東アジア歴史文化研究会

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17万5000人に恩赦。大麻所持で過去最大規模となる。保守的な人々から見れば17万人もの犯罪者を野に放つのだ。(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-06-22 | アメリカ情勢

ドイツで史上空前のコカイン密輸が摘発された。日本でも麻薬犯罪はあとを絶たず、麻薬漢書の犯罪が増えている。

ところが米国は大麻を合法とした州が多い。メリーランド州のムーア知事(民主党)は6月17日、大麻所持に関する有罪判決を対象にした17万5000件の恩赦を発表した。大麻所持に関する州レベルの恩赦としては全米で過去最大規模となる。保守的な人々から見れば17万人もの犯罪者を野に放つのだ。

メリーランド州は、前科による不利益を被りやすい黒人などの「人権救済の措置」と説明した。黒人初の同州知事となったムーアは「前科により住居や雇用、教育の困難に直面することがあってはならない。平等を保障する大きな一歩だ」と恩赦の意義を強調した。

米国では連邦法で大麻の使用が禁じられている。

しかし民主党知事が主導する州を中心に、大麻の使用を合法化する動きが広がった。2023年11月には、じつに22の州が娯楽目的での使用を認めている。バイデン政権は若者の支持を吸引するためにも大麻合法化を急いできた(医療に限っていえば大麻は解禁されるべきだが、米国の問題は「趣味」でも認めていることだ)。

  • アメリカで大麻が合法の州

成人による娯楽のための大麻摂取が合法化されているのは22州。ほとんどが民主党知事のところである

アラスカ州、オレゴン、アリゾナ州、カリフォルニア州、コロラド州、イリノイ州、メイン州、マサチューセッツ州、ミシガン州、モンタナ州、ネバダ州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、オレゴン州、バーモント州、ワシントン州(2012年に真っ先に合法化)と首都とワシントンDC、ロードアイランド州、ニューメキシコ州、コネチカット州、バージニア州、ミズーリ州が嗜好品の大麻を合法化した。ほかにも二、三州がちかく合法化する予定である。

断固、認めないのはテキサス州とフロリダ州、ともに共和党の治政がつづいている。


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