小学校6年生の時、母が病気で医大に入院していた。竜ケ崎から父方の祖母みやおばあちゃんが僕たち孫4人の面倒を見に来てくれた。一族はブラジルに移民で渡った経験があった。僕はサンパウロ州の奥地チエテ移住地で生まれた。そこであばあちゃんに抱っこされた。写真もある。僕は話を聞いたり本を読んだり、が好きだった。おばあちゃんは僕に、お前の先祖はね、と信州真島村北村家のことをずいぶん多く話してくれた。以来、今生きていることは大変なことだと思うようになった。母型は秋田県横手市正平寺が菩提寺の小野寺家が永山村に屯田兵である。母は永山村屯田兵小野寺の娘である。伯父からずいぶん聞いた。令和の今は普通の家の普通の人々である。100年前までは、直に聞いていて知ることができる。千年前は、2千年前は、3千年前、5千年前、1万年前と辿ると、どこでどうして暮らしていたのだろう、と想像をするにも、不思議な気がする。周囲の人々がいる。みんな、今生きている。凄いことだ。命を繋ぐということの凄さと大切さを思う。