中間試験・期末試験で物理の試験はなかなか工夫が要るものでした。
100点満点で、ボーダーを30点です。
何人かは30点未満です。考えました。そして
各人に、一人5問を前もって提示しておきます。
問題提示後1週間以内に、私に5問のうち3問の解答を説明して見せること。
おもしろい事が起こりました。該当生徒は、出来る生徒に一生懸命に聞くのです。
当日、廊下で腹ばいになって、紙に書いて、説明の練習をしている生徒もいます。
出来る生徒は、改めて勉強になります。お互いにより仲良くなります。
二度もボーダー以下の点数の生徒は、ほとんどいなくなりました。
こんなこともありました。
物理が出来る生徒がいました。そこそこの点数を取って慢心気味でした。
親との面談のとき「息子はこれではだめです。今度の試験で赤点をつけてください」
それで、考えました。彼にはこいういう問題は苦手だろう。
平均点50点になるように想定した問題を作りました。
彼の得点は29点でした。自分でも驚くほどうまくいきました。
彼は、以後発奮して大学進学しました。今や50歳を過ぎて、大企業情報系部門の幹部です。
今の私は、こんなことはもう出来ないでしょう。あの頃私は40代でした。
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