材料:フェイジョン(ブラジルでの常食にしているいんげん科の豆、北海道でも栽培出来ます) 2kg、粉末寒天16g(あと4g欲しかった)、砂糖1kg、水あめ1パック(400g)
フェイジョンは、毎年少しずつ余っていた古いものであったので、①1日間うるかした。②石油ストーブにかけて、2日間、水を加えつつ煮た(弱火状態で)。古い豆も混じっていたので、なかなか煮えなかった。③豆を200gくらいづつ中目の金網ざるに入れ、すりこぎ棒でつぶしてこした。毎回、湯を注ぎ、ざるに残った豆の皮を捨てた。④斜めに置いたまな板に、こし汁を入れた木綿袋を括りつけて、少しずつ力を加えて、時間をかけてこした。約、2kgのこし餡ができた。
⑤鍋に水500ccをいて、粉寒天を入れて、2分間かき混ぜながら煮て、砂糖1kgを入れて溶かした。⑥こし餡を一握りづつ入れて、全部を溶かした。⑦暖房用石油ストーブに鍋を移して、木のへらを一定方向に回して餡を入れつつ溶かした。⑧テレビを見ながら、FMを聞きながらひたすら一定方向にかき混ぜた。⑨だいぶかき混ぜた頃に、近くに置いて温めた水飴を入れて、かき混ぜた。⑩粘りが出てきて、かき混ぜるへらの後が凹むくらいになったので、⑪羊羹流し(古いアルマイトの弁当箱を用いた)に入れた。余ったのはケーキ入れカップに入れた。⑫ラップで覆いをして、冬であるので、廊下に置いてじっくりさました。
物理では、1 混ぜて熱を加えて溶かす作用。
2 水あめは、粘り(粘性)をさらに加える作用。
3 ひたすら一定方向にかき混ぜることは、餡の分子を一定方向に引っ張りそろえ続ける作用。これは、うどん作り、ソバ打ち、陶芸粘土の菊練り、パイ生地作りに共通の作用。地球物理では、粘板岩・千枚岩、柱状節理を作る地殻変動での引っ張り力の作用に共通する。
正月にかけて作る私の仕事です。ここ数年、多忙ゆえ中断していました。久方ぶりに作りました。こうして何人かにふるまいます。
自作羊羹を頂き、抹茶を頂く。何とも満足。家族は、??
明日は、孫と彼の友達に、立体凧を作るコツを伝授することになっています。
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時には、世の中はともあれ、心を空っぽにして時空を楽しむ正月を過ごしています。