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ロバート・ケネディ二世も24年大統領選に立候補を表明 コロナワクチンは効かないとファウチ攻撃の急先鋒だが泡沫候補(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-04-10 | アメリカ情勢

いくら名門とはいえ、泡沫である。徳川宗家嫡流の徳川家広が地元の静岡県知事にでても当選できなかった。

父親はJFKの弟で司法長官だったロバートケネディ。やはり暗殺されたが、二世は暗殺犯サーハン・サーハンの釈放に賛成した。クラシカルな左翼リベルでコロナワクチンは陰謀と言って憚らない人物である。

正式な出馬宣言は4月19日に地元のマサチューセッツ州ボストンで行われる。同地はリベラルのメッカ、極左社会主義のリズ・ウォーレンの選挙区で、共和党が逆立ちしても勝ち目のない選挙区だ。

ならば民主党内で動揺があるかといえば、まったくの泡沫扱いで、このままでいくとバイデンが再び民主党の候補に選ばれそうな仕儀となるが、近日中にカリフォルニア州知事あたりが出ると言い出すだろう。

ひょんな人物の出馬表明で政局の大混乱はむしろ台湾である。台北元市長の何文哲が24年総統選に挑むと正式に表明した。そのうえで8日からアメリカ旅行に旅立った。台湾の第三党の立場をアメリカの有力者等と面会し理解して貰うというわけだ。かれは独立にも統一に反対し現状維持を説く。音楽会などの選挙スタイルが受けて若者の人気が高い。

何文哲が出馬すると、間違いなく民進党の票を食い荒らすだろう。だから、国民党に漁夫の利が転がり込むことは明らか、むしろアメリカの有力議員が彼を説得し民進党に協力するよう諫言する政治家がいてほしいものだ。


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