ました。その通りです。
100年前には、第一次世界大戦、ロシア革命もありました。
ヨーロッパの再編、アメリカの隆盛、物理学の躍進から100年の今です。
決心して、「ワープする宇宙」リサ・ランドール著 NHK出版 税抜き2900円
を買いました。700ページ近くあります。
この本を買ったことは無駄づかいであるか必要経費であるか、年金で暮ら
す身の切実なところです。
懇切ていねいであり、まどろっこしいほどですが、読みやすいのです。
しかし、侮ってはいけません。用心深くていねいに読んでいます。
読んでいて気がつきました。
「宇宙になぜ我々が存在するのか」村山斎著 講談社、「超弦理論入門」大
栗博司著 講談社、「ヒッグス粒子の謎」浅井祥仁著 祥伝社 を立て続けに
読んでいました。この3冊には、リサ・ランドールに影響されたかのような例
示がいくつもあるように思えました。
中学生の頃、物理を勉強したら、宇宙や原子のことを勉強したら、自分が
なぜ今ここに生きているのかが分かる気がしていました。
原子のことを勉強したら宇宙もことも分かる。宇宙のことを勉強したら原子
のことも分かるに違いない、思っていたのです。以来、そう思い続けていま
した。なぜそう思ったのかはいまでも謎です。当時はそう思えたのです。
誰にも言いませんでしたけど。笑われると思っていましたから。
高校時代からずーと知りたい、と思っていました。
重力の式は、電気力や磁気力の式と比べて極端に小さい、形は同じな
のに。
質量って何? 電気って何? 時間って? 空間って?
これが分かれば人生が分かる気がしていました。
宇宙も 地球も 海も大地も 動物や植物などの生命も 人類も人の 命とい
うことも 好きも楽しいことも悲しみも けんかや戦争も 分かる気がしてい
ました。
分かったらどうだ、とまでは思いませんでした。
相対論と量子論はあいまって発展中のようです。
近年の物理学の様子は、爆発的に躍進している、と感じています。
「おもしろ実験教室」でも、物理をおもしろく動機づけしていたいものです。