さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

北海道の春2

2008-04-19 09:31:31 | ブログ

ツヨ

母はツヨによく絵本を買ってくれました。思うに、仏教説話が多かったようです。「蜘蛛の糸」などを覚えています。また、街に連れて行っては、芝居(演劇)を見に連れて行ってくれました。「ジキル氏とハイド」「お岩」などを覚えています。

春のある日、2m×2mほどの板で囲われたごみ捨て場に、母に言いつけられて、ごみを捨てに行きました。そこに、旧約聖書の絵本が捨ててありました。だいぶ厚いものでした。拾って持ち帰って読みました。とても面白くて読み返したものです。なぜか、我が家のミシンの引き出しの中に、真ちゅうの十字架がありました。だれもそのことを話題にしなかったようでした。私が話を聞かなかったのか、忘れたのか覚えていません。

今、永平寺の宮崎管長(過日、亡くなりました)から頂いた色紙「唯我独尊」を額に入れて、これは何のことか、時空における「ある」ことの意かと考えをめぐらしています。