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東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

イーロン・マスクが突如、北京へプライベートジェットで乗り付けた パート2(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-02 | 中国の歴史・中国情勢
まるで大統領訪中のような騒ぎです。外相面会のあと、マスクは金壮龍工業相、王文濤・商務相、貿易振興会トップらと会談をこなし、ボディガードも米国から随行が数名秘書団に特製テレサ車で、夕食はCATL会長等と懇談。CATL(寧徳時代新能源科技)創業者は曾毓群で中国ビリオネアのトップ。場所は王府井の全衆徳本店。クリントンも訪中時に入った北京ダックで有名なレストランです。特製ダックからジャージャー麺まで16品 . . . 本文を読む

イーロン・マスクが突如、北京へプライベートジェットで乗り付けた テスラは「人質」である。テスラの総売上高の21%は中国である(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-02 | 中国の歴史・中国情勢
イーロン・マスクが5月30日に突如、北京へプライベートジェットで乗り付け、秦剛外相と会談した。 マスク所有のジェット機は「2015 ガルフストリーム G650ER」で、アラスカで給油後、日本、韓国上空を飛行したことがロイターの追跡で判明しており、当初の予測ではマスクは北京で李強首相と面会する予定と言われた。 中国外務省によれば、会談で、「テスラはデカップリングや供給網の分断に反対し、中国での業 . . . 本文を読む

中国のシャドーバンキングのデフォルトは73件。 中国政府が最終的に保証する金融商品に、資金逃避がおきている(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-06-01 | 中国の歴史・中国情勢
2023年5月25日 ロイターは、「かつて中国株に大挙して押し寄せていた外国人投資家が、景気回復の見通しは暗いと判断し、一斉に中国から脱出している。習近平体制には確かに懸念がある」と報じた。 国債でも米国の断続的利上げで米国債権の利回りが中国債の利率を上回った。投資家は米国債に回帰する。バイデンと下院議長の話し合いが進行し、債務上限問題の暫定決着の見通しがでた。すると投資資金がどっと株式に雪崩れ . . . 本文を読む

中国がコンピュータ戦争シミュレーションで、米最新鋭空母ジェラルド・フォード沈没  極超音速兵器はDF17 および DF27 ミサイル(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-05-31 | 中国の歴史・中国情勢
中国の北方工業大學(北京市。学生数1万4千)が20回繰り返した軍事シミュレーションのデータが初めて公開された。 中国がコンピュータ戦争ゲームシミュレーションで、米国の最新鋭空母ジェラルド・フォードに極超音速ミサイル攻撃を行い、軍艦と護衛艦を沈没させたそうな。 サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国北方工業大学の研究者らが最近、中国が24発の極超音速ミサイルを使用してUSSジェラルド・フォー . . . 本文を読む

G7の裏番組、「中国・中央アジアサミット」が国際秩序に与える衝撃波 中国が中央アジアと「運命共同体」に、多極化・不安定化していく世界の行く末(福島香織:ジャーナリスト)

2023-05-30 | 中国の歴史・中国情勢
2023.5.25(木) 広島でG7サミットが開かれ世界の注目を浴びているその裏側で、第1回中国・中央アジアサミットが、シルクロードの起点となった唐の都、西安(長安)で開催された。 日本のメディアでも、女性ダンサーたちが天女に扮して舞うような歓迎式典のゴージャスなパフォーマンスの映像が流され、日本がホストとなった広島G7サミットに対抗する意図があったのではないか、という論評もあったと思う。 . . . 本文を読む

中国国産の大型機、上海から北京へ商業飛行を開始 エアバスA320のパクリ? 欧米は深刻に市場の脅威視(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-05-30 | 中国の歴史・中国情勢
5月28日はいろんな「事件」が起きた。 まずアフガニスタンから中国へ航空機乗り入れが再開された。カブールから中国ウルムチへの一番機は「アリアナ・アフガン・エア」の大型機だった。中国のアフガニスタンへの梃子入れは着々と進んでいるのである。 トルコではエルドアン大統領が決選投票に勝利し、野党連合を降した。 エルドアンの得票は52・1%,野党候補は47・9%.その差は4・2%だった。したがって「大 . . . 本文を読む

半導体は生産過剰なのか、まだまだ発展余地はあるのか 中国、一部半導体自製化に成功、マイクロンを閉め出した(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-05-29 | 中国の歴史・中国情勢
米国の対中ハイテク輸出規制に対抗して「米国マイクロンの製品が中国の国家安全に重大なリスクを与える」という口実を設けて同社からの半導体調達を停止した。 中国は2017年に「インターネット安全法」を成立させており、DRAMで世界生産の20%を握るマイクロンをもはや要なしと踏んだことになる。 同マイクロンは広島に半導体メモリーの最先端チップを生産するために5000億円の投資を発表したばかり。ほかにア . . . 本文を読む

G7広島にぶつけて開催された中国・中央アジア首脳会議 習近平は西側の介入、カラー革命を懼れている(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-05-23 | 中国の歴史・中国情勢
昔の名前は長安。シルクロードの起点でもあり、幾多の王朝の首都でもあった。 ペルシア人もソグド人も突厥もウイグル人、チベット人。そして阿倍仲麻呂、吉備真備、藤原清河がいた。国際都市である。 いまの西安郊外には秦始皇帝の広大な御陵、豪華宮殿だった「阿房宮」跡、そして玄宗皇帝ゆかりの場所も数々、西安事件の現場ちかくには楊貴妃の白亜像。 2023年5月18日〜19日、この西安で「中国 中亜峰会」(中 . . . 本文を読む

中国がウラジオストックを回復へ? ロシア税関当局、中国の国内輸送経由地として貨物トランジットを認める

2023-05-19 | 中国の歴史・中国情勢
1860年の北京条約によってウラジオ、ナホトカを含む沿海州はロシアへ割譲された。これにより中国(当時は清朝)は、日本海への出口を失った。 ウラジオストックは中国名が海参威(ハイシャンウェイ)。いまも中国の地図帳にウラジオという地名はない。あくまでも海参威である。 ウクライナ戦争の戦局が膠着し、ロシアの疲弊は甚だしく、いまでは習近平がプーチンの風上に立って兄貴風を吹かしている。そのうえで停戦の仲 . . . 本文を読む

宮崎正弘著『ステルス・ドラゴンの正体』(ワニブックス)の感想(宮崎正弘国際情勢解題・投稿欄からの転載)

2023-05-17 | 中国の歴史・中国情勢
ステルスドラゴンとは潜龍=中国共産党中枢、のことです。 日本と中国の関係について、いま日本の大学に浸透した中国人学者がいつのまにか「教授」に納まり、日本人学生に中華史観を吹き込み、メディアでは論客扱いされている。13の大学にある孔子学院は野放し(米国では多くが閉鎖された)中国人留学生の特待生には授業料免除のほか月額18万円前後の援助が与えられる。彼らは中国へ帰国すると「反日派」になる。   以 . . . 本文を読む

中国、グアダールの軍港化を仕切り直しか パキスタン統幕議長が北京訪問、李尚福国防相と会談(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-05-17 | 中国の歴史・中国情勢
パキスタンの西南部、グアダール港の近代化、ターミナル増設、工業団地、大學も建設。一帯一路の目玉プロジェクトだった。総額520億ドルのうち、中国は330億ドルを注ぎ込んだ(といっても大半は中国輸出入銀行、開発銀行などの貸し付け)。 グアダールからパキスタンを斜めに横切って新彊ウイグル自治区へ石油とガスのパイプライン、鉄道と高速道路、そして光ファイバー網。五つのプロジェクトが平行し、工事はかなり進捗 . . . 本文を読む

中国が新彊ウイグル自治区のコルラに秘密レーザー基地 西側の偵察衛星、軍事衛星撃墜を目的、大出力ガス装置施設も(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-05-09 | 中国の歴史・中国情勢
米国軍事専門誌「アーミーテクノロジー」が報じた(5月1日)。 中国が新彊ウイグル自治区のコルラに秘密レーザー基地を設営し、西側の偵察衛星、軍事衛星撃墜を目的として大出力ガス装置施設も設営されているという。 ブラックスカイ社が撮影した衛星画像では格納庫に収容された二つのレーザージンバルを示しており、施設の屋根は外国の画像衛星が最も活発な正午頃に開くと報告した。 この対衛星レーザーに加え電磁パル . . . 本文を読む

中国のハッカー規模はアメリカの50倍だ レイFBI長官が下院議会公聴会で警告(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-04-30 | 中国の歴史・中国情勢
4月27日、米国連邦議会下院歳出委員会の公聴会で証言したのはFBI のクリストファー・ レイ長官だった。 レイは「中国のハッカーは米国のサイバーセキュリティと比較して50倍の規模だ」として、「中国は世界の大国を合わせたよりも大きなサイバー プログラムを運用している」と警告した。 もともとFBI長官を召喚しての公聴会は、プライバシー保護によって情報活動の機能低下に陥ったFBIの予算獲得が目的であ . . . 本文を読む

習近平主席がゼレンスキー大統領と電話会談 李輝(元駐露大使)を特別代表としてキエフへ派遣(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-04-28 | 中国の歴史・中国情勢
李輝は北京外国語大学卒、カザフスタン大使、外務次官をへて駐露大使、ロシア語が流暢である。ゼレンスキー大統領と電話会談後、習近平は李輝を中国特別代表としてキエフへ派遣するとした。 電話では平和の回復をおこがましくも呼びかけた習に、ゼレンスキー大統領は「領土を取り戻すまで和平交渉はあり得ない」と突っぱねたらしい。 また2月にウクライナはモスクワへ大攻勢をしかける手はずを整えていたが、アメリカの圧力 . . . 本文を読む

石平『三大中国病 天命思想・科挙・礼教』(PHP新書) シナの天命思想と日本神話の天孫降臨とは決定的に異なる 天子なる発想は易姓革命に繋がるが、天照大神の血脈は万世一系となる

2023-04-25 | 中国の歴史・中国情勢
日本は神武肇国のはるか以前、天照大神の時代から民主主義である。大神はしかも女性で、暴れん坊の弟スサノオを高天原から追放するか否かを、天の安河原に八百の神々を集めて合議するのである。 聖徳太子は『和』を説いた。これが日本の基本原理である。 その日本にも独裁者が時折現れた。蘇我馬子、蝦夷、入鹿の三代。ついで藤原仲麻呂、そして信長だろう。いずれも天に替わって蹶起した中大兄皇子、吉備真備、明智光秀によ . . . 本文を読む