さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

さっぽろ物理塾 ソテツの実から芽が出ました

2011-03-29 09:45:39 | 日記・エッセイ・コラム

昨年5月に屋久島と種子島に行ってきました。種子島では、ロケット打ち上げを遠望し球形エンジンに感心しました。鉄砲伝来の地を見、南端を見たときピンポン球大の実を見つけました。ガイドさんは、ソテツの実ですね。めったに落ちていないものです。なかなか発芽しないものです。と言いました。

家に持ち帰り、鉢に植えてみました。なかなか芽が出ません。晩秋に居間に入れました。

今年になって、正月に細い芽らしきものが植えた実のそばから出てきました。2cmくらい伸びててから、なかなか大きくなりません。

3月10日頃、その脇から太めの芽らしきものが出てきました。15日頃、10cmくらいのなって先端から両側に小さくぶつぶつが出ました。20日には、そのぶつぶつがぜんまいの先のようになりました。25日には、ぜんまいの先のような物が開き始めました。28日には、高さが20cmほどになって、確かにソテツの一葉の形になりました。

先に出た細い芽らしきものは、どうも枯れるようです。

札幌の一民家で、種子島のソテツが芽生えました。

この大変な時期に芽生えた命を、ここにも見ています。

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さっぽろ物理塾 ブログ3年

2011-03-25 19:45:49 | 日記・エッセイ・コラム

このブログ、開設3年になりました。

このときに、世界中を震撼している事件がこの日本に起こっている。

最大級の地震、最大級の広域の津波、最大級の原子力発電所(6基)の事故。

人間の文明が試されている。危機のときの科学と技術と政治の連携が試されている。

いまや地球上の人類は、まだらであってもこの大災害を克服することに懸命になっている。

多くの犠牲を悲しむ、悼む。現地の被災者のかくも凄惨な生活。

これほどの逆境があろうかというなかで、一心に生きる姿を映像に見て、何度も泣いてしまう。

所要があって街に出ると、あちらでもjこちらでも、支援を呼び掛ける声が聞こえる。

長い期間の活動になるであろう。

あらゆる階層、政府機関、組織、団体・個人が現地で懸命に働いている。

そのことを支える全国の日本人がいる。この国は大丈夫と確信した。

これまで平和ボケも感じた。勝手わがままも見られた。アニマルペアレントが増えつつあった。

少なからずだらしなくなっていく社会を感じていた。

この大災害に、私ははっと我に返った気持ちになった。

私も、札幌からではあるが、支援する。それでも、もどかしい。

まだ、世のため人のために働く自分でありたい。そうしよう。

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さっぽろ物理塾  原子力発電の勉強をしよう

2011-03-15 14:13:08 | 日記・エッセイ・コラム

まさかの原子力発電所の大事故です。

一連の報道から、特に、①原子炉格納容器の周辺装置とメンテナンスのシステム構築と実際、②現場からのボトムアップとトップダウンのシステム構築と実際、③起こりうる危機管理と対応システムの機能の実際、④国民が危機感にあるときの情報公開システムの構築と実際、⑤政府の基幹エネルギー対応の指揮命令システム構築と実際、⑥政府の危機管理のシステム構築と実際、から人災と言わざるを得ない幾つもの要素が一連となっていたり重複していることを知りました。

TVでの放送でも担当者、アナウンサーが、シーベルトやCPMを区別しているのかどうかの発表もありました。???です。

単位以外に、装置や部品や現象をカタカナで言う、発表はダメです。自分の妻や家族に分かるように言葉を選部ことが大切です。

まだ、原子力発電は難しいと決めつけています。もう、昔話になっているはずです。それができていない現実の理解不足があります。現場も電力会社も、政府等関係機関もそう思いこんでいると思えてなりません。政治家もエネルギーの根幹である原子力について普段も勉強しているのだろうか???

中学・高校の理科の教員は原子核エネルギーや原子力利用に関する勉強をしている人は、極端に少ないし、少数の校長しか勉強している教員を評価していません。理科の教員にしてそうです。

これを機に、各電力会社は、現場を積極的に国民に見せるべきです。時間をかけた講習会を開くべきです。放射線のこと、しっかり勉強しましょう。中間管理職や会社幹部も、関係機関の職員も原料生産から利用までも勉強しましょう。

国民は、気がついたところから、年代から、原子力エネルギー利用についても勉強する機会を作ることが大切です。電力会社はもちろん政府や関係機関が連携を持って、科学や技術を広めることを希望します。こうすると、結局、トータルでのコスト減少になることでしょう。

火力発電、水力発電、原子力発電どれもダメと言う人もいます。風力発電・ソーラー発電をと主張する人もいます。

これらは、①地球規模の適正人口とは、②文明のレベルをどうするか、という人類の理知と技術のコントロールの英知が必要でしょう。

そろそろ、こういう議論の時代に入ってきている気がしています。

それにしても、せっかくの原子核反応のエネルギー活用を、昔ながらの蒸気タービン発電に固執する保守性を感じています。

直接発電の理論と技術開発に力を入れる方向性はあるように思うのですが。この理論と技術は、核融合発電への中次になると若いころから考えていました。

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さっぽろ物理塾  M8.8は飛鳥時代以降最大級地震

2011-03-12 11:13:19 | 日記・エッセイ・コラム

日本の記録にはない、最大級の地震です。平成22年版理科年表(国立天文台編)地震年代表には、西暦416年からの主な地震の記録が載っています。M8.5程度の記録は3例あります。しかし、M8.6以上は1707年の1例しかありません。

世界でも、1509年以降の記録は、M8.5以上の地震は、8例しかありません。最大は、1964年アラスカでのM9.2というのがありました。

今回の地震は、飛鳥時代以降では、とんでもない最大の地震。死者はどれほどか、恐ろしいことを想像しています。今までの経験をどれほど生かせるか、分からないほどのことでしょう。総合的に考えると、世界的な影響を及ぼす大災害に見舞われてしまったと想定します。

政治・経済・文化の下品なゲームをしている場合ではありません。

助け合うお互いさまの心で、老若男女で日本再生をしましょう。

私も、小学生の頃、昭和24年の幾春別火災では、全国から、アメリカなどからも支援を受けたこと覚えています。心に焼き付いています。何種類もの食べ物、日用家庭用品、ノート・鉛筆を頂いたことを6人家族で嬉しかったことを覚えています。

日本全土の半分近くに及ぼしている被災地は、大変なことになっていることでしょう。

国家の総意を持って、又個人や、あらゆるグループ・団体が、他意を持つことなく支援する使命感を持って、被災地の人々の励ましになる物心を提供しましょう。

平成23年(2011年)3月は、日本国最大のピンチです。言い過ぎではない思いで書きました。

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さっぽろ物理塾 宇宙セミナー

2011-03-06 12:05:44 | 日記・エッセイ・コラム

昨日(3月5日)、札幌市青少年科学館プラネタリウムで、「あかつき」と専用望遠鏡で迫る惑星の謎 のテーマの宇宙セミナーを聴講しました。講師は、北大 高橋幸弘先生でした。とても明快で語りかける口調もあって、科学と技術の工夫最先端に接した思いでした。

地球などの惑星を、雷現象を手掛かりとする発想の研究が進んでいることに、とてもエキサイティングな感動を覚えました。

私は、北大出身ではありませんが、かねてから北大を誇りに思いたい心情が、日本に北大ありという気持ちになりました。しかも総合大学だからの有意性を意図しての学究であることを知った想いです。

かつて、函館東高校の物理部顧問であったので、夏休みにアマチュア無線グループで仁山(にやま)でのキャンプ中に受信機に強いノイズが入って間もなく、遠方に有珠山の噴火が見えました。火山の噴火で電波発生を知りました。

その数日後、家族でJRで有珠山の近くの虻田駅で下車して間もなく又噴火しました。そのとき、噴煙の中に強い稲光を見ました。大地と天空のやり取りを見た思いでした。

こんなことを思い出しつつ,高橋先生のお話を聞きました。①雷はいまだ解明されていないこと、②地球も惑星も雷現象から、解明できることの期待が大きいこと、③探査機搭載カメラの開発で金星の大気組成や現象解明を目指していること、④他の惑星にも応用を目指していること、⑤こうした目的のために、名寄での1.6m望遠鏡に大型・重量の装置を据えて観測する必要があること、⑥地球から宇宙を知ることと宇宙から地球を知ることの時代に入ったこと、⑦天文学が農学など広い分野に大きな役割を担い、環境観測や生活に必要性が高まりつつあることを、改めて認識しました。

私は、太陽活動や地球自体の活動の研究も進展するなと思いました。ダークマターが発見されたら、さらに太陽系、太陽、惑星の研究が進展するなと、ひそかにわきわくしていました。

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