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アイビーリーグ八大学のうち三大学の学長が辞任 若者がパレスチナ支援、保守学生はイスラエル支援の板挟み(宮崎正弘)

2024-05-11 | アメリカ情勢

2023年12月9日、ペンシルバニア大学学長のリズ・マギルは辞任を表明した。ハマスのイスラエル奇襲に端を発した全米大學のおけるユダヤvs反ユダヤの対決は、学校の人事にまで影響をあたえた。マギルは反ユダヤ主義の立場を明確にしなかったなどの理由で激しい批判に晒されていた。

2024年1月2日、こんどはハーバード大学のクローディング・ゲイ学長が辞意を表明した。同大支援の資金胴元はユダヤ人が多い上、これらの在米ユダヤ人はネタニヤフ政権支持で結束しておらず、決してイスラエル支援でないという複雑な実態がある。

ゲイ学長は初めての黒人女性学長だったが、以前から論文の盗用などが指摘されていた。

5月9日、コーネル大学のマーサ・ポラック学長が6月30日をもって辞任すると表明した。「全く個人的な理由です」とハーバード、ペンシルバニア大学学長辞任に連鎖しない印象を語った。ポラックは、じつはAI理論、とくに言語思想専門家で、SRI、IBMの取締役も務めた最先端のAI学者、『ロボットとAI』などの著作もある。

さるにても奇怪なのは辞任した三人の学長はともに女性であること。アメリカ北東部のアイビーリーグ8大學のうち3大學で起きたことだ。

アイビーリーグとはブラウン、コーネル、ダートマス、ペンシルバニア、ハーバード、イェール、プリンストン、コロンビア大学と八つの私学を指し、受験に難関の名門ばかり。

もっとも過激な反イスラエル運動が展開されたコロンビア大学のネマト・シャフィック学長は警官隊導入、暴力学生排除のうえ、5月15日に予定された卒業式を取り消した。

若者がパレスチナ支援、保守学生はイスラエル支援の板挟みか。


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