は返却しました。多くは、タイムスリップカプセルとして保存していました。
平成11年3.11の大震災・原子力発電所災害があって、3か月後に考え
ました。約50年が経過した。今こそ、返却しよう、タイムスリップレポートと
して、と。
手を尽くして、住所を調べました。そして②③④を返却しました。
反響は長い手紙で、はがきで、電話で、Eメールで舞い込んできました。
50年ほど前のわら半紙に鉛筆で書いた自分の考えを書いたレポートを見て、
読んで、当時の自分に会っている気がしたようです。
こういう形で、昔の自分に会ことができた、という反響でした。
仕事のときにも持ち歩いています、いう人もいました。
3期生からの反響が最も多いものでした。

同窓会などで彼らに会うと、今の自分を私に話す意味があると言います。
年齢になって退職した後の自分を励ますことができるという人もいました。
あんないいことを書いていたのに、今の自分は何やってんだ、と自分を叱
る、という人もいました。

私に、今更余計なことをしてくれて、という人もいるかもしれません。
甘んじて受けるつもりです。



25日(日)は、浦幌町に行きました。
浦幌高校普通科1期生である宮川昇君の葬儀・告別式に参列しました。
高校時代、彼は学校から6kmほど離れた常室から仲間たちと自転車で、
未舗装の道を通ったのです。
勉強にもよく努力し、野球部での活躍はいいものでした。
私は、彼のふてくされた顔を見たことがありません。
温和でありながら芯が強く、それはいい男でした。
卒業して農協に努めて働きました。真面目でした。苦労は多くあったの
です。暖かい家族に恵まれて、職場でも地域でも、人々の信頼は厚い
ものでした。3月下旬には、1期生の土地の仲間たちと共に喫茶店松屋
で会いました。もう、覚悟をしていたのでしょう。あまり多くは語らなかった
のですが、名残惜しそうでした。

 宮川昇君を知っている人たちにも知らせたくて、書きました。
                                       合掌


円山登山

2014-05-12 10:26:18 | 日記・エッセイ・コラム

春の円山原始林は300mたらずです。
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札幌円山の樹間からの札幌市街遠景

300mたらずのこの山には、もう何度登ったでしょう。数えたこと
はありませんが、それほど馴染みがあります。今春はきついかなど
うかな、という心づもりでした。

妻にお握りを作ってもらい、バスに乗って麻生から地下鉄に乗って、
大通りで乗り換えて円山公園駅で降りました。
円山公園を通ると、桜が散った桜まつりの最終日とあってそれはも
うにぎやかな花見宴会で、空き地が見当たらないほどでした。

弘法大師堂八十八か所めぐり登山口から登り始めました。
一人で歩きました。もうこの年です。追い越されることはあっても、
追い抜くことはありません。きついかなと思ったこともありましたが、
不意に、あれもう頂上、でした。
実に素晴らしい天気でした。お飯を食べチーズを食べ水を飲んで遠く
を眺め、ふもとに目を凝らしました。梢越しに藻岩山が見えています。
次はあの山に登りたい、ひそかに決意しました。

下山はゆっくりでした。半長靴なのでつま先が固いのです。
エゾエンゴサク、エンレイソウ、タンポポの花がとてもきれいです。
こごみも伸びだしています。地面の新緑の草たちは元気でした。
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その間を一匹のシマヘビがゆっくり蛇行して斜面を登っていました。
細身で1mほどありました。もう何十年ぶりです。苦手の相手で、汗
が引きました。

カツラ、センノキ、シナノキ、オンコ、トドマツ、エゾマツ、エゾヤ
マサクラ、モミジ(カエデ)、ドングリ(ナラ)、キタコブシは見分
けがつきました。

家を出て登山口まで1時間、登りに33分、頂上で休憩しての昼食40分、
あちこちゆっくり見ての下山43分、登山口から家まで1時間10分。
総歩行数1万歩余でした。

 春の植物の伸びに、土に、山に、そこを歩く人に、宇宙インフレー
 ション以来138億年の時空を思いました。
 この宇宙はすごいことですね。


円山公園の桜が8分咲でした

2014-05-03 09:51:42 | 日記・エッセイ・コラム

5月2日、丸山公園に桜を見に行きました。
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それは見事な!
風もなく 気温もちょうどよく
札幌の春うらら
えぞ山桜が色とりどり
淡い桜色  濃い目の桜色  白めに見える薄い桜色

そして ソメイヨシノも色とりどり

一角に梅園があって
ほんのり香る紅梅  白梅  淡い紅梅
つい 口をあんぐりで見とれました

昼どき 北海道神宮境内のテーブルでくつろぎました
先客がいての相席も 一時の出会いです

妻の手のおにぎりが テーブルの上10㎝ 程にあって
食べかけ
カラスが急降下で バサ という間にゲット
あっという間の出来事に 少したって驚きました
敵ながらあっぱれ

いろいろあっての 何とも優雅な1日でした

帰宅してから まだ元気があったので
近くの防風林にヨモギを摘みに行きました
少し早目でしたが ヨモギ餅1回分の収穫がありました

春の行事の準備です

日経サイエンス6月号記事を読んでいます
記事から離れて またふと思います
電気って何だろう?
愚問とは思えません


これから円山公園に桜見物

2014-05-02 09:36:32 | 日記・エッセイ・コラム

5月2日(金) これから札幌円山公園に花見に行きます

我が家のそめいよしのは三分咲です。
これが素晴らしい美しさです。
4日には満開になるでしょう。
しばらくは楽しめます。

円山公園の桜は子供のころからの春の楽しみでした。
見に行けない年もありました。何年も。
4月下旬から高温でしたので、早く咲き始めたでしょう。
ふと思い立って、これから花見に行きます。
妻がおにぎりを作ってくれます。
休日ではないので、桜見物を堪能できるでしょう。

先日、満月に火星を見て、
昨夜は細い三日月を眺めて
今朝は日経サイエンス6月号の「宇宙最初の星明かり」
を読んで、桜咲きを思い立ちました。

私も地球に住む宇宙人です。そう実感しています。