アリババグループの創業者として知られるジャック・マー(馬雲)が4月1日から三年契約で、香港大学で名誉教授として教壇に立つと発表された。
マー『教授』は金融、農業、企業のイノベーションを講義する。もともと彼は英語教師だった。
香港大学の発表では 2026 年 3 月までの 3 年間の契約。経営経済学部で教える。
香港大学は名門中の名門大学で、『香港大乱』のおりは自由の女神像が建立され、キャンパ . . . 本文を読む
2023.4/21
現在、「思い出の抜け道」には日本人のバーが密集している=東京都新宿区
1990年代前半、「蛇頭」(ジャトウ)と呼ばれるネットワークを使い、大量の中国人たちが世界各国へ密入国を果たしていた。先進国の日本も当然その対象となり、彼らの一部は歌舞伎町(東京都新宿区)に流れ着いていた。
. . . 本文を読む
2023.4/18
NGOが配信した中国の「海外警察サービスセンター」の資料
米司法当局は17日(現地時間)、ニューヨークにおける中国の「非公式警察署」の開設・運営に関与したとして、中国公安部の指示を受けて活動していた男性2人を逮捕したと発表した。中国は、世界53カ国に「非公式警察署」の拠点を設置していた . . . 本文を読む
4月16日、李尚福(中華人民共和国国防部長)がモスクワへ入ると、プーチン大統領が待ち構えていた。プーチンは「中露は軍事技術協力のほか恒常的な情報交換を行い、極東だけでなく欧州方面でも陸海空軍が合同演習を実施している」と指摘した。
李尚福は、「国防相就任後最初の外遊先にロシアを選んだのは中露の戦略的関係の重要性を強調するためだ」とした。会談にはショイグ国防相が同席した。
異例という他はない。
. . . 本文を読む
フランス大統領、EU委員長、ドイツ首相おくれて外相、そしてブラジル大統領。そのまえにイランの大統領とサウジ皇太子。まるで北京訪問ラッシュである。
ルラ(ブラジル大統領)は習近平に大歓待され、機嫌良く「いつから世界貿易は米ドルになったのだ。誰がきめたんだ」とご託を並べたすえに「アメリカに戦争をやめろと言うぜ」と発言して帰国の途についた。
裏返してみると中国が必死な形相で外国との貿易接点を希求して . . . 本文を読む
マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は訪中した折に「アジア通貨基金」構想の再検討を言い出した(サウスチャイナ・モーニングポスト、4月13日)。会見から二週間後の分析である。
嘗て日本が主導したAMF(アジア通貨基金)は米国、IMF、そして便乗した中国によって潰された。米国はドルの主導権を死守しようと反対に回り、IMFは類似の組織がアジアに誕生することを嫌った。
中国はおりしもドル基軸体制に挑戦 . . . 本文を読む
1980年代、中国が改革開放に転じたとき海外華僑は半信半疑だった。
最初は香港の華僑が、それも零細企業がスイッチの部品とか、プラスチック成形機を運んで、人件費の安さに惹かれ中国に進出した。
といっても広東語の通じる広州から深せんにかけて進出した地域は限定されていた。広東人にとって上海語はまったく理解できない。
華僑コネクションを通じて噂を伝え聞いた台湾人が、おそるおそる繊維、プラスチック、玩 . . . 本文を読む
トランプ政権下、ポンペオ国務長官の顧問を務めた余茂春は祖国統一(台湾併呑)という妄想に取り憑かれた中国共産党の動機を次の四つに分析した。
台湾併呑は習近平にとって、一種強迫観念となっている。毛沢東と並ぼうという野心と焦燥がそうした認識の基底にあるらしい。
第一に中国共産党が台湾統一は中国共産党の政治的正統性の主要な基盤であり、中華思想の中軸と考えていることが問題なのだ。
そのために人民解放軍 . . . 本文を読む
中国人民銀行総裁の易鋼は副総裁を伴ってワシントンを訪問する。
AIIB(中国インフラ投資銀行)の金立群も同IMF会議に出席する。また中国輸出入銀行頭取も出席するという。
となると中国三大国策銀行トップがIMF会議へ出席することになり、喫緊課題であるパキスタン、スリランカなどの債務問題の解決をIMFと詳細にわたって協議すると見られる。
おりもおり、訪中を風邪のため延期していたブラジルのルーラ大 . . . 本文を読む
べつに行く必要もなければ行きたいとも思わないわと、発言したかも知れない。
4月7日、中国共産党中央台湾工作弁公室は、台湾の駐米台北経済文化代表処(事実上の台湾大使館)の蕭美琴代表(駐米大使)と彼女の家族の中国本土と香港、マカオへの渡航を禁じる制裁を科した。
蔡英文総統がマッカーシー米下院議長と米国で会談したことに対する報復措置が、これ? 米国議員団への制裁はないのか?
中国の言い分は、蕭美琴 . . . 本文を読む
5年間消息を絶っていた女優のファンビンビンが、最近ハリウッドに出現し、話題になった。彼女は2018年に突如スクリーンから消え、海外に「不法に」取得したとかの不動産など「脱税」容疑で取り調べを受けたとされた。罰金は47億円とも言われた。
郭文貴がYoutubeで、「王岐山(国家副主席=当時)の愛人となって減刑して貰った」などと伝えたこともあったが真偽は不明である。
「第二のファンビンビン」と言わ . . . 本文を読む
2023.03.29
記者会見する中国外務省の毛寧副報道局長=27日、北京(共同)
中国当局が、アステラス製薬の現地法人幹部の男性を「スパイの疑い」で拘束した事件が、中国の日本人社会などに大きな衝撃を与えている。中国で2014年に「反スパイ法」が施行されて以降、日本人を含む外国人が拘束されるケースが相次い . . . 本文を読む
紀元前221年から2023年まで2244年にわたるシナの皇帝史を概括しながら、中国という特殊な風土が産んだ、日本人の想像を絶する中国皇帝の本質、その行動原理を本書は見抜く。元中国人である石平さんだからこそ、異形な形の中国政治の本質をみごとに抉り出した。
2022年上半期だけで中国の企業46万件が倒産した。コロナ禍が重なったとは言え、日本の同期の企業倒産は3000件である。
なにかが異常なのだ。 . . . 本文を読む
世界は混沌としている。
SVB、シグニチャー銀行の倒産、クレディスイスはUBSが救済買収。バイデンは「安心して欲しい。預金者は保護される」と心理パニックを抑制しようとした。しかし保証される預金の上限が25万ドルまで。およそ七割の口座は25万ドル以上の企業や会社役員など金持ちの口座である。
その金持ち預金口座が68%もある「ファースト・リパブリック銀行」はJPモルガン、バンカメなど大手銀行の緊急 . . . 本文を読む
『中華民族』という民族は文化人類学上、存在しない。
中国共産党の御都合主義が創造した、もしくはでっち上げた「架空の民族」である。夢想家だった孫文が最初に言い出した。
そもそも中国という国はない。国家として史上に実在しなかった。ならば歴代、シナ大陸に伸縮を繰り返しながら存在した権力実態とは王朝である。夏、殷、秦、漢、新、後漢、魏呉蜀、隋、唐、金、宋、明、元、清という独裁王朝であり、さしずめ現代は . . . 本文を読む